瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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  橋下大阪市長の「慰安婦問題」発言、鳩山元首相の「尖閣諸島」をめぐる発言など、政治家の思慮のない発言が批判の的にされてきたが、今度は与党の№2とされる麻生副総理の発言に批判の声が上っている。まあ、こんなことが続けば、海外から日本の政治家の資質が下落したと思われても致し方あるまい。ウェブニュースより
 
fd678117.jpeg 麻生氏“ナチス発言”、国際的にも批判の声 ―― 先月29日に東京都で開かれたシンポジウムで、麻生副総理が憲法改正の議論のあり方について、ドイツ・ナチス政権を例に挙げながら「ワイマール憲法もいつの間にかナチス憲法に変わっていた。あの手口を学んだらどうか」と発言したとされることについて、国際的にも批判の声が上がっている。/アメリカのユダヤ人団体「サイモン・ウィーゼンダール・センター」は先月30日、「ナチスから学ぶべき手法とは何か?」との見出しで、発言を非難する声明を出した。/韓国外務省・趙泰永報道官は先月30日、「このような発言が、過去に日本帝国主義による侵略の被害に遭った周辺国の国民にどのように映るのかは明白だと思います」と述べた。/中国外務省は「日本が今後どこに進むのかについて、アジア周辺国や国際社会に関心と警戒を引き起こしています」との談話を発表し、1日に国営・中国中央テレビで読み上げられた。/また、ドイツの有力な政治週刊誌「シュピーゲル」の電子版は、「ナチスの政治戦略を賛美したことで副総理は批判を受けた」とし、「ユダヤ人人権団体から説明を求められている」と事実関係を伝えている。  < 日テレNews 2013年8月2日 0:55 >

 麻生副総理、失言何度目ですか 「影響を計算できない人」識者苦言 ナチス発言紙面で読む   失言、釈明、撤回。ナチス・ドイツを引き合いにした発言が批判を浴びた麻生太郎副総理は、これまでも「問題発言」を繰り返してきた。なぜこうも続くのか。
 「麻生氏には、公の場での発言の影響を計算する能力が欠落している」。北海道大大学院の加藤重広教授(言語学)は、厳しく指摘する。/「アルツハイマーの人でも分かる」「金がねえなら結婚しない方がいい」。これまでも、首相や外相だったころの発言が関係者の怒りを買った。本人は否定したが、2008年には「ナチスに例えて民主党を批判した」として同党が反発したこともあった。/「なぜ政治家の失言はなくならないのか」と題した講演経験もある加藤教授は「品のない言い方をした方が、聞く人に響く。麻生氏は、このテクニックをよく使う」とみる。その上で「『ここまでなら言って大丈夫』と見極めるのが表現能力。外部に発信されることへの計算がないのは、あまりに自覚が足りない」と批判した。
 原彬久(よしひさ)・東京国際大学名誉教授(政治学)も「今回は弁解しきれない。国益を損傷し、日本の品格を汚してしまった」と話す。/発言が出たシンポジウムは、ジャーナリストの桜井よしこ氏が理事長を務める「国家基本問題研究所」が東京都内で開いた。桜井氏が司会で、麻生氏や西村真悟衆院議員(無所属)らがパネリストを務めた。それぞれ改憲や国防などについて考えが近いとされる。/原名誉教授は「日本の政治家は、地元の選挙区に帰ったときや小さな会合での失言が多い。今回も、いわば身内の会合という安心感があって麻生節が出たのでは」と話す。
  麻生氏は1日、発言を撤回。「私の真意と異なり誤解を招いたことは遺憾だ」と釈明した。/ただ、「真意と異なる」「誤解を招いた」は政治家の釈明の常套句(じょうとうく)。原名誉教授は「謝罪すれば許す日本の文化も問題。内輪で許しあう文化は日本の良さでもあったが、世界では通用しない」と苦言を呈した。
 麻生氏の釈明を「責任を他人になすりつけていて最悪」と指摘するのは、日本大芸術学部の佐藤綾子教授(パフォーマンス心理学)。首相経験者も含め、これまで50人の国会議員に演説の指導をしてきた。「『あるまじきことを言ってしまい、自分を恥じている。許して下さい』とはっきり謝るべきだった」
