瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
ウェブの産経ニユースに拠れば、《自民党の谷垣禎一総裁は26日、鳩山首相の所信表明演説の際、衆院本会議場の民主党新人議員らが演説の節目節目で、一斉に拍手とともに「そうだ!」などと歓声をあげたことについて、「ヒトラー・ユーゲント(ナチスの青少年組織)がヒトラーの演説に賛成しているような印象を受けた」と皮肉った。国会内で記者団に語った。/大島理森幹事長も同日の記者会見で、「平成17年の郵政選挙後、小泉純一郎首相(当時)に若い自民党議員が拍手していたが、それ以上だった」と語った。/自民党は昨年8月、麻生太郎幹事長(当時)が勢力を増す民主党をナチス台頭になぞらえ、その後、釈明した経緯がある。(2009.10.26 22:15)》とある。
1955年以来ほぼ50年間独裁の自民党が何を仰るか! 拍手をした民主党議員は衆議院議員選挙で国民の過半数の得票を獲得して国会議員になった人たちと考えると国民がヒットラーを崇拝しているともとれる。健全野党として堂々と論戦を挑んで戴きたい思うのだが如何? まあ、いずれにしても大人気ないことではある。
本日は旧暦9月9日で、重陽の節句である。朝から本降りの雨。第173臨時国会が本日召集される。会期は11月30日までの36日間。政権交代後、与野党が初の本格的な論戦に臨む。民主党が参院2補選に完勝し、勢いを保つ中、鳩山由紀夫首相が示す政権運営方針に対し、野党の自民、公明両党がいかに論戦を挑むかが焦点となりそうだ。
孫子第三謀攻篇に曰く、「勝(しょう)を知るに五あり。もって戦うべきともって戦うべからざるとを知る者は勝つ。衆寡(しゅうか)の用を識(し)る者は勝つ。上下(じょうげ)の欲を同じくする者は勝つ。虞(ぐ)をもって不虞(ふぐ)を待つ者は勝つ。将(しょう)の能(のう)にして君(きみ)の御(ぎょ)せざる者は勝つ。この五者(ごしゃ)は勝(しょう)を知るの道なり。ゆえに曰く、彼を知りて己(おのれ)を知れば、百戦(ひゃくせん)して殆(あや)うからず。彼を知らずして己(おのれ)を知れば、一勝(いっしょう)一負(いっぷ)す。彼を知らず己(おのれ)を知らざれば、戦うごとに必ず殆(あや)うし。」
今朝のウェブニュースに拠れば、《「衆院選で308議席を獲得したが、真に政治をやれる人間が少ない。至急、教育していかないといかん」/民主党の小沢一郎幹事長は先週、親しい政界関係者にこう強調した。小沢氏の視線は、来夏の参院選だけでなく、すでに次期衆院選にも向かっている。同党は今月13日から、先の衆院選で初当選した議員を中心に新人研修会をスタートさせた。/小沢氏ら民主党幹部が新人教育に力を入れるのは、09年衆院選での自民党若手の惨敗が念頭にある。05年衆院選で大量当選した自民党若手、いわゆる「小泉チルドレン」の多くが再選を飾れず、自民下野の一因となった。/「皆さんが次の選挙で勝ってくれば、政権を維持できる。皆さんは我が党の命運を背負っている」。民主党の山岡賢次国対委員長は13日の新人研修会でこう力説した。/新人への思い入れは、研修会の欠席者に対する冷遇にもつながった。山梨2区で初当選した坂口岳洋衆院議員は13、14両日、研修会を欠席。坂口氏は同党の小林興起衆院議員らと共に台湾を訪問し、国対側にも事前に渡航届を提出していた。しかし、小沢氏は「2日間欠席」の事実に激怒し、内定していた衆院政治倫理審査会理事は取り消しとなった。/小沢氏は、今回の国会、党役員人事でも小選挙区で勝利した議員の優遇にこだわった。山岡氏ら党国対幹部は当初、副委員長の一人に、国民新党当時、国対委員長の経験を持つ糸川正晃衆院議員(比例北陸信越、当選2回)の起用を内定。しかし、糸川氏は衆院選の福井2区で、自民公認候補に惜敗していた。/「小選挙区で勝ってないじゃないか。