前回「春の七草に関する難読漢字」の解答です。
1 芹 →セリ 2 薺 →ナズナ
3 御形 →オギョウ 4 繁縷 →ハコベ
5 仏の座 →ホトケのザ 6 菘 →スズナ
7 蘿蔔 →スズシロ
夏の七草Aに関する難読漢字の問題です。
昭和初期に勧修寺経雄が詠んだ和歌
涼しさは 1 葦 2 藺 3 沢瀉、 4 未草、
5 蓮 6 河骨、 7 鷺草の花
による夏の七草です。
※勧修寺経雄(かじゅうじ-つねお、1882~1936年)
明治-昭和時代前期の華族です。明治15年4月13日生まれ。宮内省の掌典、殿掌をつとめたのち貴族院議員となります。園芸研究家としても知られました。伯爵。昭和11年11月1日死去。55歳。東京高等農学校(現東京農大)卒。
1 葦 →本来の呼び名はアシでしたが、「悪し」に通じるため、言い換えられたものです。日本の在来植物で、『日本書紀』に著れる日本の別名「豊葦原千五百秋瑞穂国」とあるように、およそ平安時代までは「アシ」と呼ばれていたようです。
2 藺 →茎で畳やゴザをつくります。
3 沢瀉 →人の顔に似た葉を高く伸ばしている様子を指して「面高」とされたとも言われます。
4 未草 →未の刻 (午後2時) 頃に花が咲きます。
5 蓮 →花托の形状を蜂の巣に見立てます。
6 河骨 →底泥中を這う白い地下茎が骨のように見えます。
7 鷺草 →シラサギが翼を広げた様に似ています。
ウェブニュースより
「KAZUⅠ」の引き揚げに失敗なら…知床遊覧船・桂田精一社長の刑事責任は問えない可能性 ―― 北海道知床半島の沖合で事故を起こした観光船「KAZUⅠ」が、水深120メートルの海底で見つかった。
29日午前、海上自衛隊の掃海艇「いずしま」が、水中カメラで発見した。発見場所は、「KAZUⅠ」が「船首が浸水している」と救援要請していた「カシュニの滝」から沖合約1キロの海底。水深120メートルは、太陽光が届かない深さだ。
23日の事故発生から1週間。海上保安庁は、船体を引き揚げて事故原因を究明することになる。しかし、船の引き揚げには、時間がかかるとみられている。海上保安庁の潜水士が潜れる水深の限度は60メートル。現状がどうなっているのか、人の目による確認は難しそうだ。
一般的に船舶が沈没した場合、海上保安庁が所有者に引き揚げを命じ、民間のサルベージ船が委託を受けて引き揚げることが多い。引き揚げには多額のカネがかかる。ただし、船主の義務ではないという。
作業は天候に左右されやすい。作業前には、船体が海底の水圧にどの程度、耐えられるのか確認する必要もあるという。強度が弱いと作業の過程で破損する恐れがあるからだ。「KAZUⅠ」は、建造から約40年も経つ古い船のうえ、過去には事故を起こして修理もしている。引き揚げ作業は、相当慎重に行う必要がありそうだ。
海上保安庁は、業務上過失致死などの容疑で捜査を続けているが、「KAZUⅠ」の引き揚げが難航すると、捜査が行き詰まる恐れがあるという。運航会社「知床遊覧船」の桂田精一社長(58)の刑事責任を問うためには、事故原因の特定が不可欠だ。そのためには、船体を確認する必要があるという。
船体を検証できないと事故原因確定が困難に
東京地検検事の落合洋司弁護士が言う。
「今回、桂田社長を罪に問うとしたら、業務上過失致死罪になるでしょう。自動車事故ならば、運転手が対象になるので分かりやすい。しかし、船舶事故は、事故発生に対して、誰が注意義務を負うべき者だったのか、誰が注意義務を怠ったのか、認定するのは簡単ではありません。第一義的には船長に責任があります。果たして桂田社長が注意義務を負う者だったのかどうか。出航するのか出航しないのか、誰が決定権を握っていたのかがポイントになるでしょう。海が荒れると分かっていたのに出航にゴーサインを出した桂田社長の責任を問う声もありますが、これも罪に問うのはハードルが高い。天候を予測するのは困難だからです。山の天気が急変して遭難事故が起きた場合も、ガイドの責任を問うのは簡単ではありません。さらに、船体を海底から引き揚げられないと、船体を検証できず、事故の原因を確定することが難しくなるので、刑事責任を問うのは、もっと難しくなると思います。疑わしきは罰せずが、大原則ですからね」
事故の原因を確定するのも、かなり時間がかかるかも知れない。
■国のずさん検査も一因に?
