槻(つき)を詠める歌3
巻3-0277:早来ても見てましものを山背の高の槻群散りにけるかも
巻7-1276:池の辺の小槻の下の小竹な刈りそねそれをだに君が形見に見つつ偲はむ
巻11-2353:泊瀬の斎槻が下に我が隠せる妻あかねさし照れる月夜に人見てむかも
巻11-2656: 天飛ぶや軽の社の斎ひ槻幾代まであらむ隠り妻ぞも
◎旋頭歌(せどうか)は、奈良時代における和歌の一形式です。『古事記』『日本書紀』『万葉集』などに作品が見られます。
五七七を2回繰り返した6句からなり、上三句と下三句とで詠み手の立場がことなる歌が多い。頭句(第一句)を再び旋(めぐ)らすことから、旋頭歌と呼ばれる。五七七の片歌を2人で唱和または問答したことから発生したと考えられています。
国文学者の久松潜一は『上代日本文学の研究』において、旋頭歌の本質は問答的に口誦するところにあるとの考えを示し、他の研究者もこれを支持しています。一人で詠作する歌体もあるが、これは柿本人麻呂によって創造されたとの説があります。
『万葉集』には62首の旋頭歌がおさめられ、そのうち35首までが「柿本人麻呂歌集」からのものです。『万葉集』以後は急速に衰え、『古今和歌集』以下の勅撰和歌集ではまれです。
ウェブニュースより
藤井聡太2冠が銀河戦初制覇、渡辺竜王の21歳超え ――藤井聡太2冠(18)が今年、「3冠」を達成した。CS番組「囲碁・将棋チャンネル」で12日放送された、「第28期銀河戦」決勝で糸谷哲郎八段(32)に97手で快勝した。中盤から攻めをつないで押し切った。棋聖、王位のタイトル奪取に続き、テレビ棋戦でも初優勝を果たした。「(銀河戦は)初めての決勝で多少緊張はあった。局面が進むにつれて落ち着いて指せた」という。
https://www.youtube.com/watch?v=o5w2qKhBGUI
Cブロック6回戦スタートの藤井は、初戦で出口若武四段を下すと、中村修九段、森内俊之九段、郷田真隆九段、稲葉陽八段、羽生善治九段を撃破。16人による決勝トーナメントの初戦で増田康宏六段との激戦を制した後は、準々決勝で永瀬拓矢王座、準決勝で木村一基九段も破り、一気に頂点へと駆け上がった。
銀河戦は持ち時間各15分、ほかに1分単位で合計10回の考慮時間があり、切れたら1手30秒未満で指すという「早指し」のテレビ棋戦。「これまで結果が出ていなかった。優勝を機に成長できるように精進していきたい」と話した。
この棋戦の10代での優勝は初めて。これまでの年少記録は、第13期に渡辺明竜王が達成した21歳だった。 [日刊スポーツ 2020年12月13日9時6分]
sechin@nethome.ne.jp です。
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