雑巾がけからだ」/10月上旬、小沢氏は党幹部から国対メンバーの説明を受けると、糸川氏の副委員長を取り消すよう指示。東北地方で自民ベテラン議員に競り負けた比例復活議員も、環境委員会筆頭理事に内定していたが、小沢氏の鶴の一声でご破算に。結局、この議員は厚生労働委員会の委員に回った。/小沢氏に近い議員は「人事に関する異常な執着が、小沢氏が小沢氏たるゆえんだ。見せつけ的な人事で、党内を掌握し、確固たる小沢体制を築こうとしている」と声を潜める。小沢氏はインターネット利用の解禁など、選挙活動の自由化を柱にし公職選挙法改正にも意欲を示しており、制度面でも選挙改革に取り組む方針だ。/次期衆院選までにらんで着々と布石を打つ小沢氏に対し、自民党の動きは鈍い。参院選候補者の差し替えなど態勢立て直しの検討を始めたばかりで、谷垣禎一総裁の「初陣」となった参院補選も完敗に終わった。/25日夜、大島理森幹事長は「総選挙で大敗し、エンジンがかかるのが少し遅れた。楽観はしていないが、悲観もしていない。地力はまだ残っている」と自らに言い聞かせるように語った。》
さらに、ニュースは続く。《選挙至上主義を貫く小沢氏の党運営の反動は、鳩山政権内の権力バランスの偏りを構築しつつある。推し量れば「党高政低」で、「小沢案件」は鳩山政権にとって触れることのできない「聖域」になりつつある。/「ご迷惑をお掛けしました」。民主党の表看板、行政刷新会議の下、予算の無駄遣いをあぶり出す「事業仕分け」を担う党国会議員チームの中心メンバー、枝野幸男元政調会長が24日、党幹部に謝罪の電話を入れた。/発端は、23日の同チームによる財務省からのヒアリング調査。午前中に始まった調査が、同日午後になって急きょ取りやめになった。小沢氏の側近、松木謙公・国会対策筆頭副委員長から、作業チームのメンバーだった14人の新人衆院議員に対し、「出席を見合わせていただきたい」と次々に電話が入ったためだった。/先の衆院選で大量当選した143人の新人議員は連日、新人研修を受けている。研修の主眼は選挙に弱い新人を鍛え上げ、次期衆院選で再選させること。「小沢さんが『新人研修に参加できない』と怒っている」。メンバーの間にそんな情報が広がり、午後の会合は中止に追い込まれたという経緯だった。/ 小沢氏側近の山岡賢次国対委員長は25日の民放テレビで、平野博文官房長官が「まったくご存じないところで担当部局が直接人事を動かした」ことがきっかけだったと指摘し、「単なる事務的な行き違い」を強調した。/しかし、人選の責任者は仙谷由人・行政刷新担当相で、小沢氏と距離を置いてきた。平野氏が「仕切り直します」と確約し、内閣の「政策」か、党の「選挙」かの綱引きはあっさり官邸が引き下がって決着した。/首相官邸と党の冷え冷えとした関係は、「政府・党分離」のシステムを導入したことに起因する。民主党が政権発足後、初めて開いた13日の役員会には党代表の鳩山首相が招かれず、小沢氏との疎遠ぶりを印象付けた。/政府側は小沢氏との意思疎通を図ることに腐心してきた。与党との意見調整の場である政府・連立与党首脳会議に加え、22日には政府・民主党首脳会議を発足。小沢氏の意向を聞き出す舞台装置にしようとしている。/「政府・民主党という言い方をしているが、首相は民主党代表でもある。党との連携をやっぱり取っていくことが大事だろう」。小沢氏との調整役を見込まれて起用された平野官房長官は22日の記者会見で強調したが、政府が民主党と内部調整に追われる現状に「元々は同じ党なのに情けない」(党幹部)とのため息も聞こえる。(毎日jpより)》
国会でマニュフェストだからと言って何でもかでも軽々しく引き受けるのは、違約が多くて当てにならない。老子にも「軽諾は必ず信寡(すくな)し、多易(たい)は必ず難多し(第六十三)」とある。
国会でマニュフェストだからと言って何でもかでも軽々しく引き受けるのは、違約が多くて当てにならない。老子にも「軽諾は必ず信寡(すくな)し、多易(たい)は必ず難多し(第六十三)」とある。
