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ウェブニュースより
 藤井聡太五段、昇段後初の公式戦で白星 王将戦1次予選 230手の大熱戦 ―― 将棋界最多の29連勝を達成した最年少プロ、藤井聡太五段(15)は5日、大阪市福島区の関西将棋会館で行われた王将戦1次予選1回戦で南芳(よし)一(かず)九段(54)に230手で勝ちち、五段昇段後初の公式戦を白星で飾った。2回戦は藤井五段の師匠、杉本昌隆七段(49)と公式戦で初めて対戦することになり、「対局に臨むからには全力を尽くしたい」と語った。
 南九段は大阪府岸和田市出身。木下晃七段門下で昭和55年にプロ入りした。タイトルは王将を3期、棋聖と棋王を2期ずつで計7期を獲得している強豪だ。

 この日の対局は、振り駒の結果、先手が南九段。午前10時に始まり、持ち時間は各3時間。序盤から中盤にかけ、南九段が巧みに攻め寄せ、検討室に詰めていた棋士らからは「先手良し」と南九段の形勢が良いという声が上がっていた。藤井五段は粘って終盤で形勢をひっくり返し、午後7時2分、南九段が投了した。公式戦通算成績は62勝11敗。
 230手は藤井五段の公式戦では最手数となり、一般的な対局の倍ほどの手数とあって、両対局者ともやや疲れた表情だった。藤井五段は「仕掛けられたあたりから、形勢を損ねてしまい、かなり苦しかった。(勝てたのは)幸運だった」と話した。南九段は「よくなりすぎて、ずいぶん間違えてしまった」と振り返った。
 関西将棋会館を訪れていた杉本七段は「いつか対戦するとは思ったが、早かった。師匠の私からすると、対戦できるのはうれしい」と表情を和らげた。   (産経WEST 2018.2.5 21:11


http://shogi.saloon.jp/king/2018/02/05/棋-棋譜並べ-▲南-芳一九段-△藤井聡太五段-第68期/


 


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