ウェブニュースより
共和はトランプ氏、民主サンダース氏 米大統領選予備選 ―― 米大統領選のニューハンプシャー州での予備選が9日、投開票された。共和党は実業家のトランプ氏(69)が勝利を確実にし、アイオワ州党員集会での敗北から巻き返した。一方、民主党は、サンダース上院議員(74)がクリントン前国務長官(68)の得票を大きく上回り、同じく初戦の僅差(きんさ)の敗北から巻き返した。
米CNNの独自集計によると、共和党は開票率76%の段階で、トランプ氏が34%の票を得て、2位に倍以上の差をつけて圧勝の勢い。政治経験もなく、既成政治の打破を訴える姿勢が支持を集めた。
トランプ氏は9日夜、支持者を前に「米国を再び偉大な国にしていこう」と笑顔で訴える一方、「中国や日本、メキシコを貿易で打ち負かす。彼らは我々から大金をむしり取っている」と対日貿易で強硬姿勢をとる必要があると強調した。
過去、ニューハンプシャー州での勝者が同党候補者指名を受けるケースが多く、今回の勝利でトランプ氏が「本命候補」としての足場を固め、今後の選挙戦へ弾みをつけそうだ。
また、2位には下院議員などの政治経験が豊富なオハイオ州のケーシック知事(63)がつけた。アイオワ州で勝利したクルーズ上院議員(45)やブッシュ元フロリダ州知事(62)、ルビオ上院議員(44)が3位争いを繰り広げている。
一方、民主党では開票率75%の段階で、サンダース氏が60%で首位となり、クリントン氏の39%を大きく上回っている。これで民主党内の候補者指名争いは1勝1敗となった。
サンダース氏は9日夜、大歓声をあげる支持者を前に笑顔で手を振り、「偉大な我が国の政府は、一握りの裕福な選挙資金提供者のものでなく、すべての人々に属するものだ」と強調。同氏はウォール街など一部富裕層と政治の癒着を指摘。ウォール街への課税強化や貧富の格差是正、公立大授業料無償化、国民皆保険導入などを訴え、この日も「勝利は、まさに『政治革命』の始まりに他ならない」と訴えた。
サンダース氏はニューハンプシャー州に隣接するバーモント州選出の上院議員で、地元での高い知名度も追い風になった。
一方、米国初の女性大統領を目指すクリントン氏は9日夜、支持者を前に「サンダース氏の勝利を祝福する」と敗北を認めた。2008年の大統領選では、ニューハンプシャー州予備選でオバマ氏に勝利していたが、今回は勝利を逃した。
20日のネバダ州党員集会や27日のサウスカロライナ州予備選では有利とされ、全米でもクリントン氏優位の情勢は変わらないとの見方が強いが、無党派層や若者への浸透で課題を残した。
ニューハンプシャー州は、08年の予備選の際も全米で最高の投票率を記録。今回は民主、共和両党とも話題の候補が競り合う形となったため、同州は08年を上回る歴史的な投票率になるとの見通しを発表した。(マンチェスター〈ニューハンプシャー州〉)
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■主な立候補予定者の得票率(%)
【民主党】 サンダース上院議員(74) 60
クリントン前国務長官(68) 39
(集計が終了した選挙区の割合75%)
【共和党】 トランプ氏(69) 34
ケーシック・オハイオ州知事(63) 16
クルーズ上院議員(45) 12
ブッシュ元フロリダ州知事(62) 11
ルビオ上院議員(44) 10
(集計が終了した選挙区の割合76%)
※米CNNの独自集計による
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〈ニューハンプシャー州予備選〉 民主、共和両党は7月の全国党大会で大統領選候補者を指名するための代議員を州単位で選ぶ。1日のアイオワ州での「党員集会」が、党員が討議して決めるのに対し、投票で決める最初の「予備選」がニューハンプシャー州で行われる。同州予備選は、有権者の約4割を占める無党派層も民主、共和両党いずれかに投票できるのが特徴。1976年以降、全米で党員集会・予備選はこの2州で最初に実施するのが定着している。マンチェスター〈ニューハンプシャー州〉 (朝日新聞DIGITAL 2016年2月10日11時53分)
「はぼ…何だっけ」 北方領土「歯舞群島」読めず 島尻北方相 ―― 島尻安伊子沖縄北方担当相が9日の記者会見で、北方領土歯舞(はぼまい)群島の「歯舞」が読めず、事務方に確認する場面があった。島尻氏は昨年11月に根室管内1市4町を訪問し、納沙布岬から歯舞群島も視察しており、北方領土返還運動の啓発を担当する閣僚としての見識が問われそうだ。
島尻氏は会見で、北方四島の元島民らでつくる千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)が主催する「北方領土ネット検定」について資料を読み上げる形で紹介した。この際、同連盟の名前が読めず、「千島はぼ…何だっけ」と述べ、事務方が「はぼまい」と伝えた。