本日は1日中雨。
昨土曜日の早朝、アフリカはスーダンに滞在中のEriちゃんにメールしておいた。
《Eriちゃんのブログ、隈なく読ませて頂いています。毎週、日曜日に書かれているようですね。
随分広い範囲で活躍しているようで、ほとほと感心していますが、病気になった記事など読むとやはり心配です。それに、時々ウェブのニュースでスーダンの報道なども検索するようになりました。
今朝も『2009.10.23 Web posted at: 12:16 JST Updated – CNN/(CNN) 国際赤十字委員会(ICRC)によると、スーダン西部の紛争地帯ダルフールで22日、ICRCの現地事務所スタッフのフランス人男性が武装グループに拉致された。/ICRCによると、男性はほかのスタッフとともに、チャド国境に近いアルジェネイナの北郊で水道施設の改良工事を手伝い、市内へ戻る途中だった。一行はICRCと明記された車に乗っていたという。/武装グループの正体は不明。ICRCは現地当局と協力して解放交渉に当たる構えだ。/ダルフールでは03年、政府軍とアラブ系民兵が黒人反政府勢力と衝突したのをきっかけに紛争が起き、これまでに推定30万人が死亡、300万人が難民、避難民となっている。』のような記事を見てはひとり心配しています。
昨日、福岡のお父さんからメールでEriちゃんのメールアドレスを知りましたので、早速メールするところです。今後とも、充分体に気をつけてご活躍下さい。》
本日日曜日夜に返信あり。曰く『節夫おじさん/ご無沙汰しております。ご連絡ありがとうございます。/実は母親がおじさんが作ってくださったブログ集をジュバまで送ってくれました。/すごくきれいに仕上がっていて驚きました。写真もきれいに印刷されていて… いい記念になります。/本当にありがとうございました。/ダルフール地区は、私のいるところからはかなり離れているので、全く影響はないのですが、やっぱり援助機関の関係者を狙った犯罪があると心配になりますよね。/ジュバ自体はテロもなく、外国人を狙った犯罪も少ないので、これまでは危ない目にあうこともなく平和に暮らしています。/おじさんの浅草日記も楽しませていただきました。秋の気配のある東京が懐かしいです。/こちらは夏真っ盛りで、これからもっと暑くなるらしく、想像がつかないです…/ブログの文章や写真もまだまだへたくそなのですが、少しずつよくしていければなと考えております。/また感想などお聞かせください!/年末には福岡で祖父母に会えるのをとても楽しみにしております。/ではまたご連絡差し上げますね。おばさんにもよろしくお伝えください。/失礼いたします。』
昨土曜日の早朝、アフリカはスーダンに滞在中のEriちゃんにメールしておいた。
《Eriちゃんのブログ、隈なく読ませて頂いています。毎週、日曜日に書かれているようですね。
随分広い範囲で活躍しているようで、ほとほと感心していますが、病気になった記事など読むとやはり心配です。それに、時々ウェブのニュースでスーダンの報道なども検索するようになりました。
今朝も『2009.10.23 Web posted at: 12:16 JST Updated – CNN/(CNN) 国際赤十字委員会(ICRC)によると、スーダン西部の紛争地帯ダルフールで22日、ICRCの現地事務所スタッフのフランス人男性が武装グループに拉致された。/ICRCによると、男性はほかのスタッフとともに、チャド国境に近いアルジェネイナの北郊で水道施設の改良工事を手伝い、市内へ戻る途中だった。一行はICRCと明記された車に乗っていたという。/武装グループの正体は不明。ICRCは現地当局と協力して解放交渉に当たる構えだ。/ダルフールでは03年、政府軍とアラブ系民兵が黒人反政府勢力と衝突したのをきっかけに紛争が起き、これまでに推定30万人が死亡、300万人が難民、避難民となっている。』のような記事を見てはひとり心配しています。
