ウェブニュースより
大相撲 夏場所3日目 平幕 琴ノ若 初日から大関戦で3連勝 ―― 大相撲夏場所は3日目、平幕の琴ノ若が大関 御嶽海に勝って、琴ノ若は初日から3日続けて大関に勝ちました。
中入り後の勝敗
▽荒篤山に翠富士は、翠富士が「寄り切り」で勝ちました。
○翠富士 立ち合いから一気にいって(左前まわしを)がっちり取り、絶対に離さないようにしようと思いました。(幕内に戻ってきて、取り口の進化は)特に相撲スタイルの変化はないですけど、体は大きくすることは意識しています。基本的に幕内の時は120キロ近い感じでしたけど、今は114キロ。増えないですね。(4日目以降に向けて)とりあえず一番、一番頑張ろうと思います
●荒篤山 立ち合いからまわしを取られてしまった。まだまだ始まったばかり。一番一番に集中したい
▽東龍に輝は、輝が「押し出し」。
○輝 落しっかり足を出して、前に体重をかけていこうと思いました。ブレずに自分の形でいけたのが良かった。(白星先行になったことには)しっかり1日一番やって、最後まで頑張ります
▽一山本に豊山は、一山本が「押し出し」。
○一山本 今日は自分をほめたいですね。いい相撲だったと思う。幕内で戦えるのはうれしい。より勝ちたい相手に勝ててよかった
●豊山 (対戦した一山本は)気持ちが入っていたのが目で見て分かった。落ち着いていこうと思ったんですが、逆にもうちょっとやっとけば良かったと後悔が残ります。毎場所(一山本と)2人で話していますけど、「お前には負けられないよ」と言われているんですよね。彼とやるときは絶対に負けないという思いでやっている。それが上回ったほうが勝つという意味では、今日は自分の気持ちで負けた。本来は余計な気持ちは土俵に持ち込んではいけないんですけど、同級生は他の人とは違う感情を持ってしまいます。(初黒星を喫したが)明日大事になると思うので、しっかり気持ちを作り直したい
▽千代大龍に王鵬は、王鵬が「突き落とし」。
○王鵬 (想像以上に対戦相手の千代大龍が強く踏み込んできて)立ち合いがやばいなと思ったんですけど、体が動いていたので良かったです。(白星先行について)体はすごく動く。調子は良いと思います
▽明生に佐田の海は、佐田の海が「寄り倒し」。
○佐田の海 攻めないと勝てないと分かっていた。先手が取れて攻めれたんで、流れは良かった。足の感覚がすごく良くて、土俵の砂をよくかんでいる。調子自体は悪くないんで、明日もしっかりやっていきます
▽碧山に妙義龍は、碧山が「小手投げ」で勝ちました。
○碧山 勝ってよかったです。先場所も立ち合いをずらされた。うまくいけてよかったです。相手のことも考えて、うまく相撲とれています
▽隠岐の海に千代翔馬は、千代翔馬が「下手投げ」。
○千代翔馬 (対戦した隠岐の海は)自分とやるときだけ両手で当たってきて体を起こされるんで、今日は自分から先手を取っていきました。そのまま持っていけるかなと思ったら相手が引いたので、自分が左を差したら先に上手を取られてやばいと思った。もし、そこで止まっていたら相手の相撲になっていた。止まらないのが良かった。(場所前は)関取衆とは稽古できなくて、幕下と稽古していた。体自体は悪くない
▽琴勝峰に錦木は、琴勝峰が「下手投げ」。
○琴勝峰 (土俵際での)残し方がダメ。怒られるやつですね。体を縮めて前傾姿勢で残さないといけない。けがにつながるので
●錦木 最後の詰めが甘かった。(対戦した琴勝峰は)柔らかいし、重たかったですし大変でした。最後はもうちょっと落ち着いてやれば良かったんですけど、相手の投げに乗ってしまった
▽栃ノ心に照強は、照強が「寄り切り」。
▽志摩ノ海に若元春は、若元春が「上手投げ」。
●志摩ノ海 先場所、四つで負けたんで。無理に出なくてもよかったかなと。体は動いている。あとは気持ちと自分の相撲をとりきれるか。流れとかは大丈夫。勝ちがついていないだけ
▽宇良に琴恵光は、宇良が「押し出し」で勝ちました。
○宇良 自分では分からないですね。15日間とっての結果ですから。1番よかったからといって(残り)全部負けたら仕方がない
▽宝富士に翔猿は、翔猿が「寄り切り」。
▽阿武咲に玉鷲は、玉鷲が「突き落とし」。
●阿武咲 押し切れなかった。勝たなければ意味ないです
