今日は新聞の休刊日です。ウェブニュースより
ミャンマー総選挙、投票終了 開票作業が進む ―― ミャンマーで8日、2011年春の民政移管後初の総選挙が実施され、即日、開票された。地元メディアの出口調査ではアウン・サン・スー・チー党首率いる最大野党、NLD(国民民主連盟)が優勢で、大統領の指名が可能になる国会議席の過半数を得られるかが焦点となる。NLDのティン・ウー名誉議長は投票終了後、最大都市ヤンゴンで演説し「勝利を確信している」と述べた。
総選挙の投票は午前6時(日本時間同8時半)から午後4時まで全国で実施された。ヤンゴンではスー・チー氏も自邸のあるバハン地区の投票所を訪れ、1票を投じた。早朝から市民が長蛇の列をつくった投票所では、押し寄せたNLD支持者が「私たちは勝利する」と歓声を上げた。
同日夕、ヤンゴンのNLD本部前で演説したティン・ウー名誉議長は「すべての支持者に感謝したい。全国から集まる情報から判断すれば、大勝は間違いない」と述べた。ティン・ウー氏は1988年のNLD設立当初からスー・チー氏とともに同党を率いてきたナンバー2。ティン・ウー氏の演説終了後も多くの支持者が路上に残り、勝利を目指す党のテーマソングを合唱。周囲の交通は一時まひした。
総選挙では上下両院の全664議席の内、国軍司令官が指名する軍人議員の議席などを除く491議席が改選される。NLDの勝敗ラインは単独で大統領を指名できる国会議席の過半数の獲得。そのためには改選議席の3分の2超を得る必要がある。
投票前の各種世論調査や在外投票での出口調査では、NLDが旧軍事政権の流れをくむ政権与党の連邦団結発展党(USDP)をリード。地元大手紙のイレブンメディアグループなどが8日、全国の投票所で1638人を対象に実施した出口調査では、NLDに投票した人は全体の81%を占め、USDP(6%)や、アラカン民族党(4%)などの主要少数民族政党を上回った。
ミャンマーの現行憲法は外国籍の親族のいる人物に大統領資格を認めないため、2人の息子が英国籍のスー・チー氏は大統領になれない。スー・チー氏は5日の記者会見で「選挙に勝利すれば、大統領以上の存在になる」と自身の政権主導に強い意欲を示している。
ミャンマー選管は9日、選挙結果の速報値を公表する予定だが、国軍の権限縮小など“真の民主主義”の実現を掲げるNLDが大勝すれば、政治関与を続ける国軍との緊張が高まる可能性もある。国軍トップのミン・アウン・フライン総司令官は、無条件で選挙結果を受けいれる方針を表明しているものの、選挙後の混乱を懸念する声も出ている。 (日本経済新聞 2015/11/8 23:53)
Hēraklēs(ヘーラクレース)の第7の難事はKrētē(クレ-テー)島の牡牛を連れてくることでした。 この牡牛はクレーテー島王Mīnōs(ミーノース)にPoseidōn(ポセイドーン)が贈ったとか、 彼の妻Pāsiphaë(パーシパエー)が恋した牡牛とも言われています。
またAcusilaus(アク-シラ-オス、紀元前6世紀後半に活躍した古代ギリシアの神話学者)説ではEurōpē(エウロ-ペ-)を乗せて海を渡った牡牛だと主張している。 つまりZeus(ゼウス)自らが牡牛に化けたのではなく、エウローペーの前に本物の牡牛を遣わしたことになります。とにかく、この牡牛はとても狂暴な性格であったいいます。
ヘーラクレースはMīnōs(ミーノース)に協力を要請しましたが、彼は自分でやれとなげやりな態度で取り合いません。 結局ヘーラクレース単身でその牡牛を捕まえて、Eurystheus(エウリュステウス)の元に連れ帰ったといいます。
Sikhelia(シケリア、現在のSicilia〈シケリア〉島)のDiodooros(ディオドロス、BC1世紀、シケリア島で生まれた古代ギリシアの歴史家)によれば、ミーノースは毎年生まれた牛の中で最も良いものをポセイドーンに捧げていましたが、ある年に生まれた牡牛は特に優れていましたので、惜しくなったミーノースは別の劣った牡牛を捧げてしまいました。このためポセイドーンは怒って、パーシパエーを牡牛に恋させたのだといいます。その後、ヘーラクレースはミーノースと協力してこの牡牛を捕らえ、牡牛の背に乗って海を渡り、エウリュステウスのところに連れて行ったと述べています。
Hyginus(ヒュギーヌス、BC64~AD17年、ラテン語の著述家)はパーシパエーが恋し、ヘーラクレースに退治された牡牛はAphrodītē(アプロディーテー)の牡牛だったとしています。アプロディーテーはパーシパエーが自分を崇めないので、牡牛への恋を起こさせたというのです。
パーシパエーは思いを遂げるため工匠Daidalos(ダイダロス)に相談しました。するとダイダロスは木で牝牛の像を作り、内側を空洞にし、牝牛の皮を張り付けました。そして像を牧場に運び、パーシパエーを中に入れて牡牛と交わらせたといいます。この結果、パーシパエーは身ごもり、牛の頭を持った怪物Mīnōtauros(ミーノータウロス)を生みます。ミーノースは怒ってダイダロスを牢に入れますが、パーシパエーはダイダロスを救い出してやったともいわれています。
※ Giulio Romano(ジュリオ・ロマーノ):ルネサンス中期の建築家・画家。幻想的、官能的なマニエリスム(極度に技巧的・作為的な傾向をもち,時に不自然なまでの誇張や非現実性に至る美術様式)芸術を展開しました。
一方、Acusilaus(アクーシラーオス、BC6世紀後半に活躍した古代ギリシアの神話学者)はエウローペーをさらってクレータ島に連れ去った牡牛だったとしています。
その後、この牡牛はPelopónnēsos(ペロポンネソス)半島に放たれ、Spártā(スパルタ)とArcadia(アルカディア)全土を通ったあとKorinthos(コリントス)海峡を渡ってAttika(アッティカ)のMarathon(マラトン)に棲みつきました。 マラトンの住人は、この牡牛に悩まされることになるのです。実はこの牡牛、ミーノースの息子Androgeōs(アンドロゲオース)を殺してThēseus(テーセウス)に退治された牛なのであるともいいます。
sechin@nethome.ne.jp です。
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