昨日、福岡のお父さんからメールでEriちゃんのメールアドレスを知りましたので、早速メールするところです。今後とも、充分体に気をつけてご活躍下さい。》
本日日曜日夜に返信あり。曰く『節夫おじさん/ご無沙汰しております。ご連絡ありがとうございます。/実は母親がおじさんが作ってくださったブログ集をジュバまで送ってくれました。/すごくきれいに仕上がっていて驚きました。写真もきれいに印刷されていて… いい記念になります。/本当にありがとうございました。/ダルフール地区は、私のいるところからはかなり離れているので、全く影響はないのですが、やっぱり援助機関の関係者を狙った犯罪があると心配になりますよね。/ジュバ自体はテロもなく、外国人を狙った犯罪も少ないので、これまでは危ない目にあうこともなく平和に暮らしています。/おじさんの浅草日記も楽しませていただきました。秋の気配のある東京が懐かしいです。/こちらは夏真っ盛りで、これからもっと暑くなるらしく、想像がつかないです…/ブログの文章や写真もまだまだへたくそなのですが、少しずつよくしていければなと考えております。/また感想などお聞かせください!/年末には福岡で祖父母に会えるのをとても楽しみにしております。/ではまたご連絡差し上げますね。おばさんにもよろしくお伝えください。/失礼いたします。』
「霜が降りて、青く広い隅田川の秋の水は清く澄んでおり、そこに酒酔い気分で杖を手にでかけると、詩情がわいてきた。/黄ばんだ芦は半ば老いているので、吹く風にもなんとなく力が無く、白雁が空高く飛んでいくと、月が何か語りかけているようである。/松並木のもとには灯火の光がほのかに見え、孤廟が静かなたたずまいを見せ、靄の立ちこめる中に人の声が響いていて一船の行くのがわかる/(こうして澄んだ光景を見るにつけ)平生雲山深い所で清廉に生きたいという思いもまだ遂げることもできないので、せめてこの隅田川の水に自分の汚れている冠の紐(俗世で汚れた心)でも濯(あら)い清めたいものである。」
26日(月)から臨時国会が始る。ウェブの産経ニュースは次のように報じている。曰く、『民主党の小沢一郎幹事長は19日の記者会見で、企業・団体献金禁止や選挙戦での戸別訪問解禁のための政治資金規正法と公職選挙法の改正を来年の通常国会で目指す考えを表明した。これに先行する形で、官僚が国会で答弁する「政府参考人」制度の全面禁止を盛り込んだ国会法改正案を26日召集の臨時国会で成立させる構え。小沢氏が掲げてきた一連の政治改革実現への段取りを固めたかっこうだが、与野党からは性急な改革への反対論が噴出している。/一連の改革は、小沢氏が平成5年の著書「日本改造計画」以来、掲げ続けてきた旗印だ。/19日夕、党本部で平野博文官房長官と会談した小沢氏は、国会法改正への意欲を改めて表明。同日の記者会見では「与野党がお互いに切磋琢磨するところに議会制民主主義の狙いがある」と強調した。/小沢氏は国会改革の布石を打ってきた。9月下旬には改革のモデルとする英国議会を視察し、今月16日には「新しい日本をつくる国民会議」(21世紀臨調)に、国会審議活性化、公選法、政治資金規正法の改正のあり方を諮問した。/政治資金規正法改正の焦点となる企業・団体献金の禁止については、企業献金やパーティー券収入の割合が大きい自民党を“兵糧攻め”にする狙いがありそうだ。/また、「官僚答弁の禁止」は、政治家同士の議論の活発化が狙い。臨時国会で法改正して通常国会から実施する考えで、21世紀臨調側に今月中のとりまとめを求めた。政府への政策決定一元化のために、9月に議員立法を原則禁止したが、政治改革関連法案は例外となっており、これらの課題は、閣外にいる小沢氏にとっては「選挙と並んで最も自らの存在感を示せるテーマ」(周辺)だ。