ウェブニュースより
自民候補支援、小池氏が応諾=二階氏の要請に-東京10区補選 ―― 自民党の二階俊博幹事長は6日、小池百合子東京都知事と都内で会談した。小池氏の衆院議員失職に伴う衆院東京10区補欠選挙(11日告示、23日投開票)に関し、二階氏は同党が公認する若狭勝衆院議員(比例東京)への支援を要請。小池氏は応じる考えを伝えた。また、16日には小池氏が安倍晋三首相や公明党の山口那津男代表とともに若狭氏の応援演説を行う方向となった。
公明、若狭氏の推薦決定=東京10区補選
二階氏が「ぜひ小池都知事も若狭氏の選挙について全面的にやってほしい」と求めたのに対し、小池氏も「自分が選対本部長になったつもりで先頭に立って仕切ってやる」と語った。同席した自民党の下村博文都連会長は、小池氏を支援した豊島、練馬両区の区議7人への離党勧告に関し、「補選を通じて考えたい」と述べ、処分緩和も検討する意向を伝達。都知事選で生じた党都連内の亀裂修復への協力も求めた。小池氏は「一気には解決しないだろうが、そういう方向に行ければいいと思う」と、前向きな姿勢を示した。 (jiji.com 2016/10/06-16:17)
孫子九地篇の次の故事により「呉越同船」という四字熟語が出来ました。
故善用兵者、譬如率然、率然者、常山之蛇也、撃其首則尾至、撃其尾、則首至、撃其中、則首尾倶至、敢問、兵可使如率然乎、曰、可、夫呉人與越人相惡也、當其同舟而濟遇風、其相救也、如左右手、是故方馬埋輪、未足恃也、齋勇若一、政之道也、剛柔皆得、地之理也、故善用兵者、攜手若使一人、不得已也、
(書き下し文)
故(ゆえ)に善く兵を用うる者は、譬(たと)えば率然の如し。率然とは、常山の蛇なり。其の首を撃てば則(すなわ)ち尾至り、其の尾を撃てば則ち首至り、其の中を撃てば則ち首尾倶に至る。あえて問う、兵は率然のごとくならしむべきか。曰く、可なり。それ呉人と越人と相悪むも、その舟を同じくして済(わた)り風に遇(あ)うに当たりては、その相救うや左右の手のごとし。このゆえに馬を方(なら)べ輪を埋むるも、いまだ恃むに足らず。勇を斉(ひと)しくし一(いつ)のごとくするは政(せい)の道なり。剛柔みな得るは地の理なり。ゆえに善く兵を用もちうる者は、手を携さうること一人を使うがごとし。已(や)むを得ざらしむればなり。
(訳)
そこで、巧みな用兵者は、たとえば卒然(そつぜん)のようなものである。この卒然とは常山(じょうざん、)の蛇の名であるが、この蛇は頭を撃つと尾が応じ、尾を撃てば頭が応じ、腹を撃てば頭と尾が応じてくるものである。
さて、あえておたずねする。「兵は卒然のごとくなしうるか」
お答えしよう。「まさにそうしうる」と。
そもそも呉の人と越の人とは互いに憎み合ってはいるが同じ舟に乗っていて風波に遭遇すれば、互いに左右の手のように助け合うことになる。だから馬を並べてつなぎ車輪を土中に埋めて陣固めをしてみても、その備えも結局たいして頼りにはならない。
兵卒たちをひとしく勇者にならせるのは、軍令の運用の是非によってである。強いものも弱いものも十分に力をだしきれるようにさせるのは、地の利を生かすかどうかによっている。そこで、巧みな用兵者は手をとって人をあやつるように自在に兵をあやつるが、そうなるのは、兵卒たちをそのようにして戦うほかない状況下におくからである。
sechin@nethome.ne.jp です。
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