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 今日、三井記念病院から退院してきました。早速、ギリシャ神話の英雄Meleagros(メレアグロス)のお話に入ります。


 


 Meleagros(メレアグロス)はAitōlía(アイトーリア、ギリシア中央部の山岳地方を指します)のKalydon(カリュドーン)王Oineus(オイネウス)と王妃Althaiā(アルタイアー)の子ですが、実の父はĀrēs(アレース)であるともいいます。Hēraklēs(ヘーラクレース)の妻となったDeianeira(デーイアネイラ)はメレアグロスの妹です。


メレアグロスが生まれて7日目に、アルタイアーの寝室に3人のMoirai(モイライ、ギリシア神話における「運命の三女神」、幾つかの伝承がありますが、Klōthō(クロートー)、Lachesis(ラケシス)、Atropos(アトロポス)の3柱で、姉妹とされます)が現れました。クロートーは「メレアグロスが高貴な人物となるであろう」と、ラケシスは「メレアグロスが武勇に優れた英雄となるであろう」とそれぞれ予言しますが、アトロポスは薪を炉に投げ入れ、「この薪が燃え尽きないうちはメレアグロスは生きているであろう」と言うのでした。アルタイアーは炉から薪を取り出して火を消し、誰にも見つからないように箱の中に隠しました。

 メレアグロスが成人すると、剛勇無双とうたわれるようになり、Iāsōn,(イアーソーン)率いるArgonautai(アルゴナウタイ)にも参加します。とくに槍投げを得意とし、アルゴナウタイの冒険から帰還後、olkós(イオールコス、ギリシア神話におけるアルゴー船の出航地)でPeliās(ペリアース、イオールコス王)の葬礼を記念した競技会では槍投げで優勝するほどでした。


メレアグロスは同じくアルゴナウタイの一人Īdās(イーダース)の娘Kleopatrā(クレオパトラー)を妻としました。

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