/小沢氏のやる気とは裏腹に、与野党は反発を強めている。/社民党の重野安正幹事長は19日、「官僚に質問することで政治の優位性が失われるというのは飛躍した議論だ」と批判。自民党の川崎二郎国対委員長も18日のNHK番組で「現場の責任者(官僚)の声を聞くのは当たり前だ」と指摘した。共産党の志位和夫委員長も14日の党中央委員会総会で「高級官僚が不正を起こした際に責任を糾明できなくなる」と批判している。/また、小沢氏は官僚の答弁禁止にとどまらず、閣僚の答弁も4週間に1回程度に限定し、副大臣や政務官の国会出席を促そうとしている。ただ、不祥事発覚の際に、閣僚が国会への出席を避ける口実になりかねないという指摘もある。/小沢氏には政治家同士の議論を充実させる意図があると言われるが、本人が党首討論に応じなかった過去がある。そのため、民主党内にも「制度は活用しなければ意味がない。何でも英国をまねしたらいいわけではない」(中堅)との異論がある。(産経ニュース 2009.10.19 23:42)』
平野博文官房長官は15日の記者会見で、26日召集予定の臨時国会を控え、各府省の国会担当の官僚に与野党議員への「質問取り」を指示していたことを明らかにした。鳩山政権は「脱官僚依存」を掲げ、国会論戦も政治主導で進める方針を示してきたので、自民党政権で行われてきた官僚による事前の「質問取り」は、「脱官僚依存」に矛盾するのではないかとの指摘もある。これに対し、平野長官は会見で「あくまで答弁は政治家がする。矛盾することにはならない」と強調。質問取りに関し、「政務官的なスタッフや政務官自らが質問を取るのが理想」としながらも、当面は官僚に当たらせる方針を示した。鳩山由紀夫首相も15日夕、首相官邸で記者団に対し、「官僚にそれぐらいの手伝いをしてもらうのはあり得る話だ」と語っていた。
小泉内閣で郵政民営化を推し進めた元総務大臣で、現在、慶應義塾大学の教授を務める竹中平蔵氏は、21日夜のNHKとのインタビューで、「日本郵政」の新しい社長に元大蔵事務次官の斎藤次郎氏が内定したことについて、民主党が掲げる「脱官僚依存」に大きな偽りがあると、厳しく批判していた。この中で、竹中氏は「新しい社長は、旧大蔵省から民間企業に天下りし、今度は実質的な国有機関に移ることで、『わたり』を行っていることになる。民主党が掲げる『脱・官僚』に大きな偽りがある」と述べ、日本郵政の新しい社長に元大蔵官僚の斎藤氏を起用することを厳しく批判した。そのうえで、竹中氏は、鳩山政権が20日に郵政民営化の見直しを閣議決定したことについて、「郵便と貯金の全国一律サービスは、民営化後も提供されており、今のままで問題はない。日本郵政を実質的に再び国有化することになるため、効率化が図れずに巨額の赤字が出て、結局、国民の負担が増すことになる」と述べ、政府の方針を批判していた。
26日から始る臨時国会で、野党は徹底批判するだろう。亀さんの独断専行が、民主党の足を引っ張ることにならなければ好いが…
朝食後、東武浅草駅の北口前にある理髪店で散髪。吾妻橋を渡り、淺草通りを西進、業平橋東から秋の陽光に照らされた東京スカイツリーのカメラに収める。押上→ 桜橋通り→ 曳舟通り→ 東武曳舟駅→ 明治通り→ 白鬚橋→ 台東区川の隅田川遊歩道を通って帰宅する。本日の記録11039歩、7.1km。

此処のところ、こと参議院補選については民主党の勢いは留まるところを知らないようである。民主党よ「驕れるもの久しからず」を胸に刻めよ。「歳寒くして松柏(しょうはく)の凋(しぼ)むに後(おく)るるを知る」と言うではないか。人は苦難に面して志操の善し悪しが現れるものなのである。

