今朝も桜橋~蔵前橋間を一回りして帰宅しました。途中スーパームーンが見られるということで楽しみにしていましたが、生憎雲の合間に時々見えるという状態で、カメラを向けても旨く撮影できませんでした。
ウェブニュースより、
「スーパームーン」くっきり 地球に接近、満月の時期と重なる ―― 月が最も地球に近づいて、満月の時期と重なる「スーパームーン」が28日、世界各地で観測され、国内でも普段よりも一回り大きな月がくっきりと姿を現した。
東京スカイツリー(東京・墨田)周辺では、午後6時ごろから東の夜空にスーパームーンが浮かんだ。同区の男子高校生(17)は「赤みがかった大きな月がとてもきれいだ」と笑顔で語った。/国立天文台によると、月は楕円の軌道で地球の周りを回っている。28日夜の満月は今年最も小さかった3月6日と比べ直径が1.14倍に見え、明るさは3割ほど増した。 (日本経済新聞 2015/9/28 19:42)
ある日、Peirithoos〈ペイトリオス、テーセウスの盟友〉はAthēnai(アテーナイ)の牛の群れを奪おうと、Marathṓn(マラトン)の丘に侵入します。すぐ防衛に駆けつけたThēseus(テーセウス)を見た瞬間、ペイトリオスはその姿に敬服してしまいます。ペイトリオスが「私が悪かった。どんな刑罰をも受けよう」というと、「君の友情をくれ!」テーセウスは即答します。以後二人は盟友となったのです。
Phaidrā(パイドラー、テーセウスの妻)の死と同じ頃、ペイリトオスも妻Hippodameia(ヒッポダメイア)を亡くしていました。二人は大神Zeus(ゼウス)の娘を妻にしようと相談しました。テーセウスは幼いHelenē(ヘレネー、Īlios〈イーリオス〉の王子Paris〈パリス〉に攫われ、Troia〈トロイア〉戦争の原因となった)を選び、ペイトリオスはなんと冥界の女王Persephonē〈ペルセポネー〉を選びました。
二人はSpártā(スパルタ)にいたヘレネーを攫い、アテーナイまで連れて帰ることに成功。いずれスパルタがヘレネー捜索に動きだすので、戦争を避けたいテーセウスは、ヘレネーを母Aithrā(アイトラー)にゆだね、アテーナイから離れた場所に隠しました。
その後、テーセウスとペイトリオスは冥界へおりていき、ペルセポネーの夫で冥界の王Hādēs(ハーデース)にその目的を話してしまいます。内心呆れはてたハーデースは、二人に椅子に座るよう勧めました。この椅子は「忘却の椅子」と呼ばれ、座ると身動きできなくなり、記憶をも失ってしまいます。ぼ〜っとした二人は、そのまま冥界に捕われれの身となったしまいます。
やがて、Hēraklēs(ヘ-ラクレ-ス、ギリシア神話の半神半人の英雄)が、「Kerberos(ケルベロス、冥界の番犬)の試練」で冥界にやってきた時、テーセウスだけは助けられましたが、ペイトリオスは助けだされず、その運命のままにゆだねられました。
テーセウス達が冥界にいる間に、ヘレネーは発見されスパルタに連れ戻され、アテーナイの王位も奪われてしまいました。彼はSkyros(スキューロス)島の王Lukomēdēs(リュコメーデースのもとに身を寄せましたが、テーセウスが自国の民や臣下の人気を獲得し、彼の王座を奪うことを畏れてテーセウスを裏切り殺しました。テーセウスに友誼を示しつつ、彼を誘って崖の頂きまで行き、そこよりテーセウスを突き落として殺したとされます。Apollodoros(アポロドーロス、古代ローマ時代のギリシャの著作家で、1世紀から2世紀頃の人物と推定されていいます。『Biblioteke〈ビブリオテーケー、ギリシア神話〉』の編纂者)は、崖とは述べず、深い穴に突き落として殺害したと記しています。また別の説では、テーセウスは殺されたのではなく、食後の散歩の途中、誤って崖から落ちて死んだとされます。
後年、アテーナイの将軍Kimōn(キモーン)はテーセウスの遺骸を発見すると、アテーナイに連れて帰り、テーセウスは彼のために建てられた社に納められることになりました。
sechin@nethome.ne.jp です。
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