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藤井七段 王位挑戦権を獲得!永瀬二冠との激闘制す…最年少Wタイトル挑戦へ「しっかり準備したい」 ―― 最年少ダブル挑戦なる―。将棋の藤井聡太七段(17)は23日、第61期王位戦挑戦者決定戦(中日新聞、東京新聞主催)で永瀬拓矢二冠(27)=叡王・王座=を127手で破り、木村一基王位(47)への挑戦権を獲得した。8日に開幕した棋聖戦五番勝負に続き、2つ目のタイトル挑戦となった。七番勝負は7月1日、愛知県豊橋市で開幕する。
ついにその時はやって来た。午後7時52分、永瀬二冠が128手目を指さずに投了を告げると、藤井七段は深々と頭を下げた。それは日本中のファンが待望する「最年長VS最年少シリーズ」の実現が決まった瞬間でもあった。昨年、46歳3カ月の最年長タイトル獲得で「中高年の星」と呼ばれた木村王位に最年少タイトル挑戦の藤井七段が挑む「7・1」は、将棋史に刻まれる日となる。
対局後、王位戦挑戦者になれた感想を聞かれた藤井七段は「うれしく思っています」と喜びをかみしめた。2日制の七番勝負については「持ち時間8時間は指したことがないので、じっくり考えられるのは楽しみ。しっかり準備していい将棋を指したい」と意気込み、木村王位の印象は「力強い受けに特徴がある」とした。永瀬二冠は「力負けしてしまったという印象が強い。また勉強して頑張りたい」と敗戦の弁を述べた。
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「VS」(1対1の練習将棋)仲間でもある永瀬二冠との激闘をまたも制した。「名局」と評された4日の棋聖戦挑戦者決定戦とは、先後も戦型も違った。先手の藤井七段が選択したのは角換わり早繰り銀。大一番で相手の得意形に飛び込むところに、天才少年の心意気が感じられた。じりじりとした難解な局面が続くなか、藤井七段が受けに回る展開に。それでも均衡を保ちながら終盤戦に突入すると、最後はぎりぎり余して一気に寄せきった。消費時間は藤井七段3時間57分、永瀬二冠3時間59分だった。
令和を代表するゴールデンカードになるに違いない。コロナ禍の影響で超過密日程を強いられている2人。藤井七段は20日の竜王戦3組決勝での師弟対決・杉本昌隆八段(51)戦から中2日。永瀬二冠は豊島将之竜王・名人(30)に千日手指し直しの末に敗れた21日の叡王戦七番勝負第1局から中1日の強行軍だった。それでもこれほどの名勝負を演じたのは、心技体に突出した天才&軍曹ならではといえた。 (中スポ 2020年6月23日 21時45分)
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