瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
今朝のニュースは鳩山首相の偽装献金記者会見で賑わっていた。ウェブニュースから、
【偽装の源流】献金わずか10人、政界の「金持ち」ゆえの困窮 ―― 「なんで私が知っている顔しかいないんだ」/十数年前に開かれた政治資金パーティー「鳩山由紀夫サイエンス・フォーラム」での出来事だった。出席した政界関係者の証言によると、後に首相となる衆院議員の鳩山由紀夫はパーティーが終わると、公設秘書の勝場啓二と、政策秘書の芳賀大輔に向かって厳しい口調でこう言った。/政治家の政治資金は、主に個人や企業・団体からの献金と、政治資金パーティーの収入からなる。パーティー券は秘書が中心となって売りさばく。ある国会議員秘書は「民間企業の営業みたいなもので、継続購入のお願いと新規開拓のため、一軒一軒歩いて回らないといけない」と話す。/新規開拓の成果はパーティーにどれだけ「新顔」が来ているかで一目瞭(りよう)然(ぜん)だ。ところが、十数年前のパーティーでは…。鳩山は勝場らの“営業成績”の悪さをとがめたのだった。/鳩山側の弁護士、五百蔵(いおろい)洋一は勝場について「昔は売り上げが良かったが、売り上げが下がったセールスマン」と表現したが、勝場は昔から資金集めに苦労していた。/別の自民党議員秘書は、鳩山が「パーティー券がまったく売れない」とこぼしているのを何度か耳にしたことがあるという。/ 集まらなかったのはパーティー収入だけでなく、個人献金も同じだった。/6月に資金管理団体「友愛政経懇話会」の偽装献金が発覚し、鳩山側が政治資金収支報告書を訂正した結果、実際に献金していた人は鳩山本人や親族、秘書ら「身内」を除くと、わずか10人程度だった。/曾祖父の和夫は衆院議長、祖父の一郎は首相、父の威一郎は外相と名門の血統を誇る鳩山だが、献金実態を見ると「国民の支持」は“幻”だったのだ。
勝場は鳩山事務所に入る前は大手不動産会社の社員だった。当時、会社が父、鳩山威一郎を支援していたことから、勝場は昭和55年の威一郎の参院選で事務担当として派遣される。これが鳩山家との接点とされる。/61年に鳩山が衆院選に初出馬した際にも選挙を手伝う。これは、威一郎の選挙での勝場のまじめな仕事ぶりを鳩山の母、安子が高く評価したからだといわれている。鳩山が初当選を果たすと会社を退社し、鳩山の秘書となった。/芳賀も威一郎時代から鳩山家とかかわりを持つ。北海道で生コン会社を経営する父が威一郎の支援者だったことから、威一郎の選挙を手伝い、勝場と一緒に鳩山の秘書になった。/「2人とも有能な秘書だが、勝場さんは真面目で酒も飲まずに黙々と仕事をこなすタイプ。芳賀さんは社交的で派手に飲み歩く。20年以上仕えている秘書は2人を含めて3人だけで、鳩山さんの信頼も絶大だった」(鳩山家関係者)/勝場は、鳩山が平成5年に自民党を割って出て新党さきがけを結成した際には、さきがけの事務局長に就任。8年の民主党結党の際には党の経理トップになったほどで、鳩山家関係者は「鳩山さんの表も裏も知る金庫番だった」と語る。/ただ、勝場を知る多くの秘書仲間が口をそろえるのは「あんなまじめな男がなぜ、偽装献金なんかをしたのか」という疑問だ。
「おれたちのころは、業界団体に電話すれば、パーティー券は簡単にさばけた。業界団体が加盟社に割り振ってくれるから、パー券を段ボールでまとめて送るだけで済んだんだよ」/勝場が国会議員秘書としての薫陶を受けたとされる威一郎の元秘書は、パーティー券がさばけず苦労していた鳩山事務所関係者にこう明かして笑ったという。/鳩山家関係者によると、威一郎の現職時代は、元大蔵事務次官という経歴もあって、多くの業界団体や企業などから手厚い支援を受け、資金集めに苦労することはなかった。/だが、鳩山はそうではなかった。すでに実弟の邦夫が政界入りしており、野党に転じたこともあって企業からの資金集めは容易ではなかったという。/それでも2千万円以上の企業・団体献金を集めていたが、追い打ちをかけるように12年からは資金管理団体への企業・団体献金が禁止され、個人献金に頼らざるをえなくなった。/しかし個人献金も集まらない。その最大の理由は、鳩山がいまだに90億円もの総資産を持つ政界随一の資産家であるということだった。「なぜ金持ちに献金しないといけないのか」。こういった声が資金集めの大きな「壁」となった。/資金集めがままならない勝場が頼ったのが、鳩山家の莫大(ばくだい)な資産を管理する「六幸商会」(東京都港区)だった。
政界随一の資産家といわれる鳩山の資金管理を一手に任されていた勝場が、偽装献金に手を染めた背景には何があったのか。政治家・鳩山のルーツをたどりながら考察する。(敬称略) (産経ニュース、2009.12.25 01:17)
