瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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 午前4時30分。吾妻橋~白鬚橋間の隅田川を一周。朝靄の中、南西の空に立ち待ちの月(旧暦17日の月)が浮かんでいる。東の川向こうでは今しもご来光。
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ffe33be3.JPG 満奮(まんふん)は風が嫌いであった。ある時晋の武帝の座所に侍していたが、北の窓に瑠璃(るり)の扉を嵌めて風の入るのを防いであり、実際は気密になっているのに、風を通すように見えた。満奮はこれを見て恐れをなしているようすであった。武帝がこれを笑うと、満奮は言った。
 「南方の暑さに懲りている呉牛は、月を見てさえも喘ぐ、と申しますが私がそれです」
※ 瑠璃の扉:中国ではこの時代既にガラス戸があったらしい。

c0a85b51.JPG 簡文帝は華林園に入り、左右の臣下を顧みて言った。
 「気に言った場所は、必ずしも遠方にあるとはかぎらない。
  鬱蒼と茂った林や泉水の趣には、自ずからに濠水や濮水の畔にある思いをさせるものがある。
  何時しか鳥獣や魚も自然に人に近づいて親しむではないか」
 

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