同連盟の河田弘登志副理事長(81)は「昨年根室に来た時は読めていたので、とっさに言葉が出なかったのだろう。今年は日ロ関係の正念場。今後は世論を盛り上げるために頑張ってほしい」と話している。
ネット検定は初級・中級・上級があり、いずれも25問で100点満点。会見で島尻氏は、自身の点数については「恥ずかしくて言えない。これから勉強したい」と述べるにとどめた。 (どうしんウェブ 02/09 12:06、02/09 23:14 更新)
育休の宮崎謙介議員「臨ゲス不倫」妻出産前自宅密会 ―― 男性国会議員初の育児休暇取得を公言し、「イクメン宣言」で注目されていた自民党の宮崎謙介衆院議員(35)が、妻の第1子出産直前に、自宅で女性タレントと「不倫密会」していたと、10日発売の「週刊文春」に報じられることが9日、分かった。相手はグラビアタレント宮沢磨由(34)。宮崎氏はこの日、取材を拒否して逃げ続けた。妻だけでなく、「1億総活躍」の観点から男性の育児参加を歓迎し、宮崎氏を激励していた安倍晋三首相をも裏切る、最悪の展開だ。
「育休国会議員の“ゲス不倫”撮った」。こう題された10日発売の週刊文春によると、宮崎氏は先月30日、地元京都市の自宅に宮沢を招き、一夜をともにしたという。マスクで変装した私服姿の宮崎氏と、宮沢が、自宅からそれぞれ外出する写真も掲載された。
宮崎氏のブログによると、当日は京都市長選の応援で、地元に滞在。宮崎氏の妻で、自民党の金子恵美衆院議員(37)は、出産の6日前だった。宮崎氏はブログで、東京と京都を往復し、金子氏にシチューをつくって振る舞ったと記しているが、報道が事実なら「いい夫」の顔の裏で、妻を裏切り続けたことになる。
金子氏は今月5日に男児を出産。宮崎氏は出産に立ち会い、ブログに「私はひたすら妻の腰をさすり続けた」「2人で大切に育てていきたい」と記していた。
宮崎氏は昨年末、男性の育児参加が必要として、金子氏の出産後に育児休暇を取ると宣言。「時の人」となった。あれから約1カ月半。この日、衆院本会議に出席した宮崎氏は、通常と異なる出入り口から議場入り。表情はうつろだった。終了後は、いきなりダッシュ。「宮崎さん、逃げるんですか」の声も無視し、迎えの車に逃げ込んだ。
金子氏は産休中。出産前は切迫早産の診断で入院した。報道に、ショックを受けているようだという。
自民党は、影響の拡大を懸念。佐藤勉国対委員長は「ちゃんとけじめはつけるべき」と説明を求めた。宮崎氏は以前、首相から「賛否両論の中でもやるのが政治家だ」と激励されたと述べ、「1億総活躍」の一環でも、男性の育児参加を目指すとしていた。首相も出席した夫妻の披露宴では、菅義偉官房長官が、超党派の議員立法をつくるよう提案。期待は、高かった。
今、不倫に対する視線は厳しい。文春が報じたタレントのベッキーと、「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音の不倫疑惑では、ベッキーが休業に追い込まれた。参院選を控えた自民党内に、宮崎氏をかばう声はほとんどない。「言っていることと、やっていることが違う。今回はひどすぎる」(関係者)。一部では、離党を求める声も出ている。
今日10日、衆院予算委員会では政治とカネの集中審議が行われる。自民党総裁でもある首相が、発言を求められる可能性もある。
◆宮崎謙介(みやざき・けんすけ)1981年(昭56)1月17日、東京都出身。早大卒。サラリーマンや会社起業を経て12年衆院選で、親戚がいた京都3区から出馬し、初当選。現在当選2回。金子氏とは再婚。かつて、加藤紘一・元自民党幹事長の娘で、現在は自民党衆院議員となった加藤鮎子氏(36)と結婚していたが、約3年で離婚した。
◆「イクメン宣言」経緯 宮崎氏は昨年12月23日、都内で開いた結婚式後、金子氏の出産後に約1カ月間の育児休暇を取得すると宣言。別の取材でも「育児休暇=リフレッシュ休暇ではない。政治家として、男性の育児参加推進のため、世の中に一石を投じたい」と意欲を示した。先月4日の通常国会初日には、「取得の時期は妻の体調次第です」と、金子氏をいたわりながら話していた。
ただ、自民党内は賛否両論。育休中も歳費が全額支給されるとして「国民の理解が得られない」との声も根強い。野党でも、双子の母親の蓮舫・民主党代表代行が、「制度改正への動きは評価するが、育休よりまず、制度設計を最優先すべきだ」と異論を唱えた。 [日刊スポーツ 2016年2月10日8時18分 紙面から]
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