昨日のコメントで篠山市にある地名“安口(はだかす)”の説明有難う。
東の横綱が「匝瑳市」、西の横綱が「宍粟市」について調べてみました。
横浜のIN氏よりメールが入りました。曰く、
2016年10月5日11時26分 題:メリーランドのこと
日高節夫様
メリーか?メアリーか?
つまらないことで、お手数をかけてすみませんでした。
じつはメリーランド州のことを、メアリーランド州と現地に行くまで、思い込んでいたのは、「アメリカにおける秋山真之」(1969年、朝日新聞社)のせいでした。
この本は、島田謹二さんの著書で、「ロシアにおける広瀬武夫」(1961年刊)の姉妹版です。時は、日露戦争が始まる前のこと、山本権兵衛が、日本海軍の若い士官のなかから西欧の海軍視察に留学生を出すという物語です。作品の形は比較文学ですから、いわば現在残っている資料をフル活用して、あたかもその時代に呼吸しているような筆遣いで物語を進めていくものです。
留学生としてアメリカに派遣されたのが秋山真之、ロシアに派遣されたのが広瀬武夫、イギリスが財部彪、フランスが村上格一、ドイツが林三子雄、の5人。その中で広瀬武夫だけが卒業の時の成績がよくない。時の軍務局長・山本権兵衛が、広瀬の卒業席次64/80に派遣決定を躊躇するという描写があります。
もちろん秋山は文句なしのパスでしたが、その本のなかで、ワシントンからの展望を説明するところで、『メアリ-ランド州』となっていたのです。
「ロシアにおける広瀬武夫」いらい、島田謹二先生は、私の頭の中では誤りのない人になっていたものですから、「ベセスダは、メアリーランド州じゃあない、メリーランド州だよ」と注意される1989年まで、頭の中にこびりついていたわけ。
間もなく84歳の誕生日を迎える今でも、時々間違えるのは、若いときの勉学方法がいい加減だったせいだよね。
なんだか言い訳がましいが、思い込みが間違いを引きずっているというお話しです。
ノーベル賞発表の週間が始まって、東京工大は大騒ぎだろう。大学院のキャンパスは田園都市線の駅からは不便なところにあるが、国道246号では下りの線だけは左折で東工大大学院に入れる。
このキャンパスの丘ひとつ越えた隣に新しくできた 最新・最大の横浜市営の火葬場(斎場)があるが、母の葬儀の時はここがクリスマス休日で使えず、保土ヶ谷まで運んで行ったよ。
ノーベル賞を受賞なさった大先生がいらっしゃるのに、火葬場の話など持ち出してお許しあれ。この年齢になると、おれのときはどこで焼くかということを考えるようになったよ。
なにはともあれ、ご夫妻、どうぞお健やかにお過ごしあれ。少々の痛い部位は誰でもこの年齢になればあるものだよ。 IN
人間誰しも、歳取って老いてくれば死後を考えます。
廓兮已滅 慨焉已遐 廓(かく)として已に滅し 慨として已に遐(はる)かなり
不封不樹 日月遂過 封せず樹せず 日月遂に過ぐ
匪貴前譽 孰重後歌 前譽を貴ぶにあらず 孰か後歌を重んぜん
人生實難 死如之何 人生實に難し 死 之を如何せん
鳴呼哀哉 ああ哀しい哉
訳)空しくも身は既に滅び、遥かな昔を偲ぶと感慨深い、墓には盛り土もせず、目印の木も植えぬまま、時が過ぎてゆく、生前の名誉を求めぬ私だ、死後のことなどどうでもよい、人生とはむつかしいものだ、死んだからといってどうなるものでもない ああ、悲しいことだ (陶潜の自祭文より)
明日は塾友Sekiちゃんの父上の通夜です。享年83歳、この爺より一つ下、心筋梗塞で亡くなられた。
先だってはTY師の母上、HS女史の父上と最近塾友の父母の訃報が続く、いずれも爺と同世代で、思い出の深い人々です。
sechin@nethome.ne.jp です。
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