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冬の七草(観賞用)・寒菊
・菊(きく)科。
・学名 Chrysanthemum morifolium(クリュサンテムム・モリフォリウム)
   Chrysanthemum : キク属
   morifolium : クワ属(Morus)のような葉の
 Chrysanthemumは、ギリシャ語の「chrysos(黄金色)+anthemon(花)」が語源です。
 
・開花時期は、1020 1220頃。
・東洋で最も古くからある鑑賞植物のようです。平安時代に中国から渡来、改良が重ねられ多くの品種があります。
 園芸品種としては「スプレーマム」や「ポットマム」などがよく知られます(「マム」=「菊」、とのこと)。
 「小菊」「スプレーマム」「ポットマム」の区別がよくわかりません。「スプレーマム」や「ポットマム」の名前の看板がついているものはその名前を、路地ものなどで看板のないものは「小菊」と表示したケースがあります。どれもきれいな、菊の花です。
 
・「きく」は漢名の「菊」を音読みしたもの。また、「菊」の漢字は、散らばった米を1ヶ所に集める、の意で、菊の花弁を米に見立てたものです。
 漢名の「菊」は “究極、最終” を意味し、一年の一番終わりに咲くことから名づけられたといいます。
 
・大輪の菊は、菊花展でよく見かけます。11月の上、中旬頃が見頃です。
 菊花展で見られるのは「厚物(あつもの)→ 大輪もの」と
           
「管物(くだもの)→ 細い花びら」とに分けられます。
 
・中国では菊は不老長寿の薬効があるとされ、陰暦の9月9日(重陽の節句)の日には、菊酒を飲み長寿の祈願をしました。
 これがしだいに日本にも伝わり、菊の花を酒に浮かべて飲み花を鑑賞する「重陽の宴」が催されるようになりました。
 のちに菊は皇室の紋章になり、日本の国花になったのです。(日本の国花は、この菊と桜の2つ)

 また、重陽の節句の日には、菊の花に綿をかぶせて、その夜露と香りを綿にうつしとり、その綿を肌にあてて若返りを図る、「菊の被綿(きくのきせわた)」の行事も行われていました。
 
・中国の「四君子(竹、梅、菊、蘭)」の一つで、水墨画の画材にもよく使われています。
 
・花の盛りは11月だが、冬になっても「残菊、晩菊」というサブネームで咲き続けます。これらはだいたい小菊のことだが、野性味の濃い小菊は寒さには強いのです。
 これらは冬になっても咲いているので「冬菊」とも、寒気の中で咲いているので「寒菊」とも呼びます。
 しかし、年を越える頃には枯れてしまいます。→ 「枯れ菊」になります。

ウェブニュースより
 
下船女性が感染、肺炎に 栃木県発表 クルーズ船、公共交通で帰宅 ―― 栃木県は二十二日、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から下船した県在住の六十代の無職女性一人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。女性は肺炎を発症している。クルーズ船で陰性とされ、下船した乗客の感染が確認されたのは初めて。
 
 
県によると、女性は七十代の夫と、二月十九日に下船し、公共交通機関で、県内の自宅へ帰宅した。二十一日に三八・七度の発熱があり、二十二日に県内の県南健康福祉センターに相談。県内の医療機関を受診し、ウイルス検査で陽性と判明した。
 
女性は下船前の十四日に検体を提出、十五日に陰性とされたという。十九日の下船後、自宅最寄りの駅から自宅へは友人が運転する車で移動した。その日のうちに買い物にも出掛けていた。この間、移動中も含めてマスクをしていたという。
 
女性は発熱はあるが、せきなどの症状はないという。同県内の感染者は初めてで、県は女性を県内の指定医療機関に入院させる措置をとるとしている。下船した同県在住者は、女性を含めて七人で、ほかの六人に症状は確認されていない。
◆政府「安全」説明崩れる
 
<解説>潜伏期間を過ぎたとして、政府が「安全性」にお墨付きを与えたクルーズ船の下船者から初めてウイルスが検出され、政府説明の信ぴょう性は崩れた。
 
政府は新型コロナウイルスの潜伏期間を踏まえ、十四日間、乗客を船内にとどめる措置を取ってきた。起算日は今月五日で、検査で陰性だった乗客の下船を十九日から始めた。船内で集団感染が起きていたのに、隔離期間を見直さず帰宅させたことの是非を問われた厚生労働省は「なるべく個室にいてもらい、手すりなど共用部分の掃除をするなど感染防止措置は取られてきた。五日以降に感染が広がったとは考えにくい」と強調してきた。
 
だが、栃木県の女性が潜伏期間を過ぎてから発症したことで、船内の感染防止措置が取られてからも感染が広がっていた可能性が強まった。
 
他国の多くは下船日を起算日とし、陸上の施設で十四日間隔離する措置を取っている。だが、日本政府は船内隔離後の感染の可能性を頑なに否定。感染防止措置は有効だったとして、公共交通機関で帰らせた。
 
外国でも下船前の日本の検査で陰性とされながら、自国での検査で陽性となるケースも報告され始めた。
 
この日は、下船者二十三人に健康観察期間中のウイルス検査をしていなかったミスも発覚し、加藤勝信厚労相が謝罪。船内で事務作業などをした厚労省職員らの感染が相次ぎ、職員らの検査も決めた。新型コロナウイルスを巡る日本の対応は、どこまでずさんなのか。国内外から向けられつつある疑念を晴らすのは簡単でない。   (東京新聞 2020223日 朝刊)


 

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