瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
蒸気の圧力を利用したさまざまな仕掛けも考案したが、自らが位置を変えて運動する蒸気機関は作らなかった。主な発明に、蒸気タービンや、蒸気を使って自動で開く扉などがある。
※ aeolos(アイオロス)の球〔aeolipile(イーエウリーパイル〕またはHero engine〔ヘロンの蒸気機関〕は、熱することでロケットのように噴射して回転するジェットエンジンである。紀元1世紀ごろ、Alexandria(アレキサンドリア)のHeron(ヘロン)がこの装置を文献に記し、多くの文献が彼が発明者だとしている。ヘロンの描いたアイオロスの球は、世界初の蒸気機関または蒸気タービンとされている。"aeolipile" の語源はギリシア語の "aeolos"(アイオロス)と "pila"(球)で、aeolos(アイオロス)はギリシア神話の風の神である。
ヘロンは、より実用的にその作り方から説明している。曰く、
ラテン語の写本(1583年)が、ローマの国立図書館に収蔵されているという。
サイフォンと見なせばそれほど不思議ではないが、水鉢と下の箱をつなぐパイプを外し、別の水源から下の箱に水を供給しても、2つの箱の中の空気圧によってその水源の水位以上に水が持ち上がる。この装置は「ヘロンのサイフォン」とも呼ばれている。
水鉢から下に落ちる水の位置エネルギーが下の箱から上の箱に伸びるパイプの空気圧(この部分では空気しか上に移動しない)に変換され、上の箱の水を水鉢の水位以上に押し上げる。
噴水の高さは、水鉢から下の箱までの高低差とほぼ同じになる。最大限に効果を上げるには、上の箱を水鉢のすぐ下に配置し、下の箱はなるべく下に離すのがよい。
上の箱の水位が低くなって、噴水用パイプに水が入らなくなると、噴水が止まる。再び噴水を噴き出させるには、下の箱の水を捨て、上の箱と水鉢を水で満たす必要がある。こうして水を高い位置に戻すことで位置エネルギーを与えたことになる。(左図参照)
2次方程式はエジプトやバビロニアの記録にも断片的に現われているが、これを初めて本格的に取り扱ったのはおそらくHeron(ヘロン)であろうという。彼は、
「1つの正方形がある。その面積と周の和は896である。正方形の1辺はいくらか?」という問題を次のように解いている。
正方形の1辺をxとすれば、題意によって x²+4x=896
この両辺に4をくわえれば、 x²+4x+4=896+4
∴ (x+2)²=900
よって、 x+2=30 ∴ x=28 したがって 正方形の1辺は 28 である。
この場合 x+2=±30 とする必要はないわけである。なぜなら、x は正の数に限るからである。
Heronの生没年については諸説あり、紀元前2世紀ごろとする説から、3世紀前半ごろとする説まである。「Ktesibios(クテシビオス)の弟子」というのが正しいとすると、紀元前2世紀後半から紀元前1世紀ごろの人物、と言うことになる。ブリタニカ百科事典では、著作で62年に見られた月食に言及している、として1世紀ごろの人物としている(なお、現在の版ではこの記述は削除されているが、少なくとも62年に生きていた、としている)。
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