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 水門会の友人で、千葉県在住のFY氏より葉書を頂きました。中に自作の篆刻が押されていました。

 葉書にあるように、明治43年の盛夏、漱石は保養先の修善寺で胃潰瘍の悪化から血を吐いて人事不省に陥りも辛くも生還しえた悦びをかみしめつつこの大患前後の体験と思索を記録した随筆「思い出す事など」のなかにある詩の一節です。
 漱石の随筆「思い出す事など」は、<修善寺の大患>と呼ばれる30分間の死を前後を描き、俳句、漢詩などを、文中または文末に配置した、生死の境から戻ってきて、漢詩に「風流」という独自の世界を、見出して行った作品だと言われています。篆刻の一節を含む詩について調べてみました。

 FY氏にメールしてみましたが、拒否の表示がありましたので、そのままをFaxしました。曰く
 お葉書有難うございます。/お元気で趣味に没頭されているようで何よりです。/早速私奴のブログに掲載させていただきました。/私は一昨年2月に胃癌のため胃の一部切除手術を受けて以来、その後の経過もはかばかしくなく隅田川の花見もここ3年ばかり企画できず、皆さんにも無沙汰を続けている次第です。昨年の1月には、女房が脊椎圧迫骨折のため、家事万端を引き受ける羽目になり、水門会にもすっかり足が遠のいている次第です。/それでも、少し朝早く起きてブログだけは続けていますので、私奴の近況はどうぞそちらの方でご推察下さい。


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