瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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 今日は土曜日、バレンタインデー。朝のうちは雨がばらついていた。
8524e0c9.JPG ローマ帝国皇帝Claudius Gothicus(クラウディウス・ゴティクス、在位:268~270年)は、愛する人を故郷に残した兵士がいると士気が下がるという理由で、ローマでの兵士の婚姻を禁止したといわれる。キリスト教司祭だったValentinus(ウァレンティヌス、?~269年、英語ではValentine《バレンタイン》)は秘密裡に兵士を結婚させたが、これが露顕するところとなり捕らえられて、処刑されたという。処刑の日は、Juno(ユノ、ローマ神話の女神)の祭日であり、Lupercalia(ルペルカリア)祭(結婚の女神Junoを崇拝する祭)の前日である2月14日が敢えて選ばれた。ValentinusはLupercalia祭に捧げる生贄(いけにえ)とされたのだという。このためキリスト教徒にとっても、この日は祭日となり、恋人たちの日となったというのが通説になっている。
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6e2093a5.jpg 昼近くになってポカポカ陽気。飯前に隅田公園を一周りする。我が家から道路一つ隔てた公園内にピンクの幟が立った。2/29・3/1に行われる梅祭りのもよおしがおこなわれるとのことじゃ。春というより初夏を思わせるような陽射しである。言問橋の下ではユリカモメが漂い群れている。
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f7d5b286.JPG 枕橋茶やに立ち寄ってみる。今年になってはじめて立ち寄ったのであるが、2匹のワンちゃんは箱の中でおねんね。若女将が「こんなお酒があるのご存知ですか」と『隅田川諸白』の瓶を持ち出してきてくれた。
 江戸の地誌を記した『御府内備考』という本によると、浅草並木町(現・台東区雷門二丁目内)の「山屋半三郎」という造り酒屋が、江戸時代前期の寛永年中(1624~44年)に、隅田川の水を汲んで酒を造り、浅草観音様(浅草寺)の本坊である伝法院の僧正の所へ持って行くと、僧正はご満悦で『隅田川諸白』という名を授けられたという。「諸白」は「清酒」のことをいうのだそうじゃ。
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2d4c743f.jpg 婆様に牛すじ饅とぶた饅を買って、茶やを出ると水戸庭園の前を通り言問橋を渡って帰宅した。言問橋は春の陽射しを受けて手摺欄干が熱くなっている。春というより初夏でとうとうジャンパーを脱ぎ、上シャツ1枚で還った。
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目高 拙痴无
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1932/02/04
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くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
 sechin@nethome.ne.jp です。


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