瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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福岡に在住する甥の Dr.中村東樹(私の亡くなった姉の長男)がFacebookに、娘中村恵理の記事をshareしました。以下、数回にわたって、このブログに記載させていただきます。
【特別企画】東京都立大学 法学部教授 詫摩 佳代×独立行政法人国際協力機構 中村 恵理
 グローバルヘルスにおける 日本の果たすべき役割
 
東京都立大学法学部の詫摩佳代教授と、独立行政法人国際協力機構(JICA)で国際協力に従事する中村恵理氏は、学生時代のゼミ仲間。現在はお互いに母として子育てをしながら、学術研究と国際協力実務の第一線で活躍しています。
 
いまでも「佳代ちゃん」「恵理ちゃん」と呼び合う間柄のお二人に、学生時代の思い出や現在の仕事内容や信念、学生に向けたメッセージなどをお聞きしました。
 
 プロフィール
詫摩 佳代 Kayo Takuma
 東京大学法学部卒業後、同大学院総合文化研究科国際社会科学専攻国際関係論博士課程単位取得退学。博士(学術)。日本学術振興会特別研究員、東京大学東洋文化研究所助教、関西外国語大学外国語学部専任講師、首都大学東京法学部准教授などを経て2020年より東京都立大学法学部教授。専門はグローバル・ヘルス・ガバナンスと国際政治。近著に『人類と病-国際政治から見る感染症と健康格差』(中公新書、2020年)がある。
中村 恵理 Eri Nakamura
 東京大学文学部卒業後、東京大学公共政策大学院国際公共政策コース修了。独立行政法人国際協力機構(JICA)に勤務し、南スーダン独立時には首都ジュバに駐在し、新国家の行政機能強化や人材育成に携わったほか、ソマリア、ブルンジ、ルワンダといった紛争影響地域の開発事業に従事。現在は慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科博士課程にも在籍し、紛争影響地域における民間セクターの役割について研究を進めている
 


学生時代 共通の恩師に背中を押され研究と実務のフィールドへ
詫摩:中村さんとの出会いは、日本外交史や国際政治をテーマと る東京大学法学部の北岡伸一ゼミ。私は、日本人初の国連難民高等弁務官として活躍されていた緒方貞子さんに憧れ、外交や国際政治の勉強をしていました。そのゼミに文学部から参加したのが中村さんです。専攻外のゼミに挑戦するほど意欲的な女性として印象深く、私の中で特別な存在でした。
中村:私 幼い頃から祖父母の戦争体験を聞く機会があったのですが、日本は戦後数十年で豊かで平和な暮らしを享受できていると感じた一方で、世界では現在も戦禍で苦しむ人がいることも知り、将来は紛争影響地域で国際協力に関わる仕事がしたいと思って門を叩きました。
詫摩:中村さんは、当時から海外 飛び回って実体験を重ね、海外を知っているからなのか、ゼミでの発言内容には偏狭さがなく心に響きました。中村さんを含むゼミの仲間からは多くのことを学び、私自身の視野が広がった記憶があります。
中村:私は、学生時代 、政治や経済以外の切り口で世の中を捉えようと考えて文学部を選び、長期休みにはバックパッカーとしてアジアや南米を旅していました。自分の目で海外を見て、異文化環境を肌で感じながら新たな気づきを得ることに魅力を感じていたんです。学部時代には進路に迷うこともありましたが、国際協力に興味がある私に公共政策大学院への進学を勧めてくれたのが、ゼミの指導教員だった北岡伸一先生。その後、実際に国際協力の世界に入りましたので、先生が背中を押してくれたおかげで今があると思っています。「バッターボックスに立て」(外から批判することは簡単だが、当事者意識を持って学んだり発言をしなさい)という先生の言葉は、今も胸に刻まれています。北岡先生は現在、私が勤務する独立行政法人国際協力機構(JICA)の理事長なのですが、同じ主旨のお話を職員にもされることがあり、当時から一貫されていると感じます。
詫摩:私もゼミで先生か 影響を受けて研究者の道を志し、大学院に進学しました。研究テーマも、かつて台湾で衛生政策を進めた後藤新平についてゼミで学んだことが契機となって、WHO(世界保健機関)によるグローバルヘルスへの興味が高まりましたし、現在の研究にもつながっています。先生はその後、ニューヨークで日本政府国連代表部の特命全権大使を務められて、そのお話を伺えたことも、研究の糧になりましたね。
   (以下、次回に続く)


 

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プロフィール
ハンドルネーム:
目高 拙痴无
年齢:
92
誕生日:
1932/02/04
自己紹介:
くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
 sechin@nethome.ne.jp です。


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