▽豊昇龍に北勝富士は、豊昇龍が「突き落とし」。
○豊昇龍 思い切りいきました。何より勝ってよかったです
▽隆の勝に阿炎は、阿炎が「突き落とし」。
●隆の勝 勝ち急いでしまった。悔しいけど、しょうがないかなと。また明日からやっていきます
▽若隆景に遠藤は、若隆景が「上手出し投げ」で勝ちました。
○若隆景 下から相撲をとれたと思います。自分の相撲に集中して、1日一番、しっかり相撲をとるだけです
▽大栄翔に大関 正代は、大栄翔が「押し出し」。正代は3連敗です。
○大栄翔 (正代に4連勝)大関が相手なので自分は向かっていくだけ。ただ、自信にはなります
▽大関 御嶽海に琴ノ若は、琴ノ若が「突き落とし」で勝って、初日から大関戦3連勝です。
▽高安に大関 貴景勝は、高安が「押し倒し」。
○高安 (大関戦で今場所の初日)切り替えて前に出て勝てたのでよかった。体調もいいのでまた明日から頑張りたいです
▽横綱 照ノ富士に霧馬山は、照ノ富士が「切り返し」で2勝目を挙げました。
○照ノ富士 じっくりいけたと思う。まだ始まったばかり。できることはやれている
夏場所3日目は、3大関がすべて敗れました。
横綱 照ノ富士「できることはやれている」
▽28歳の一山本は同学年の豊山に勝って3連勝とし「きょうは自分をほめたい。いい相撲だった。学生のころは、向こうは僕なんかよりも全然強かった。大相撲に入ってからずっと勝ちたいと思っていたので、勝ててよかった。負けると寝つきが悪いので、きょうはぐっすり眠れる」とご満悦でした。
敗れた豊山は「彼と対戦するときは絶対に負けたくないという気持ちだったが、きょうは気持ちで負けた」と悔しさをにじませました。
▽35歳の碧山は、ほぼ同じ時期に初土俵を踏んだ妙義龍に勝って3連勝とし、「少しでも負けたくない気持ちはあるが、きょうは落ち着いて相撲が取れてよかった」と振り返りました。
▽若元春は逆転の上手投げで2勝目をあげ、幕内での対戦する相手について「強い、すごい人とやれるのは光栄だし楽しい」と笑顔を見せました。
▽37歳の玉鷲は阿武咲との激しい相撲を制して3連勝とし「前はだめだったので、今回はよかった。よく残って逆転した」と満足げでした。
▽関脇 若隆景は遠藤に勝って2勝目をあげ「下からよく攻められた。一日一番しっかり相撲を取るだけ」といつもどおり淡々と話していました。
▽小結 大栄翔は大関 正代を破って2勝目をあげ「思い切って前に攻めようと、連敗してはいけないという気持ちで相撲を取った。しっかり前に出る内容で、圧力もかけられたのでよかった」と振り返りました。
そのうえで、初日に横綱、3日目に大関を破ったここまでの取組を振り返り「スタートはいいが、場所は15日間なのでしっかり集中していきたい。前半よくて、後半だめだと意味がないので、最後までしっかりやりたい」と気を引き締めました。
初日から3連敗となった正代は、大栄翔には、これで4連敗となり「苦手意識があるかもしれない。最近、合い口もよくなくていいイメージがない」と元気なく応えました。
▽琴ノ若は大関 御嶽海との、物言いがつく相撲を制し「攻め込まれたので、土俵際ギリギリだったけど、なんとか残せてよかった」とほっとした様子でした。
初日から三大関を倒したことについて「うれしい。体が動いている。その日、その日で気持ちを作っている」と話したうえで、11日の横綱 照ノ富士戦に向けて「特別なことはなく、いつもどおり自分の相撲を貫ければいい」と集中していました。
▽高安は大関 貴景勝に勝って、今場所初白星に「前に出て勝ったのでよかった。内容がよかったのであしたにつながると思う。ファンの皆さんに喜んでもらえるようないい相撲を取りたい」と充実した様子でした。
▽横綱 照ノ富士は2勝目を挙げ「できることはやれているのでは。始まったばかりだから、残りも気合いを入れていきたい」と話し、11日の琴ノ若との一番に向け「落ち着いてやりたいなと思っている」と話していました。 (NHK WEB NEWS 2022年5月10日 21時03分)
sechin@nethome.ne.jp です。
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