唐宋八大家の一人で宋代では蘇軾(そしょく、1036~1101年)と並ぶ文章家で政治家あった欧陽修(おうようしゅう、1007~72年)が38歳で天子に諫言(かんげん)忠告することを職務とする知諫院(ちかんいん)にあった時の作「朋黨論(ほうとうろん)」に曰く、『臣聞朋黨之説自古有之惟幸人君辨其君子小人而已大凡君子與君子以同道爲朋小人與小人以同利爲朋此自然之理也然臣謂小人無朋惟君子則有之其故何哉小人所好者禄利也所貪者財貨也當其同利之時暫相黨引以爲朋者僞也及其見利而爭先或利盡而交疎則反相賊害雖其兄弟親戚不能相保故臣謂小人無朋其暫爲朋者僞也君子則不然所守者道義所行者忠信所惜者名節以之修身則同道而相益以之事國則同心而共濟終始如一此君子之朋也故爲人君者但當退小人之僞朋用君子之眞朋則天下治矣《私はこのように聞いている。朋党については古くから言われて来たことであるが、これは人の上に立つものが君子と小人の違いを見極められるかどうかに懸かっている。そもそも君子と君子は道を同じくすべく朋党となり、小人と小人は利益を同じくすべく朋党となるが、これが自然の道理なのである。しかし私の考えでは小人に朋党はなく、ただ君子にのみ朋党はある。なぜかと申すに、小人が好むものは利録(りろく)であり、求めるものは財貨である。小人どうし利益を同じくするときには、しばらく助け合って朋党となるが、これは見せかけのものにすぎない。彼等は利を見ては先を争い、利がなくなり情が薄くなれば、却って争い合うばかりか、兄弟や親戚ですら助け合えないのである。だから私は,小人に朋党はなく、あたかも朋党のように振る舞のは、見せかけのものだと申し上げるのである。しかし君子は違う。君子の守るものは道義であり、行うものは忠信であり、惜しむものは名節なのである。これによって身を修めれば、道を同じくして助け合い、これによって国に当たれば、心を同じくして助け合い、始めから終わりまで、まるで一人の如く振る舞うのである。これが君子の朋党というものである。故に、人の上に立つものが、ただ小人のかりそめの朋党を退け、君子のまことの朋党を用いることさえできるならば、天下は治まるのである。(中国古典文学大系 平凡社 による》』
この1000年近くの昔の考えは今にも通じるものがあって、今の日本の政党を形づくる人々にも是非考えてもらいたいものである。
なお、欧陽修は詩人でもあり、多くの詩を残しているが、今の季節に因んで「秋懐」を掲げよう。


この1000年近くの昔の考えは今にも通じるものがあって、今の日本の政党を形づくる人々にも是非考えてもらいたいものである。
なお、欧陽修は詩人でもあり、多くの詩を残しているが、今の季節に因んで「秋懐」を掲げよう。
昭和通りを横切って、三越前から東京メトロ銀座線に乗って帰宅した。徘徊記録は8971歩、5.8㎞であった。
朝食後、言問橋を渡り墨堤通りに沿って、東白鬚公園を抜け水神大橋を渡って、荒川区の隅田川沿いの遊歩道を南下、さらに台東区の隅田川沿い遊歩道を通って帰宅。10231歩、6.6kmを記録。

隅田公園も三囲神社近辺も白鬚神社も、秋の気配を増してきて、「秋深し」の感を強くする。李白だっけ、杜甫だっけ、秋を詠った七言律詩の冒頭に「玉露(ぎょくろ)凋傷(ちょうしょう)す 楓樹(ふうじゅ)の林/巫山(ふざん)巫峡(ふきょう)気(き)蕭森(しょうしん)たり… 」というのがあったけ。
爺が旧制の中学1年で中国山地の山間の村に疎開していて、三次中学に在学している頃、時間割に「素読」という項目があって、教師が読む後を復唱して、意味も判らず滅多矢鱈に詰め込まれた。時代劇によく出てくる寺子屋のシーンと全く同じような授業が行われたのである。終戦直後の2学期ともあって、転校して始めての授業であの杜甫の「春望」を暗記させられた。――國破山河在⇒國破れて山河在り (くにやぶれてさんがあり)/城春草木深⇒城春にして草木深し (しろはるにしてそうもくふかし)/感時花濺涙⇒時に感じては花にも涙を濺ぎ (ときにかんじてははなにもなみだをそそぎ)/恨別鳥驚心⇒別れを恨んでは鳥にも心を驚かす (わかれをうらんではとりにもこころをおどろかす)/烽火連三月⇒烽火三月に連なり (ほうかさんげつにつらなり)/家書抵萬金⇒家書萬金に抵る (かしょばんきんにあたる)/白頭掻更短⇒白頭掻けば更に短く (はくとうかけばさらにみじかく)/渾欲不勝簪⇒渾て簪に勝へざらんと欲す (すべてしんにたえざらんとほっす)――
