瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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 昨夕は、Sekiちゃんの父上の通夜でした。MN氏の一家が車で行くので同乗させてもらいました。沢山の塾友の方々が見えていました。日頃のSekiちゃんの付き合いによるものでしょう。心より父上のご冥福をお祈りいたします。

 横浜のIN氏から、メールが入りました。曰く、
2016年10月7日12時19分着信 題: ディエゴガルシア島(三度目の正直)
 日高節夫様
 今日はいい天気になりました。
 昨日は長い間、書く、書くと予告ばかりをしていた『ディエゴガルシア島』に手を染めたのに、家内から、携帯で駅まで迎えに来いという連絡があったために、書きかけのメール原稿を正しくない方法で一時保存をしてしまって、結局、それを復活できなくて、癇癪を起して「糞っ」と消してしまいました。
 一晩寝て、理由を思い出してみるのですが、原因がよくわからないので、もう一回改めて初めから書くことにします。
………………………………………
 『ディエゴガルシア島(消したり、書いたりの島物語)』(さしあたり副題を『鄭和はディエゴガルシアを知っていたか』とします。)
 初めは『ウイキペディア』の丸写しですから私の知識ではありません。
 ディエゴガルシア島

 面積     36㎢ 
 最高峰    25m
 所在海域   インド洋
 所属諸島   チャゴス諸島
 所属国・地域 イギリス領インド洋地域
 宗主国のイギリス政府によって、島全体がアメリカ合衆国に貸与されており、同国の海軍基地がある。インド洋にあるアメリカ軍最大の拠点であり、湾岸戦争やアフガニスタン攻撃、イラク戦争の際に、B52戦略爆撃機、B2ステルス爆撃機などが、ここから出撃した。アメリカの軍事戦略上の要衝。

 16世紀の初期にポルトガル人によって発見され、「ディエゴ・ガルシア島」と名付けられた。当時は無人島で、その後18世紀にフランス人が入植して黒人奴隷を使ってのココヤシ栽培とコブラ生産のプランテーション経営を始めた。
 1814年にイギリスが占領し、モーリシャスの一部として統治していたが、1965年にモーリシャスから分離され新たに画定された、イギリス領インド洋地域の一部となった。
 1966年、イギリスはアメリカ合衆国との間にこの島を50年間貸与する協定を結び、イギリス政府は巧妙な方法で、同島とその他の2島の住民の島からの追い出しを図り、1973年ごろには、最終的に島に残った住民たちをモーリシャスへ強制移住させた。移住を余儀なくされた住民が、イギリス政府を相手に同島への帰還と補償などを求めて訴訟を起こし、係争中(2004年現在)
 2016年12月30日、アメリカ合衆国による租借の期限を迎える。

 香港返還の時のイギリスと中国の関係ほどには緊張状態にはなるまいが、すんなりとアメリカがイギリスに返還するとも思えない。さりとて、イギリスは自前でこの島を守り通せるだろうか。現に、中国は、この島を目の敵にして、軍関係のメディアでは、数年前から「原潜で、この島の近くまで潜って行って、ミサイルでこの島にいる、アメリカの原潜をやっつけることができる」と大見得を切っている。
 『白髪三千丈』のオーバーな言い方をする中国人の軍関係メディアの書き方だから、喧嘩前に腕を振り上げてわめくのと同じだろうが、本音は出ていると思わないかい?
 その軍関係紙とは2015・11・05の『新浪網』(なんとなく防潜網をつくる業界みたいな感じだね)
 『わが原潜はインド洋の米軍基地を叩き潰す、米オハイオ級も餌食だ』 中国流脅しの表現を読んでみよう。
 2014年9月に、海賊対策のためにソマリア沖に派遣された駆逐艦とともに航行する093型原潜と見れれる写真を掲載してあって、インド海軍による公表の事実として中国の原潜は2013年7月までの数年間、インド洋に22回出没した。中国の原潜がインド洋に入っても、インドは今更パニックになる必要もない。インド洋に面するパキスタンとスリランカは、中国の友好国であり、通常動力の潜水艦はスリランカに寄港したこともあり、通常動力の潜水艦だけですでに一定の脅威になっているから。
 ディエゴガルシア島には、インド洋では唯一の米軍基地があるが、米軍の対中戦略ではグアム島だけでなく、ガルシア島を発進した戦略爆撃機がバングラディッシュ上空を通過して中国西南部を攻撃する選択もある。同方面は中国防空の弱点だ。中国は戦時において、米軍のディエゴガルシア島の能力を減じる計画が必要だ。
 


 中国がディエゴガルシア島を攻撃する場合、「標準的な方法としては、まず中距離弾道弾と潜水艦からの巡航ミサイル、遠方を飛ぶ戦略爆撃機から発射した巡航ミサイル、さらに戦略爆撃機を接近させての爆撃と、三段構えで攻撃する。
 ただし中国の爆撃機は内地の基地を飛び立ってから、この島の基地を攻撃するのは不適格で、中国国内からの弾道ミサイルは高コストで数量不足。理想的な戦術ではない。多くの原子力潜水艦を出動させるのが最も良い選択。米軍は2010年にオハイオ級原潜を、ディエゴガルシア島に配備した。この原潜の、1454発もの搭載発射できる巡航ミサイルは、インド洋で発射し。バングラディシュとミヤンマーの上空を通過させ、中国内陸部を攻撃できる。
 米海軍のオハイオ級原潜の搭載する武器は一般に対潜水艦用ではない。中国の093型原潜はインド洋の深海で米原潜オハイオを餌食にすることができる。
………………………………………
 主張は主張、勝手な図上作戦であるが、国防とはここまで考えるんだね。因みに、この島の位置は、インド大陸の最南端の岬、コモリン岬の南南西1805.8km(大圏コースを測るネット利用)。我が家のどんな地図にも、この島の正確な地点は出ていません。
 昨日、消えた君へのメールはおおむねこんな内容だったのです。
 いまから近くの国際プールに行って、銭湯代わりにシャワーで全身を洗ってひと泳ぎしたあと、マッサージで、痛みの出る右の足を中心に揉んでもらいます。君たちご夫妻のご健康が回復しますようにお祈りします。 IN


 


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