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 今日は文化の日、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ということで制定されていますが、この日は日本国憲法が公布された日でもあります。何気なく使っている文化の日ですが、1948年までは“明治節”といいました。明治という激動の時代を忘れないためにもということで、明治天皇の誕生日を祝日としていたのです。

 11月3日が初めて祝日になったのは、1873(明治6)年の天長節でした。その後、1911(明治44)年に天長節は一度廃止になりましたが、1927(昭和2)年に明治節という名前で復活しました。ところが、明治節は1947年に廃止となります。これは、第二次世界大戦後のGHQの意向によるものです。その翌年の1948年から、文化の日という祝日になったのです。
 爺が小学生だった頃、この日は四大節(四方拝、紀元節、天長節、明治節)の1つとされ、学校では式典があり、式日の朝には、儀式に参列するためだけに、生徒は晴着で登校しました。式の初めにご真影と教育勅語が、恭(うやうや)しく講堂に担ぎ込まれ、ご真影が開かれ、君が代の合唱後、校長先生によって教育勅語が厳かに読み上げられました。生徒たちは頭を垂れて静かに聞き入ったものです。生徒たちが下を向いているうちにこぼれて来た鼻水をすすりあげる音で、やや厳かさが損なわれることもありました。「アジアの東、日出処、聖の君の現れまして…」と明治節の歌を合唱して、校長先生の訓示があり、ご真影と教育勅語が持ち出され、式典は終わりました。
 https://www.youtube.com/watch?v=EHrdFZZIN50
 各学校には奉安殿があり、そこには天皇・皇后の写真(御真影)と教育勅語を納められていて、先生も生徒もその前を通る時はお辞儀をしなければなりませんでした。


 ウェブニュースより
 「明治の日」制定求め、自民議員ら国会内で集会 ―― 明治天皇の誕生日である11月3日を「明治の日」にしようと、祝日法改正運動を進める団体が1日、国会内で集会を開いた。明治維新から150年の節目にあたる2018年の実現に向け、超党派での国会議員連盟発足を目指しているが、国会議員の参加は14人で、うち自民党以外は2人にとどまった。
 この日の集会には約140人が参加。明治の日の実現を求める約63万8千筆の署名が自民党の古屋圭司選対委員長に手渡された。安倍晋三首相に近い古屋氏は「かつての『明治節』がGHQ(連合国軍総司令部)の指導で大きく変わることを強いられた。明治の時代こそ大切だったと全ての日本人が振り返る日にしたい」と決意を述べた。
 稲田朋美防衛相も「神武天皇の偉業に立ち戻り、日本のよき伝統を守りながら改革を進めるのが明治維新の精神だった。その精神を取り戻すべく、心を一つに頑張りたい」と語った。民進党からは鷲尾英一郎衆院議員が参加した。  (朝日新聞DIGITAL 20161120048分)



 「五箇条の御誓文こそ本来の憲法」 国会議員の主な発言 ―― 「明治の日」制定を求めて国会内で開かれた集会での古屋圭司、稲田朋美両氏以外の国会議員の主な発言は以下の通り。
 《青山繁晴参院議員(自民)》 西洋の憲法と、日本語の憲法は全く別物だ。私たちの憲法は古代の十七条の憲法に始まり、それが近代化されたのは明治憲法ではなく、本来は五箇条(かじょう)の御誓文。御誓文こそ、私たちの本来の憲法だ。「明治の日」が制定されれば、そういう根幹に立ち返ることを子どもたちに話すこともできるのではないか。
 《赤池誠章参院議員(自民)》 私は参院文教科学委員長を務めているが、48年前の「明治100年」には、頌歌(しょうか)として「のぞみあらたに」がつくられたと聞いている。2年後の「明治150年」に向けて、「のぞみあらたに」をともに歌って運動の広がりをつくっていくことも大事ではないか。今の立場を善用して、文部科学省に徹底的にこのことを伝え、明治の日に向けて国民運動をともに盛り上げたい。
 《高鳥修一衆院議員(自民)》 議員になる前から、「昭和の日」を実現する国民運動に参加していた。私の好きな歌に「あゝ肇国(ちょうこく)の雲青し」という一節がある。神武創業の原点にしっかり立脚した「明治の日」を実現していくことが、日本人の精神の独立につながると確認している。
 《鷲尾英一郎衆院議員(民進)》 思い起こせば毎年(この集会に)出席している。(明治の日が)なかなか結実しないことに焦燥感を持っている。民進党は1人で大変心細いが、民進党にも色々な考えがある。私は民社協会に所属しており、塚本(三郎・元民社党)委員長の後輩。思想的に後輩ということだ。今の民進がしっかりしないのも民社がしっかりしないからだと私は確信している。再来年に向けて、超党派の一員として私も尽力したい。  (朝日新聞DIGITAL 20161120050分)


 


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