昔年に覚えさせられたものを、うろ覚えのまま思い出すことはあっても何一つ完全なものはない。帰宅して、杜甫の詩の中から、「秋興八首」を見つけ出した。この其一が、「玉露凋傷す楓樹の林云々」の詩であった。大暦元(766)年虁州(きしゅう)の作で、杜甫の七言律詩のうち最も有名であり、優れたものであるという。
「白く光る玉の露がすっかり楓の大木をいためつけて/巫山(ふざん)とそのあたりの谷々には秋の気配が厳しく静かに満ちている/谷には波が高く巻き上がり天まで届くかと思われ/巫山の塞(とりで)の上の雲は風に吹かれて地上まで暗く垂れ下がっている/むらがり咲く菊の花 日をへだててふたたび見て 今日も涙する/一艘の舟を岸に繋ぎ私は故郷へ思いを託(たく)している/冬支度がはじまって方々で衣服の仕立てにかかる/白帝城の高くそびえるあたり夕暮れの中砧(きぬた)うつはげしい音」(中国古典文学大系「唐代詩集上」より)
ウェブからのニュースに拠れば『平野博文官房長官は19日午前の記者会見で、2010年度の一般会計予算の歳出総額を巡り、仙谷由人行政刷新担当相が「できれば92兆円くらいで収めたい」と発言したことについて「もっと具体的に精査をしていく中で切り込んでいただきたいというのは私どもの考え方だ。さらにご努力いただきたい」と述べ、92兆円からさらに減らすよう求めた。/これに関連し、藤井裕久財務相も同日午前、同年度予算の一般会計総額を92兆円以下に抑制する意向を示した。新規国債発行額については「44兆円以下にしたい」と述べ、09年度当初予算と第1次補正予算を合わせた発行額以下に抑制する考えも重ねて強調した。都内で記者団の質問に答えた。/10年度予算を巡っては、概算要求が95兆381億円まで膨らんでおり、鳩山由紀夫首相が記者団に「できるだけ抑えないといけない。さらに減らせる努力をしたい」と語っていた。これを受け、行刷相は概算要求から3兆円程度の削減を目指す考えを表明。それでも09年度予算の88.5兆円より大幅に膨らむため、財政規律への懸念が広がっている。』という。
今回の鳩山内閣は理系頭脳だと聞く。平野博文官房長官、管直人内閣府特命担当大臣(副総理)も理系であるが、特に鳩山首相は東大から国外留学を選び、米国カリフォルニア州の名門スタンフォード大で学位Ph.D.を取得したという。当初は、電気工学を学んでいたということであるが、そこでめぐり合ったのが、当時、新しい分野だったOR(operations research、オペレーションズ・リサーチ)であるという。数学的・統計的モデル、アルゴリズムの利用などによって、さまざまな計画に際して最も効率的になるような決定を下す科学的技法である。複雑なシステムの分析などにおける意思決定を支援し、また意思決定の根拠を他人に説明するためのツールなのである。ORは現在では、組織体(企業、非営利法人、自治体、政府、国際機関などすべて)の意思決定のための、合理的・科学的アプローチの技術として必須のものなのである。基本的手法は順列組み合わせ、確率、最適化および待ち行列などであり、現在、防衛省にOR専門の組織が存在するということである。予算の骨格を決める国家戦略局の前身「国家戦略室」を首相指示により設置することなどを決めている。さっそく予算のOR問題解決と行かないものだろうか。
鳩山首相は1947年2月11日生まれで、日本初のノーベル物理学賞の湯川秀樹博士と同じ「みずがめ座」、血液型も同じO型という。善き解決を願うものである。
