ウェブニュースより
将棋・藤井聡太四段、史上初“中学生五段”に「順位戦の昇級で昇段果たせてよかった」 ―― 将棋の中学生棋士・藤井聡太四段(15)が2月1日、順位戦C級2組9回戦で梶浦宏孝四段(22)との対局に勝利し、同級で無傷の9連勝を飾り、来期のC級1組への昇級を決めた。規定により藤井四段は五段に昇段が決定し、史上初の「中学生五段」が誕生した。対局後、会見に臨むと「順位戦では1年間、昇級を目指して戦ってきたので、それを果たせたのはうれしく思います。順位戦の昇級ということで、昇段を果たせたのは、とてもよかったなと思っています」と、会心の勝利をかみ締めていた。
加藤一二三九段(78)以来となる中学生棋士によるC級2組の一期抜けを達成した藤井四段は、この日の対局について「序盤は作戦負けしてしまったと思っていましたが、中盤激しい展開になって、とても難しい展開になったんですけれど、踏み込んでいけたのがよかったと思っています」と振り返った。2月17日には羽生善治竜王(47)と朝日杯将棋オープン戦の準決勝で、公式戦初対決が控えている。注目の対局については「朝日杯では非常に素晴らしい機会を得ることができたので、自分の力を出し切って、準決勝に臨みたいです」と、落ち着いた口調だった。 AbemaTVでは、朝日杯将棋オープン戦準決勝・決勝をそれぞれ終局まで生中継する。 (株式会社AbemaTV 2018/2/1 23:35)
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藤井・新五段、名人への第一関門突破 「四冠王」も視野 ―― 中学生棋士、藤井聡太四段(15)が、将棋界の頂点「名人」を目指す道のりの「第一関門」突破を決めた。第76期将棋名人戦・C級2組順位戦で、一つ上のクラスであるC級1組への昇級を確定させた。さらに、今年度の対局数、勝数、勝率、連勝数は、いずれもここまで全棋士中1位。将棋界の記録の主要4部門独占も視野に入る。
C級2組で唯一全勝を守る藤井四段は1日、東京都渋谷区の将棋会館で梶浦宏孝四段(22)に勝利。C級1組への昇級一番乗りを果たした。昇級に伴い、五段昇段の基準を満たした。棋士は四段からプロとして認められ、最高段位は九段。
藤井・新五段以前に、中学生棋士は加藤一二三九段(78)ら4人いるが、「中学生五段」は初の誕生となる。15歳6カ月での五段昇段は、加藤九段の15歳3カ月に次いで史上2番目の年少記録。加藤九段の当時は中学卒業後の4月1日付で昇段する規定だったが、その後、昇級を決めた日に変更された。
ログイン前の続き今期のC級2組には50人が参加。五つあるクラスの中で最多で、それぞれ1年弱をかけて10局戦い、成績上位3人が昇級できる。初参加となる1期での昇級は容易ではない。中学生棋士では、羽生善治竜王(47)と谷川浩司九段(55)は2期、渡辺明棋王(33)は3期かかった。現在、頂点に立つ佐藤天彦名人(30)は4期在籍した。
藤井・新五段は昨年から、「順位戦の昇級」を目標に掲げてきた。仮に毎年昇級を重ねると、名人挑戦権を争うA級にはあと3年で到達できる。名人戦登場までは最短4年だ。名人獲得の史上最年少記録は谷川九段の21歳2カ月。
この日の勝利で今年度51勝目を挙げ、全棋士で1位を維持。2位以下に10勝以上の差をつけており、2012年度の羽生竜王と並んで過去10年間の最多タイ記録だ。対局数(62局)、勝率(8割2分3厘)、連勝数(29連勝)も1位で、この4部門を制する「四冠王」も視野に入る。経験があるのは羽生竜王のみだ。
17日には、第11回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)の本戦準決勝で羽生竜王との公式戦初対戦に臨む。この勝負と決勝を制して優勝すれば、史上最年少での棋戦優勝と六段昇段を果たすことになる。 (朝日新聞DIGITAL 2018年2月1日23時44分)
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