瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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 最近の政治はどうなっているのか訳がわからん。まあ、こんな老い耄れにはどうでもよいことか?
ウェブニュースより
7c45ea43.JPG 菅内閣大勝利、日本の政治は分かりにくい ―― 「日本の政治は分かりにくい」というフレーズは聞き飽きていると思うが、2日に永田町で起きた拍子抜けするような見せかけの対決は、分かりにくいとしかいいようのないものだ。/昨年9月の民主党代表選で気勢を上げる菅首相2日の衆院本会議では内閣不信任決議案が反対多数で否決された。ただ、菅直人首相は、東日本大震災と福島原発事故の収束に一定のメドをつけた段階での退陣の意向を表明したことで、首相の座を追われるのを当面免れただけだ。辞任の意向を表明した菅首相は事実上の「レームダック」といえる。さて、2日に永田町では何が起きたのか。そして、今回の出来事の本当の意味は何なのだろうか。/菅首相の力は不信任案採決後に強くなった。純粋に「強い」という意味では決してない。採決直前よりましになったというだけだ。/2日朝まで、民主党はまさに大分裂の危機にあった。民主党議員の約4分の1が不信任案に賛成票を投じ、離党するとみられていたのだ。しかし、ふたを開けてみれば、大多数が反対票を投じ、当面は党が団結したまま維持される結果となった。/党内で菅首相の最大の脅威となった小沢一郎元代表は菅氏を首相の座から引きずり降ろそうとしているかのようにみえた。しかし、小沢氏は不信任案採決に欠席。小沢氏支持の議員も反対票を投じた。欠席を選択した小沢氏の力は採決前より弱まったようにもみえる。一方、菅首相は地震・津波対策、原発事故処理などに関連する最優先の法案を通過させる上で、衆院の過半数議席を握る民主党の議員からほぼ全面的な後押しを得られることになった。不信任案採決前の数週間、首相はこのような力を失っていた。/民主党が菅首相の退陣を迫るためには、有力な後継者の擁立が恐らく必要だろう。しかし、民主党は現在もいくつかの派閥に分かれたままで、有力な後継者は見当たらない。最近、民主党内で活発化していた「菅降ろし」だが、注目に値する事実が1つある。菅降ろしは純粋に「反菅」感情による動きだということだ。民主党議員が有力な後継者の周りに集結するような動きはまったくみられなかった。/菅首相が一定のめどがついた段階での退陣を表明したことは事実だが、具体的な期日は表明しておらず、退陣がいつになるかは不透明だ。民主党員のなかには「夏前もしくは夏中」の退陣になると予想するものもいるが、これが現実になったとしても、菅首相の在任期間は最近出ていた多くの予想よりも長期化することになる。/菅首相が首相の座にしがみついて、退陣を拒んだらどうだろう。「反菅」議員はどのような動きに出るのだろうか。再び、不信任案を提出するつもりなのだろうか。  (ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 2011/6/3 14:01)

 実(げ)に人の素質や才能には自ずから定まりがある。各々その分に按ずるべきなのである。荘子先生も仰っている。
76731883.JPG 尭、天下を許由(きょゆう)に譲りて曰く、「日月出づるに而も爝火(しゃっか)息(やす)まず、其の光に於けるや亦た難からずや。時雨降るに而も猶お浸灌(しんかん)す。その沢(うるおい)に於けるや亦た労ならずや。夫子立たば而ち天下治まらん。而るに我れ猶おこれを尸(つかさど)る。吾れ自ら視るに欠然たり。請う天下を致さん」と。/許由曰く、「子、天下を治めて、天下既已(すで)に治まれり。而るに我れ猶子に代わる。吾れは将に名の為めにせんとするか。名は実の賓なり。吾れは将に賓のためにせんとするか。鷦鷯は深林に巣くうも一枝に過ぎず、偃鼠は河に飲むも腹を満たすに過ぎず。帰休せんかな君よ。予(われ)は天下を用(もっ)て為す所なし。庖人、庖を治めずと雖も,尸祝は樽俎を越(奪、うば)いてこれに代わらず。

 尭は天下を許由(頴川陽城の人で、箕山に住む隠者)に譲ろうとしていった。「月や日が出ているというのに、まだ篝火を焚いていましたら、篝火の明るさなど役に立たぬものではありませんか。ほどよい雨が降っているというのに、まだ水をかけていましたら、地面を潤すのも無駄骨ではありませんか。もし先生が天子の位につかれるなら、天下は治まります。だのに私がまだ天下のことを扱っていては、自分でもおこがましい気がいたします。お願いですから天下を差し上げとうございます。」/許由はいった。「あなたが天下を治められて、天下はもうすっかりおさまっております。だのに私があなたに代わったりしたら、私は名を求めようということになりましょうね。(実を主人とすれば)名は実のお客様です。私はお客様になろうというのでしょうか。鷦鷯(みそさざい)が深い林に巣を作っていても,一枝以上はいりません。偃鼠(もぐら)が河で水を飲んでも、腹いっぱい以上は飲めません。もういいからお帰り下さいな、あなた。私には天下などどうしようもありませんわ。料理番が料理を作らないからといって、尸(かたしろ)や祝(かんぬし)が酒樽やお供え物を越(奪、うば)って(料理番の)代わりなどしませんように」

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目高 拙痴无
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1932/02/04
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くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
 sechin@nethome.ne.jp です。


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