瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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 昨日は徘徊に出掛けるのも忘れて、午前中も午後もテレビの国会中継に見とれていた。
 各党代表質問で鳩山由紀夫首相の答弁に押された自民党は、2日の衆院予算委員会を今国会最大の山場と位置付け、質問者に大島理森幹事長らベテラン議員を配した。民主党政権のアキレスけんである米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を追及し、首相から「県民の理解を頂ける結論を出さなければならない」との答弁を引き出すなど、政権の選択肢をさらに縛って追い込むことには成功した。それでも、焦点と目された、首相が抱える偽装献金問題への追及は鈍く、自民党の存在感を示すまでには至らなかった。(以下略)
 政権交代後初となった2日の衆院予算委員会は、委員会室の光景もこれまでとは様変わりした。政治主導を掲げる通り、今まで官僚が控えていた席には副大臣・政務官が陣取り、官僚の答弁は一度もなし。自公政権ではほとんど見られなかった、政務官を名指しした質問もあった。
0c58ff56.JPG 自公政権では委員会審議の際、委員長が「政府参考人」として答弁を認める官僚の名前をズラリ並べ、委員に諮る手続きがあった。しかし、この日の予算委はいきなり質疑から始まった。
 副大臣・政務官は従来、予算委にほとんど姿を見せなかったが、同日は各省の十数人が常時待機し、閣僚の補佐に駆けつけられる態勢を取った。
 政務官に質問したのは自民党の町村信孝予算委筆頭理事。長島昭久防衛政務官がインド洋の給油活動に関し、国会の事前承認を条件に継続する案を過去に表明したことを突いて閣内の混乱を狙ったが、長島氏は「日本にふさわしい方法を検討していく」との答弁でかわした。
 委員会室後方で拍手やヤジを送る委員以外の「声援要員」は、143人の新人議員を抱える民主党が自民党を圧倒。鳩山由紀夫首相の答弁が終わるたびに、委員会室には拍手がわき起こった。(以下略)――毎日j pより

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99e15fd6.jpg 昨夜は雨であったが、今朝は快晴、日本晴れであるが、北風が冷たい。朝食後、件(くだん)のように東白鬚公園から水神大橋を渡り、汐入公園内のさくら橋を渡って、隅田川沿いに南下して帰宅した。万歩計は10300歩、6.6kmを記録している。
c7cce8ae.jpg 町並みに街路樹として植えてある銀杏も色づき、秋の日を受けて黄金色に輝いている。早やもう11月、お酉様が終るころにはこの銀杏の樹々も丸裸になる。
 徒然草七段: あだし野の露消ゆる時なく、鳥部山の煙立ちさらでのみ住み果つる習ひならば、いかに、物の哀れもなからん。世は定めなきこそいみじけれ。/命あるものを見るに、人ばかり久しきはなし。かげろふの夕を待ち、夏の蝉の春秋を知らぬもあるぞかし。つくづくと一年(ひととせ)を暮らす程だにも、こよなうのどけしや。飽かず、惜しと思はば、千年(ちとせ)を過すとも、一夜の夢の心地こそせめ。住みはてぬ世に、醜きすがたを待ちえて、何かはせん。命長ければ辱(はじ)多し。長くとも四十(よそぢ)に足らぬほどにて死なんこそ、目安かるべけれ。/そのほど過ぎぬれば、かたちを恥づる心もなく、人に出(い)でまじらはん事を思ひ、夕(ゆふべ)の日に子孫を愛して、榮行(さかゆ)く末を見んまでの命をあらまし、ひたすら世を貪る心のみ深く、物のあはれも知らずなり行くなん、浅ましき。《訳:あだし野の墓地のつゆは消えることはなく、鳥部山の火葬から無情に昇っていく煙のようにこの地に留まっているのならば、感慨深さも失ってしまう。この世は、先は知れないからこそ美しいのだ。/命あるもの見てみよう、人ほど長く生きる生命はない。かげろうは夕刻にならずに死に、夏の蝉は春秋を知ることはできない。春夏秋冬を味わえる人間は、こんなに穏やかに暮らせるのだ。それなのに満ち足りぬ気分で暮らしているならば、千年もの年月を過ごしたとしても、一夜の夢であるような心地となる。この世は永劫に住めない、老いによって醜い姿へと変貌する。命長ければ屈辱多し。長くても、四十にならずに死ぬことを目安にしたい。/その年過ぎ去ると、うわべを恥らう心を失い、大衆の宴に酔うことを想い、沈没する夕日である身で子孫を愛して末広がっていく美景を見るまでの命を願い、ひたすらこの世に執着する邪心のみを深めていき、美の観念を忘れた抜け殻でしかない醜態のみがここにある。》
 荘子天地篇に曰く、「尭(ぎょう)、華(か)に観(あそ)ぶ。華(か)の封人(ほうじん)曰(い)わく、嘻(ああ)、聖人(せいじん)なり。請(こ)う、聖人(せいじん)を祝(しゅく)し、聖人(せいじん)をして寿(いのちなが)からしめん、と。尭(ぎょう)曰(い)わく、辞(じ)す、と。聖人(せいじん)をして富(と)ましめん、と。尭(ぎょう)曰(い)わく、辞(じ)す、と。聖人(せいじん)をして男子(だんし)多(おお)からしめん、と。尭(ぎょう)曰(い)わく、辞(じ)す、と。/封人(ほうじん)曰(い)わく、寿(じゅ)と富(とみ)と男子(だんし)多(おお)きとは、人(ひと)の欲(ほっ)する所(ところ)なり。女(なんじ)独(ひと)り欲(ほっ)せざるとは何(なん)ぞや、と。/尭(ぎょう)曰(い)わく、男子(だんし)多(おお)ければ則(すなわ)ち懼(おそ)れ多(おお)く、富(と)めば則(すなわ)ち事(こと)多(おお)く、寿(いのちなが)ければ則(すなわ)ち辱(はじ)多(おお)し。是(こ)の三者(さんしゃ)は徳(とく)を養(やしな)う所以(ゆえん)に非(あら)ざるなり。故(ゆえ)に辞(じ)す、と。《訳:尭が華と云う土地に遊びに出掛けたとき、そこの封人(さきもり・国境役人)が話しかけた。「ああ、聖人ですね。どうか聖人を祝福させてください。聖人が長生きでありますように」尭は「おことわりします」と答えた。「聖人が金持ちでありますように」尭は「お断りします」と答えた。「聖人に男の子が沢山ありますように」尭は「おことわりします」と答えた。封人は言った。「長生きと金持ちと、そして男の子を沢山持つことは誰もが望むところです。あなただけがそれを望まないのは、どうしてですか」尭は答えた。「男の子をたくさん持つと心配が多く、金持ちになると面倒なことが多く、長生きをすると辱(はずかし)めを受けることが多い。この三つの事は本来の徳(もちまえ)を養うためのものではありません。だから、お断りしたのです」》」

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目高 拙痴无
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1932/02/04
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くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
 sechin@nethome.ne.jp です。


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