春の七草・芹
・芹(せり)科。
・学名 Oenanthe javanica
Oenanthe : セリ属 javanica : ジャワ島の
Oenanthe(オエナンサ)は、ギリシャ語の「oinos(酒)+ anthos(花)」が語源です。
・田んぼや川べり、湿地に自生します。
・1ヶ所に「せり」(競)合って生えることから「せり」とよばれるといいます。
・春の七草のひとつで、食べられます。
・食の味を味わうのは主に春ですが、花は夏に咲きます。白い小さな花が多数集まります。
・薬効 食欲増進、保温など
・薬用部位 全草
・春の七草の内、万葉集に記載のあるものは『芹』だけです。
「あかねさす 昼は田たびて ぬばたまの
夜の暇(いとま)に 摘(つ)める芹子(せり)これ」
葛城 王(かずらきの おおきみ)
「丈夫(ますらを)と 思へるものを 大刀(たち)佩(は)きて
かにはの田井(たい)に 世理(せり)ぞ摘みける」
薩の妙観の命婦(さつのみょうかんのみょうふ)
ウェブニュースより
突然の休校要請に衝撃走る「仕方ない」「仕事休めない」 ――新型コロナウイルスの感染拡大で、全国の小中高校が3月2日から春休みまで臨時休校する見通しになった。安倍晋三首相が27日に突然表明した臨時休校の要請に、教育現場や保護者らの間に衝撃が走った。「子どもを守るためにはやむをえない」と理解を示す声の一方で、働く親らは「急に仕事を休めない……」と困惑している。
「長い春休みをどう過ごしたらいいのか」。小学生の長男(7)がいる東京都内の主婦(40)は「感染を広げないためにやむを得ない」と理解しつつも「子どもを全く外出させないわけにいかない。いつもは近くの公園で遊ばせているが、子どもが殺到すれば休校の意味がなくなる」と話す。
福岡県糸島市のパート女性(40)は「これだけ世界的に広がっているので妥当な対応だと思うが、もう少し早く決めてほしかった」と漏らす。高校2年と中学2年の子どもがおり、来春の受験に向けて3月上旬の学内講習を申し込んだばかり。「子どもたちも戸惑っている。今は仕方ないが、休みになった分の学習をどこで取り戻すかも検討してほしい」と語った。
一方、佐賀市のNPO法人で働く40代女性は「子どもが重症化するリスクがどの程度あるのかの情報がなく、一斉休校までする必要があるのか」と戸惑う。2人の子どもは小学校低学年。「仕事を休んで一緒に過ごすしかない。外出もためらわれるし子どものストレスが心配だ」と話した。
「感染拡大で仕事が忙しくなりそうな時に、どうしたらいいのか」と頭を抱えるのは東京都中央区の看護師で共働きの女性(45)。「連日1日独りで留守番させるのは不安だし無理」とため息をつく。遠方に住む両親には持病があり、感染が広がるなか新幹線や飛行機で東京まで来てもらうのも難しい。「家庭にどれだけの影響が出るのか、政府は分かっているのだろうか」と憤った。
地方には在宅勤務の制度がない中小企業も多い。小学2年の子どもを持つ福岡市の女性会社員(30)は「日中子どもが一人になってしまう。急に言われても預け先がない」と不安を口にし「休校期間中だけでも柔軟な働き方ができるよう上司に相談したい」と語った。
小学3年の子どもを持つ大分市の女性会社員(45)は「まだ県内で感染者が出ていないので、正直『なんで?』と思った。共働きなので仕事をどうするか、これから夫と相談しないといけない」と驚く。「在宅勤務の制度もないし、職員も少なく休めない。国はもっと働く親のことを考えてほしい」と注文した。
臨時休校の要請について、国際医療福祉大の和田耕治教授は「感染が広がりつつあるのは北海道など一部地域に限定されている。現段階で感染が広がっていない地域も含めて全国一律の対応をするならばその根拠について示す必要がある」と指摘。「このウイルスの流行はしばらく続く。4月にいったん収まったとしても再び海外からの流入も含めて散発的な流行は続き得る。社会への影響が大きいカードはタイミングをよく考えて切らなければならない」と話している。 (日本経済新聞 2020/2/27 22:24)
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