爺が旧制の中学1年で中国山地の山間の村に疎開していて、三次中学に在学している頃、時間割に「素読」という項目があって、教師が読む後を復唱して、意味も判らず滅多矢鱈に詰め込まれた。時代劇によく出てくる寺子屋のシーンと全く同じような授業が行われたのである。終戦直後の2学期ともあって、転校して始めての授業であの杜甫の「春望」を暗記させられた。――國破山河在⇒國破れて山河在り (くにやぶれてさんがあり)/城春草木深⇒城春にして草木深し (しろはるにしてそうもくふかし)/感時花濺涙⇒時に感じては花にも涙を濺ぎ (ときにかんじてははなにもなみだをそそぎ)/恨別鳥驚心⇒別れを恨んでは鳥にも心を驚かす (わかれをうらんではとりにもこころをおどろかす)/烽火連三月⇒烽火三月に連なり (ほうかさんげつにつらなり)/家書抵萬金⇒家書萬金に抵る (かしょばんきんにあたる)/白頭掻更短⇒白頭掻けば更に短く (はくとうかけばさらにみじかく)/渾欲不勝簪⇒渾て簪に勝へざらんと欲す (すべてしんにたえざらんとほっす)――
昔年に覚えさせられたものを、うろ覚えのまま思い出すことはあっても何一つ完全なものはない。帰宅して、杜甫の詩の中から、「秋興八首」を見つけ出した。この其一が、「玉露凋傷す楓樹の林云々」の詩であった。大暦元(766)年虁州(きしゅう)の作で、杜甫の七言律詩のうち最も有名であり、優れたものであるという。
ウェブからのニュースに拠れば『平野博文官房長官は19日午前の記者会見で、2010年度の一般会計予算の歳出総額を巡り、仙谷由人行政刷新担当相が「できれば92兆円くらいで収めたい」と発言したことについて「もっと具体的に精査をしていく中で切り込んでいただきたいというのは私どもの考え方だ。さらにご努力いただきたい」と述べ、92兆円からさらに減らすよう求めた。/これに関連し、藤井裕久財務相も同日午前、同年度予算の一般会計総額を92兆円以下に抑制する意向を示した。新規国債発行額については「44兆円以下にしたい」と述べ、09年度当初予算と第1次補正予算を合わせた発行額以下に抑制する考えも重ねて強調した。都内で記者団の質問に答えた。/10年度予算を巡っては、概算要求が95兆381億円まで膨らんでおり、鳩山由紀夫首相が記者団に「できるだけ抑えないといけない。さらに減らせる努力をしたい」と語っていた。これを受け、行刷相は概算要求から3兆円程度の削減を目指す考えを表明。それでも09年度予算の88.5兆円より大幅に膨らむため、財政規律への懸念が広がっている。』という。
鳩山首相は1947年2月11日生まれで、日本初のノーベル物理学賞の湯川秀樹博士と同じ「みずがめ座」、血液型も同じO型という。善き解決を願うものである。
本日は日曜日。午前中は例によって報道番組を見る。本日浅草寺境内では菊供養のお練りが出て、金龍の舞が催されるという。昼食後、腹ごなしに婆様と連れ立って浅草寺境内に出掛けた。

浅草寺の山号を金龍山と言うのは縁起に「十八日寺辺に一夜にして松千株ほど生ず、三日を過ぎて天より長 さ百尺ばかりの金鱗の龍、松のなかにくだりしが、その後あるところをみず、これによって金龍山と言う」とあるところから出ているという。金龍の舞も、この由来によるもので、昭和33年10月昭和本堂が落慶した際、浅草観音慶賛会が後生に永く伝える記念行事として創始奉納したものであるという。長さ15m、重さ80kgの金龍は、観音様の姿に喜び、勇ましい華麗な舞は、宗教的意義が高いといわれている。金龍の舞の奉演は毎年3月18日のご本尊示現会と10月18日の菊供養の佳日に行われている。
おやおや、こんな所に持国天・増長天の2像があったっけ? 説明板を読むと、二天門の両脇に鎮座坐ましていたものを、二天門の改修工事が終るまで、この場所に安置するのだとある。
淡島堂に立ちより、奥山参道からロックスに立ち寄り、夕餉の買い物をして帰宅した。
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