瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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  今日は彼岸の中日。老妻婆は船橋の妹と実家の寺へ墓参。
55809811.jpg 昨日は横浜高島屋の地下にある「甍(いらか)」で、昼食をとり神奈川三賢人と話に花を咲かせた。それぞれ、過ぎ去りし日の思い出を語っていた。地下をあちこちと歩き回り、コーヒーを飲みながらまた一談義。地下を上って外に出るとどうやら雨。朝方は台風一過のいい日和だったのに、実に何とか心と秋の空。今回の企画は海老名市在住のS氏が企画してくれものという。どうもありがとう。横浜市在住のN氏より「奥様へ」とフルーツチョコを戴き、横浜発午後3時45分の押上行の快速に乗車。浅草に着いて地下鉄を出ると、かなりの雨。雨の中を少々濡れながら家路に着いた。
c2785f04.JPG
c06c33d2.JPG カメラを忘れ、写真を撮ることはできなかったが、今朝ほどメールを開くと藤沢市在住のY氏より写真が貼付送信されていた。
 いやはや、お互いに年取ったものだ。昨夜洗面場の鏡の前に立ち照らし出された己の姿を眺めながら「唐詩選」にあった張九齢の五言絶句『照鏡見白髮』を思い出す。
 
照鏡見白髮   鏡(かがみ)に照(て)らして白髪(はくはつ)を見(み)る)
   張九齡(ちょうきゅうれい)    
宿昔青雲志   宿昔(しゅくせき) 青雲(せいうん)の志(こころざし)
蹉跎白髪年   蹉跎(さた)たり 白髪(はくはつ)の年(とし)
誰知明鏡裏   誰(たれ)か知(し)らん 明鏡(めいきょう)の裏(うち)
形影自相憐     形影(けいえい) 自(おの)ずから相(あい)憐(あわ)れまんとは
 
581c64ad.JPG〈訳〉若き日に、とく青雲を志し
   躓(つまず)きて、いま白髪の年となる
   誰か知る、鏡にうつるわが影と
   形と憐れみ合はむとは
 
張九齢(673~740年) 中国、唐代の政治家・詩人。字は子寿。玄宗の宰相となるが、李林甫(?~752年、唐朝の宗室)と対立して左遷。詩の復古運動に尽くしたことで知られる。
 
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1932/02/04
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