瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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 今日は日曜日。昨日・今日と淺草の象潟では植木市が立つ。最近は庭を持つ家屋は少なくなり、かつてのように大型の樹木は殆んど置いていない。市全体も年々小型化しているように思われる。本日は桜橋を渡り桜橋通りから水戸街道を北上。途中向島四丁目にある秋葉神社に立ち寄り、明治通りから白鬚橋を渡り帰宅した。隅田川の遊歩道の橋場テラス昇降口から見る東京スカイツリーの工事現場もクレーンの下の建物の骨組みが見えるようになった。今日の記録は8438歩、5.4㎞。
3854d13e.JPG 秋葉権現は古くから火難除け・火伏せの神として信仰の厚い神社で、祭神は迦具土神(かぐつちのかみ)。迦具土神は記紀神話における火の神で、古事記では、火之夜藝速男神(ほのやぎはやをのかみ)・火之炫毘古神(ほのかがびこのかみ)・火之迦具土神(ほのかぐつちのかみ;加具土命)と表記され、日本書紀では、軻遇突智(かぐつち)、火産霊(ほむすび)と表記されている。総社は静岡県周智郡春野町の秋葉山にあり、江戸界隈では本所と亀戸にあったという。亀戸の秋葉神社は墨田区向島四丁目に現存し、社殿は昭和41(1966)年に再建されたものという。
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afa65167.JPG 江戸名所図会の秋葉権現社ではこの付近を庵碕(イホサキ)と称しているが、秋葉神社縁起では五百崎(いほさき)の千代世の森と称してる。五百もの洲や浅瀬や崎がある地域の意で、潮が引けばたくさんの島が遠浅の海面から顔を出す、そういう地形であることが想像できる。
44d59a27.JPG 新編武蔵風土記稿によれば、この地はもと大河に接する地なれば浮地(うきち)の名であったのを現在(いま)の字の「請地(うけち)」としたとあり、中州だったとみえる請地村には秋葉大権現があり、遠州秋葉権現を正応年間(1288~93年)に勧請して稲荷と合祀されたとされている。ここにも「水神」が祀られていて秋葉権現と合祀され、三圍神社同様に江戸の発達で稲荷が表面化したものが現在の秋葉神社とみることもできるのである。

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