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越後七不思議(または「越後の七不思議」)は、越後に伝わる多くの不思議な話から、特に七つの話を取り上げたものです。取り上げられる話の組み合わせは一通りではなく、何種類かの越後七不思議が存在します。その中でも、特に橘崑崙の書いた「北越奇談」にある「古の七奇」と親鸞聖人が関わっている「親鸞の越後七不思議」の二つが広く知られているようです。
 
古の七奇
 
『北越奇談』には「古の七奇」として、以下の七つの話が上げられています。
①燃土(もゆるつち)   燃える土。
②燃水(もゆるみず)   燃える水。石油の事。
 
③白兎 春から秋までは灰色、冬になると白くなる兎。
 
④海鳴 晴天が崩れて雨になる前に、南方の海上から聞こえてくる潮の遠鳴り。風雨から晴天に変わるときは北方から聞こえてくる。
⑤胴鳴(ほらなり)     晴天の秋空が風雨に変わるときに聞こえてくる雷のような音。
※④の海鳴りと似たようなもの、内陸部で起こります。
 
⑥無縫塔      蒲原郡河内谷の陽谷寺の和尚が亡くなるころに、淵から岸辺に揚がる石。このため「無縫塔(僧侶の墓塔として使われる石塔)」と呼ばれるようになった。淵に投げ入れても、翌日には元の場所に戻っている。
 
⑦火井(かせい)       天然ガスの吹き出る所。
 
 
次回の更新では、『北越奇談』の原文を紹介しましょう。


 

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