北海道・知床沖の観光船沈没事故で、事故3日前の20日に受けた日本小型船舶検査機構の船舶検査の際、運航会社の知床遊覧船が故障した衛星電話の代わりに陸上との通信設備として携帯電話を申請し、機構側がこれを認めていたことがわかった。30日のNHKなどが報じた。
現場海域には携帯電話の電波が届かないエリアもあるというからあまりにズサンだ。
神戸大学大学院の若林伸和教授もNHKに「チェック機能が働かない国の検査にも問題がある」と指摘した。 (日刊ゲンダイ 公開日:2022/04/30 13:50 更新日:2022/04/30 13:50)
ウクライナ東部戦線膠着 米英当局「ロシア進軍に遅れ」 ―― ロシア軍が戦力を集中させるウクライナ東部ドンバス地方の戦線が膠着状態になりつつある。29~30日、米英の国防当局はウクライナ軍の抵抗に加えて運用や士気低下の問題などを抱え、ロシア軍の進軍が遅れているとの見方を示した。一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は停戦協議を打ち切る可能性を示唆した。
米国防総省高官は29日、ドンバス地方の戦闘について「ウクライナの強固な抵抗に直面し、予定より遅れている」と述べた。首都キーウ(キエフ)の制圧に失敗した教訓を踏まえ、慎重に作戦を進めているとの認識も示した。
米政府はロシアが東部地域で北、東、南の3方向から支配地域の拡大をめざしていると分析している。南東部の要衝でロシア側がほぼ掌握したマリウポリに投入していた部隊を北と北西に向かわせているとみる。
同高官は記者団に対し「進軍はゆっくりで決定的なものではない」と強調した。ロシア軍が精密誘導弾の補充に課題を抱えていることも指摘した。兵器生産能力の問題に加え、経済制裁でハイテク部品の調達に支障が生じているもようだ。
英国防省は30日、ウクライナ北東部での失敗でロシア軍が部隊の再配置を強いられ、士気の低下に苦しんでいると指摘した。「部隊の練度不足や一貫性に欠ける航空支援」によって投入した兵力が十分な戦闘力を発揮できていないと指摘した。
ウクライナ軍参謀本部は30日、「ロシア軍の攻撃は成功しておらず、戦闘は続いている」と述べた。鉄道施設があるドネツク州ライマンなど3地域へのロシア軍の攻略の試みを食い止めたという。
ロシア国防省は30日未明にかけて司令拠点や武器弾薬庫などウクライナの389の拠点を攻撃したと発表した。ウクライナと接するロシア・ブリャンスク州の知事は30日、ウクライナ軍機の侵入を阻止したと表明した。石油の備蓄設備とその周辺に砲撃があり、物流施設の一部が損害を受けたという。
両国の停戦協議は難航している。
ウクライナのゼレンスキー大統領は29日、首都キーウ近郊などでのロシア軍の残虐行為と国民の激しい報復感情に触れ「このような時に話をするのは難しい」と述べ、協議打ち切りのリスクが高いとの認識を示した。
ロシアのラブロフ外相は中国国営の新華社通信が30日報じたインタビューで、停戦協議について対ロ制裁の解除が議題の一つだとも表明した。
ラブロフ氏は停戦交渉を巡り「協議の議題には(ウクライナの)非ナチ化、地政学上の新たな現実の承認、制裁の解除、ロシア語の地位などが含まれる」と主張した。「容易ではないが、交渉継続に賛成だ」と述べたものの、制裁解除など一連の難題を突きつけることで停戦協議に後ろ向きな姿勢を改めて示した。 【日本經濟新聞 2022年4月30日 23:58】
sechin@nethome.ne.jp です。
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