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(たちばな)を詠める歌1
 ミカン科の常緑小高木です。橘(たちばな)は、ニッポンタチバナまたはミカンのこと、もしくはミカン類の総称と考えられています。
 ニッポンタチバナは、日本産で、現在では愛知県以西でごくまれに見られるそうです。6月頃に小さくて白い花を咲かせ、冬に実をつけます。実はとてもすっぱいそうです。
 古事記では、橘(たちばな)は非時香果(ときじくのみ)とされています。非時香果(ときじくのみ)とは、いつでも香りたかい果実、という意味です。この実には尊い生命力が宿ると信じられていたようです。
 橘(たちばな)を詠んだ歌は、万葉集には72首もあります。霍公鳥とセットの歌がたくさんあります。

巻2‐0125:橘の蔭踏む道の八衢に物をぞ思ふ妹に逢はずして

※三方沙弥(みかたのさみ、生没年未詳)
 出自・伝未詳。万葉集に持統朝から文武朝頃の歌を残しています。山田史三方と同一人かと言います。(万葉集代匠記)。山田史三方は沙門として新羅で学問を修め、のち還俗します。持統朝から聖武朝に至るまで学者官人として活躍し、東宮侍講等を勤めました。
巻2‐0179:橘の嶋の宮には飽かぬかも佐田の岡辺に侍宿しに行く

◎草壁皇子の宮殿である島の宮は現在の石舞台周辺にあったとされますが、もうひとつの候補地として橘寺の側から出土した遺跡がその宮であったとする説もあります。あるいは、島の宮の宮殿は現在の石舞台周辺から橘寺のあたりまで庭園の広がる大きな宮殿であったのかも知れませんね。

 そんな「橘の島の宮にお仕えするだけでは飽き足らず、佐田の岡にまで出仕するのです」との意味の歌ですが、もちろんこれはそのままの意味ではなく草壁皇子を喪って皇子の御陵である佐田の岡に出仕することになった自身の立場を誤魔化して詠っているわけです。
 それほどまでに、舎人たちにとって草壁皇子の死は受け入れがたく喪失感の大きなものだったことがこの歌からも窺い知ることが出来ます。

ウェブニュースより
 雇調金ゲットの石原伸晃氏「国を愛しているなら我欲を捨てろ」の主張はどこへ? ――「最後は金目でしょ」は自分自身のことだったのかもしれない。
 自身が代表を務める選挙区支部が、新型コロナウイルスの影響を受けた事業主の雇用対策として支給される国の「雇用調整助成金」を約60万円得ていたことが分かり、批判が殺到している自民党の石原伸晃・内閣官房参与(64)。

 石原氏側はメディアの取材に対して「必要な書類を添付し、適正に申請し審査いただいた」とコメントしているが、ネット上では、<これがOKだったら、全国数千、数万の政治団体も申請するよ><そんなにカネがほしいのか、みっともない>などと非難ごうごうだ。
 そもそも、石原氏といえば、社会保障費の在り方など血税の使い方をめぐっては党内で誰よりも厳しかったはずだ。
 2012年9月の党総裁選に出馬した際も、安倍晋三元首相(67)や石破茂元幹事長(64)ら5人の候補の中で唯一、「生活保護費の8000億円削減」を公約に盛り込み、出演した民放番組では、「国を愛しているんだったら我欲を捨てて、若い人も働き盛りの人も高齢者も我慢していただく」と主張。
 別の番組では、生活保護の受給者に触れつつ、「(受給希望者が)『ゲットしちゃった』『簡単よ』『どこどこへ行けば簡単にもらえるわよ』こういうことをですね、是正することを私はできると思う」などと発言していたのだ。
 「国を愛しているなら我欲を捨てて」「簡単にもらえることを是正」。この発言時から9年経ち、今では「やっぱり国より我欲だよね」「簡単にゲットしちゃおう」と気が変わったのかもしれないが、そういう考えで内閣官房参与という要職に就き続けるのは勘弁してほしいものだ。    (日刊ゲンダイ 公開日:2021/12/10 06:00 更新日:2021/12/10 06:00

 「前理事長と永久に決別」 事業部清算も視野―日大、捜索後初の記者会見 ――日本大学は10日、前理事長の田中英寿容疑者(75)が脱税事件で逮捕されたことなどを受け、東京都千代田区の日大本部で記者会見した。新理事長となった加藤直人学長は一連の事件について「心よりおわび申し上げる」と述べた上で、「前理事長とは永久に決別し、影響力を排除する」と強調した。

 会見は9月に日大本部などが家宅捜索を受けて以降、初めて。加藤新理事長は会見が遅れた理由を、捜査などの対応を求められ、忙殺されていたためと説明し、陳謝した。元理事らによる背任事件の舞台となった子会社「日本大学事業部」の清算も視野に入れる考えを示した。
 13年間続いた「田中体制」については「(前理事長が)理事の選任に権限を持っていた。理事会そのものが形骸化し、報告会のようなものになっていた」と指摘。前理事長への役員報酬や退職金は支払わず、今後、外部有識者を中心とした「日本大学再生会議」を組織し、理事の選出方法の見直しなどに着手すると明らかにした。    (JIJI.COM 202112102052分)


 

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