瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
昨日のブログで述べたApolloniusの問題のViete(ビエト)の解法とは異なるが、Pappus〔パップス、4世紀頃活躍した、Alexandria生まれのエジプトの数学者〕によって与えられた左の補題を用いて、Apolloniusの解と思われるものを復元することができる。これは古代の解析と総合の典型的な例として興味がある。
半径r₁、r₂、r₃の3定円O₁、O₂、O₃に接する円Oがあったとして、それらの接点をP、Q、Rとする。
O、Q、O₂;O、R、O₃は、それぞれ1直線上にある。QRと円O₃の第2の交点をSとする。
以下、左図を参照
よって、Dは定点である。円O₃について考えてみると、三角形RTSはこれに内接する三角形で、RS、RT、STはそれぞれ定点C₁、C₂、Dを通り、これらは1直線上にある。したがってPappusの補題によって、この三角形は作図でき、したがって円Oも作図できる。
半径r₁、r₂、r₃の3定円O₁、O₂、O₃に接する円Oがあったとして、それらの接点をP、Q、Rとする。
O、Q、O₂;O、R、O₃は、それぞれ1直線上にある。QRと円O₃の第2の交点をSとする。
以下、左図を参照
よって、Dは定点である。円O₃について考えてみると、三角形RTSはこれに内接する三角形で、RS、RT、STはそれぞれ定点C₁、C₂、Dを通り、これらは1直線上にある。したがってPappusの補題によって、この三角形は作図でき、したがって円Oも作図できる。
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