瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
[1835] [1834] [1833] [1832] [1831] [1830] [1829] [1828] [1827] [1826] [1825]

 昨日は先だっての大腸ポリープ除去の検査結果の報告を受けに三井記念病院に行きました。ポリープは悪性のものではなく、結果は良好とのことでした。1年後に再検査を行うことを勧めるということでした。


 


 昨日に続いて、ノーベル物理学賞に日本人が選ばれました。


 今日のウェブニュースより


ノーベル物理学賞に梶田氏…ニュートリノに質量 ――  スウェーデン王立科学アカデミーは6日、2015年のノーベル物理学賞を、謎の多い素粒子ニュートリノに質量があることを突き止めた東京大学宇宙線研究所の梶田隆章所長(56)ら2人に贈ると発表した。/現代物理学の根幹を成す素粒子の標準理論に修正を迫るもので、宇宙の成り立ちや物質の起源の解明へ道を開く成果と高く評価された。/授賞理由は「ニュートリノが質量を持つことを示すニュートリノ振動の発見」で、同時受賞するのは、カナダ・クイーンズ大学のアーサー・マクドナルド名誉教授(72)。/日本のノーベル賞受賞者は、5日に生理学・医学賞に決まった大村智・北里大特別栄誉教授(80)に続き24人目。物理学賞は、昨年の赤崎勇、天野浩、中村修二の3氏に続き、2年連続で11人目。賞金は800万スウェーデン・クローナ(約1億1500万円)で2人で等分する。/梶田氏は6日夜、東京大(東京都文京区)で記者会見を開き、「非常に光栄なことで、今は頭の中が真っ白。何を話していいかわからない」と受賞決定の喜びを語った。  (読売新聞 20151006 2200分)


 


 東京五輪を控え 浅草寺でテロ対策訓練 ―― 東京オリンピック・パラリンピックの開催を控え、海外からの観光客が増えるなか、警視庁は、多くの外国人が訪れる東京・浅草の浅草寺で、テロ対策の訓練を行いました。/訓練には、警視庁の警察官や浅草寺の職員、地元の観光関係者などおよそ60人が参加しました。訓練は、境内に爆発物が置かれたという想定で処理班がロボットを操作して専用の車に収納したほか、サリンがまかれたという想定でけが人の救助や除染の手順を確認していました。現場では、多くの外国人が立ち止まって訓練の様子を見学していて、アメリカから訪れたという女性は「テロ対策の訓練を行うことは、犯罪の抑止につながるので、とてもよいことだと思います」と話していました。/浅草警察署の島田恭一郎署長は、「外国人も多く訪れる観光地だけにテロの標的になることがないよう対策を進めていきたい」と話していました。  (NHK WEB NEWS106 1646分)


 
 英雄イアーソンのお話をつづけます。


 


Iāsōn(イアーソーン)はただちにArgo(アルゴー)船を出航させましたが、宝物が盗まれ、わが子もいなくなったことを知ったAiētēs(アイエーテース)は追っ手の船団を差し向けました。アルゴー船にイアーソーンとともに乗り込んでいたMēdeia(メーデイア)は、一緒に連れてきていた幼い弟Apsyrtos(アプシュルトス)を殺し、その亡骸(なきがら)を切り刻んで海にばらまいたのです。追っ手の船団がアプシュルトスの体を拾い集めている間にアルゴー船は脱出に成功したのでした。アイエーテースは引き返してアプシュルトスを黒海沿岸の地に埋葬したといいます。


 


Herbert Draper(ハーバート・ドレイパー):ロンドン生まれのイギリスのラファエル前派の画家です。セント・ジョンズ・ウッド美術学校で学びました。1884年、ロイヤル・アカデミーに入学。1890年、アカデミーで金賞を取りますが、その副賞の海外奨学金を得て、パリのアカデミー・ジュリアンで学び、ローマへ行きました。


 


 アルゴー船が出港して数ヶ月が経ってもArgonautai(アルゴナウタイ)は戻らず、Thessalía(テッサリア)では彼らはみな死んだと噂されるようになりました。Peliās(ペリアース)はイアーソーンらはもう帰ってこないものと信じ、監禁していたAisōn(アイソーン)を殺そうとしました。アイソーンは自決を願って自ら死に、イアーソーンの母親Polymele(ポリュメーレー)もまたペリアースを呪って縊れ死んでしまいます。二人には幼い子供Promachos(プロマコス)もありましたが、ペリアースはこれも殺してしまいます。


このことは、Iolkós(イオールコス)のPagasai(パガサイ)湾に帰り着いたアルゴナウタイにも伝えられました。イアーソーンはペリアースへの復讐を念じましたが、アルゴナウタイにはペリアースの息子Akastos(アカストス)もいたため、ペリアースを殺すという合意は難しく思われました。


また、金羊毛皮をイオールコスに持ち帰ったイアーソーンでしたが、ペリアースは王位を譲ろうとしません。そこでイアーソーンはメーデイアに相談すると、メーデイアは単身でイオールコスの王宮に乗り込むのでした。メーデイアは初め老婆の姿をとってArtemis(アルテミス)の使いだと名乗るのでした。ペリアースの目の前で自らの老いの影を取り去ると、本来の若い姿に戻り、恩寵によって王もこのように若返らせることができると告げるのでした。さらに牡羊を八つ裂きにして煮ると、仔羊となって現れ、ペリアースの娘たちに父親を同様にするよう説いたのです。娘たちはこれを信用して、ペリアースを切り刻んで煮たのであります。
 
※ Georges Moreau de Tours(ジョルジュ・モロー・ド・ツアー):フランスの歴史画家で、イラストレーターでもありました。

 ところが、メーデイアの魔法の力は民の恐れるところとなり、イアーソーンはイオールコスの王位を継ぐどころか、国にいられなくなってKorinthos(コリントス)に逃れることになりました。

この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
プロフィール
ハンドルネーム:
目高 拙痴无
年齢:
92
誕生日:
1932/02/04
自己紹介:
くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
 sechin@nethome.ne.jp です。


小冊子の紹介
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新コメント
[m.m 10/12]
[爺の姪 10/01]
[あは♡ 09/20]
[Mr.サタン 09/20]
[Mr.サタン 09/20]
[ままだいちゅき 09/20]
[ままだいちゅき 09/20]
[ままだいちゅき 09/20]
[爺 09/20]
[ままだいちゅき 09/20]
最新トラックバック
ブログ内検索
カウンター
Powered by ニンジャブログ  Designed by ゆきぱんだ
Copyright © 瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り All Rights Reserved
/