瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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(ふじ)を詠んだ歌1
 豆科フジ属のツル性の落葉樹で日本に古くからあります。4月~5月に小さな花が沢山垂れ下がります。
 
 万葉集では藤は、藤波と表現されることが多いです。また、海女(あま)の藤衣(ふじころも)と表現されているものは、つるの繊維で織った粗末な衣のことのようです。
 
巻3-0330: 藤波の花は盛りになりにけり奈良の都を思ほすや君
 
※大伴四綱(おおともの-よつな、生没年不詳)
 奈良時代の官吏。天平(729749)初年のころに大宰府防人司佑(さきもりのつかさのじょう)をつとめました。17年雅楽助(ががくのすけ)となり、正六位上をさずかります。「万葉集」に歌5首がおさめられています。名は四縄ともかきます。
巻3-0413: 須磨の海女の塩焼き衣の藤衣間遠にしあればいまだ着なれず
 
※大網公人主(おほよさみのきみひとぬし、生没年不詳)
 伝未詳です。公は君に同じく姓の一種です。主として地方の皇別氏族に用います。
巻8-1471: 恋しけば形見にせむと我がやどに植ゑし藤波今咲きにけり
 
巻8-1627: 我が宿の時じき藤のめづらしく今も見てしか妹が笑まひを

 


10-1901: 藤波の咲く春の野に延ふ葛の下よし恋ひば久しくもあらむ
 
10-1944: 藤波の散らまく惜しみ霍公鳥今城の岡を鳴きて越ゆなり
 
10-1974: 春日野の藤は散りにて何をかもみ狩の人の折りてかざさむ
 
 巻10-1991: 霍公鳥来鳴き響もす岡辺なる藤波見には君は来じとや
 
ウェブニュースより
 河井前法相夫妻に出頭要請 買収容疑、逮捕へ―参院選で現金・検察当局 ―― 自民党を離党した河井案里参院議員(46)=広島選挙区=が初当選した昨夏参院選をめぐり、地元政界に現金が配られた疑惑で、検察当局は、案里議員と夫の衆院議員河井克行前法相(57)=広島3区、自民離党=に対し、18日に出頭するよう要請した。公選法違反(買収)容疑で取り調べ、容疑が固まり次第逮捕する見通し。ウグイス嬢と呼ばれる車上運動員に対する違法報酬に端を発した一連の疑惑の捜査は、新たな局面に入る。
 
 関係者によると、配られた現金は2000万円を超え、多くは前法相が配布。一部は案里議員自身が配っていた。
 検察当局は、前法相の関係先から、配布先をまとめた「買収リスト」を押収。リストの記載内容や、事情聴取に現金受領を認めた地元議員側の供述を精査した結果、2019年7月投開票の参院選で案里議員への票の取りまとめを依頼した買収での立件が可能と判断したもようだ。  (JIJI.COM 202006180823分)

 自民、苦渋の自主投票 小池氏とのねじれ抱えた自民都議会 ―― 現職の小池百合子氏が十二日、東京都庁で出馬表明をした六時間前。東京・永田町の自民党本部八階で、都知事選の候補者を決める最後の党都連の「選考委員会」があった。会議はわずか三十分で終了。部屋を出てきた鴨下一郎会長は淡々と語った。「独自候補の擁立には至らなかった。選考委員会の役割は終えた」
 一六年都知事選、一七年都議選で小池氏に「都連はブラックボックス」などと批判され、相次いで敗れた自民。都知事選は、ようやく回ってきた「起死回生のチャンス」のはずだった。
 一九年六月、都連は選考委員会を設立。都議らを中心に「小池氏は信用できない」と批判を繰り返し、独自候補の擁立を目指した。
 対する小池氏は、したたかだった。
 一六年、予算に都議会各会派の要望を反映させる「政党復活予算」の廃止を表明。自らは各業界団体へのヒアリングを続け、自民の影響力を奪った。
 さらに党本部への接近。旧新進党などで行動を共にした二階俊博幹事長をたびたび訪れ、蜜月ぶりをアピールした。「小池氏に勝てる候補がいるなら早く連れてくればいい」。昨年十月、この言葉が二階氏の発言として伝えられると、都議の一人は声を震わせた。「こんなふうに言われたら誰も出られないじゃないか」
 次第に小池氏支援が支配的になる。関係者によると、昨年末の時点ではほぼ独自候補擁立断念で固まっていたという。それでも築地市場の豊洲移転問題などで対立してきた一部の都議らは「筋が通らない」と抵抗。五月二十八日の選考委では「出てもいいという人間はいる」と、若手都議の擁立もにおわせたが、状況は変わらなかった。
 小池氏の出馬表明が取り沙汰された十日、都議会自民党は、真偽が疑問視されてきた小池氏の「カイロ大卒業」についてただす決議案を出そうとした。ところが本会議直前に撤回。関係者は「党本部から強く止められた」と証言した。
 小池氏が擦り寄ったのか、自民党が引き込もうとしたのか。結局、小池氏は党推薦を求めなかった。はしごを外された形の党の決定は中途半端な「自主投票」。十五日、鴨下会長は都内党支部長らを集めた会議で「誰を支援したらいいんだ」と問われ、「忖度(そんたく)してほしい」と回答。小池氏支援を鮮明にする二階幹事長を意識した発言だった。
 抱き込むこともできず、対立もしない。都議の一人が吐き捨てるように言った。「情けない。また小池知事にしてやられた」
 一方、小池都政で事実上の与党として存在感を高める公明党は実質的に小池氏を支援する方針。党関係者は冷ややかに語る。「小池氏は、二つに割れている自民が有権者に分かりにくいと考えて推薦申請をやめたのでは。小池氏とねじれているのは都議会の自民だけだ」


 
 東京都知事選の告示を三日後に控えた十五日、選挙戦の主な構図が固まった。だが主要政党はいずれも自前で候補を立てられず、首都決戦としては異例の党派色が薄い展開となった。思惑や背景を追った。   (東京新聞 2020616 0658分)


 

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くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
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