【偽装の源流】献金わずか10人、政界の「金持ち」ゆえの困窮 ―― 「なんで私が知っている顔しかいないんだ」/十数年前に開かれた政治資金パーティー「鳩山由紀夫サイエンス・フォーラム」での出来事だった。出席した政界関係者の証言によると、後に首相となる衆院議員の鳩山由紀夫はパーティーが終わると、公設秘書の勝場啓二と、政策秘書の芳賀大輔に向かって厳しい口調でこう言った。/政治家の政治資金は、主に個人や企業・団体からの献金と、政治資金パーティーの収入からなる。パーティー券は秘書が中心となって売りさばく。ある国会議員秘書は「民間企業の営業みたいなもので、継続購入のお願いと新規開拓のため、一軒一軒歩いて回らないといけない」と話す。/新規開拓の成果はパーティーにどれだけ「新顔」が来ているかで一目瞭(りよう)然(ぜん)だ。ところが、十数年前のパーティーでは…。鳩山は勝場らの“営業成績”の悪さをとがめたのだった。/鳩山側の弁護士、五百蔵(いおろい)洋一は勝場について「昔は売り上げが良かったが、売り上げが下がったセールスマン」と表現したが、勝場は昔から資金集めに苦労していた。/別の自民党議員秘書は、鳩山が「パーティー券がまったく売れない」とこぼしているのを何度か耳にしたことがあるという。/ 集まらなかったのはパーティー収入だけでなく、個人献金も同じだった。/6月に資金管理団体「友愛政経懇話会」の偽装献金が発覚し、鳩山側が政治資金収支報告書を訂正した結果、実際に献金していた人は鳩山本人や親族、秘書ら「身内」を除くと、わずか10人程度だった。/曾祖父の和夫は衆院議長、祖父の一郎は首相、父の威一郎は外相と名門の血統を誇る鳩山だが、献金実態を見ると「国民の支持」は“幻”だったのだ。
勝場は鳩山事務所に入る前は大手不動産会社の社員だった。当時、会社が父、鳩山威一郎を支援していたことから、勝場は昭和55年の威一郎の参院選で事務担当として派遣される。これが鳩山家との接点とされる。/61年に鳩山が衆院選に初出馬した際にも選挙を手伝う。これは、威一郎の選挙での勝場のまじめな仕事ぶりを鳩山の母、安子が高く評価したからだといわれている。鳩山が初当選を果たすと会社を退社し、鳩山の秘書となった。/芳賀も威一郎時代から鳩山家とかかわりを持つ。北海道で生コン会社を経営する父が威一郎の支援者だったことから、威一郎の選挙を手伝い、勝場と一緒に鳩山の秘書になった。/「2人とも有能な秘書だが、勝場さんは真面目で酒も飲まずに黙々と仕事をこなすタイプ。芳賀さんは社交的で派手に飲み歩く。20年以上仕えている秘書は2人を含めて3人だけで、鳩山さんの信頼も絶大だった」(鳩山家関係者)/勝場は、鳩山が平成5年に自民党を割って出て新党さきがけを結成した際には、さきがけの事務局長に就任。8年の民主党結党の際には党の経理トップになったほどで、鳩山家関係者は「鳩山さんの表も裏も知る金庫番だった」と語る。/ただ、勝場を知る多くの秘書仲間が口をそろえるのは「あんなまじめな男がなぜ、偽装献金なんかをしたのか」という疑問だ。
「おれたちのころは、業界団体に電話すれば、パーティー券は簡単にさばけた。業界団体が加盟社に割り振ってくれるから、パー券を段ボールでまとめて送るだけで済んだんだよ」/勝場が国会議員秘書としての薫陶を受けたとされる威一郎の元秘書は、パーティー券がさばけず苦労していた鳩山事務所関係者にこう明かして笑ったという。/鳩山家関係者によると、威一郎の現職時代は、元大蔵事務次官という経歴もあって、多くの業界団体や企業などから手厚い支援を受け、資金集めに苦労することはなかった。/だが、鳩山はそうではなかった。すでに実弟の邦夫が政界入りしており、野党に転じたこともあって企業からの資金集めは容易ではなかったという。/それでも2千万円以上の企業・団体献金を集めていたが、追い打ちをかけるように12年からは資金管理団体への企業・団体献金が禁止され、個人献金に頼らざるをえなくなった。/しかし個人献金も集まらない。その最大の理由は、鳩山がいまだに90億円もの総資産を持つ政界随一の資産家であるということだった。「なぜ金持ちに献金しないといけないのか」。こういった声が資金集めの大きな「壁」となった。/資金集めがままならない勝場が頼ったのが、鳩山家の莫大(ばくだい)な資産を管理する「六幸商会」(東京都港区)だった。
政界随一の資産家といわれる鳩山の資金管理を一手に任されていた勝場が、偽装献金に手を染めた背景には何があったのか。政治家・鳩山のルーツをたどりながら考察する。(敬称略) (産経ニュース、2009.12.25 01:17)
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目高 拙痴无
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