 海外からの批判を招いた点についても「『反日』というレンズを通ったり、発言の一部を切り取って翻訳されたりすることも意識して話すのが公人」と話した。
 ■五輪招致に心配の種 特別顧問務める
 2020年夏季五輪の招致を目指す東京都。ある幹部は「誤解されかねない発言は控えてもらいたい」と漏らす。/麻生氏は、招致委員会の評議会で特別顧問を務める。7月にはスイスのローザンヌに赴き、政府として東京招致を全面的に支援する姿勢を国際オリンピック委員会「IOC」委員にアピールしたばかりだった。/招致関係者にとっては、猪瀬直樹都知事が4月に「イスラム諸国はお互いにけんかばかりしている」と発言した苦い記憶も残る。今回は、開催都市決定を9月7日に控えた時期の問題発言。都幹部は「海外向けのロビー活動も大詰めを迎えた大事な時期なのに」と心配する。一方、別の幹部は「発言の中身は五輪招致と全く関係ない。結びつけるべきではない」と話した。
 ■「元はナチ同盟国」「東条英機が誕生」 海外サイトに書き込み続々
 世界最大級の米国のソーシャルニュースサイト「ザ・ハフィントン・ポスト」には、麻生氏の発言を伝える記事を配信した直後から、読者のコメントが次々書き込まれた。/ある読者は「彼は(終末期医療をめぐり)『さっさと死ねるようにしてもらいたい』と発言したこともある」と麻生氏の「失言歴」を指摘。「日本は、なんと言ってもナチスの仲間だった」「日本は第2次大戦で果たした役割や近隣諸国に与えた影響を常に否定してきた」といった、戦時中の同盟関係や歴史認識に触れた書き込みもあった。
 麻生氏の発言後、メディアが「『ナチの改憲手法学べ』麻生氏発言波紋」などと大々的に取り上げた韓国。ニュースサイトの書き込み欄には「東条英機が誕生したみたいだ」「軍国主義を忘れられずにもがいている」などの投稿が相次いだ。「ナチス政権が消滅して生まれ変わったドイツのように、新しい日本が誕生することを期待する」という意見や、「もう日本に地震が起きても同情すらわかない」というコメントもあった。
 ■過去に問題となった麻生氏の発言(カッコ内は当時の肩書)
(A)発言内容  (B)その後の対応や反応 *
<2007年7月(外相) 富山県高岡市内の講演で>(A)日本と中国の米価の差について「アルツハイマーの人でも分かる」/(B)翌日、「不適切なものがあった。発言を撤回し、不快な念を持たれた方々と関係者の方々におわび申し上げたい」と陳謝
<08年9月(自民党幹事長) JR名古屋駅前での街頭演説で>(A)同年8月末に愛知県内を襲った豪雨について「安城や岡崎だったからいいけど、名古屋で同じことが起きたら全部洪水よ」/(B)岡崎市と安城市に「私の不用意な発言で、皆様方に不愉快な思いを抱かせたことに、お詫(わ)び申し上げます」とする謝罪文を送る
<08年11月(首相) 全国知事会議で>(A)地方の医師確保について問われ「(医師には)はっきり言って社会的常識がかなり欠落している人が多い」/(B)会議後に「まともなお医者さんが不快な思いしたって言うんであれば、申し訳ありません」と謝罪
<09年8月(首相) 東京都内での対話集会で学生に>(A)「金がねえなら結婚しない方がいい、おれもそう思う。うかつにそんなことしないほうがいい。おれは金はない方じゃなかった。だけど結婚は遅かった」 /(B)野党が「多くのワーキングプアをつくった責任を感じないのは政治家失格」「非正規雇用が増えたのは政治のせい。自己責任にするのは政策を理解していない」などと批判
<13年1月(副総理兼財務相) 社会保障国民会議で>(A)終末期医療にふれ、「さっさと死ねるようにしてもらうとか、考えないといけない」。延命治療について「その金が政府のお金でやってもらっているなんて思うと、ますます寝覚めが悪い」/(B)会議後、「終末期医療のあるべき姿について意見を申し上げたものではない」と釈明。その後、「国民会議という公の場で発言したことは、適当でない面もあった」として、発言を撤回  (朝日新聞デジタル 2013年8月2日)
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