梓(あずさ)を詠んだ歌14
巻19-4164: ちちの実の父の命ははそ葉の母の命.......(長歌)
標題:慕振勇士之名謌一首并短謌
標訓:勇士(ますらを)の名を振(ふ)るはむることを慕(ねが)へる謌一首并(あわ)せて短謌
原文:知智乃實乃 父能美許等 波播蘇葉乃 母能美己等 於保呂可尓 情盡而 念良牟 其子奈礼夜母 大夫夜 無奈之久可在 梓弓 須恵布理於許之 投矢毛知 千尋射和多之 劔刀 許思尓等理波伎 安之比奇能 八峯布美越 左之麻久流 情不障 後代乃 可多利都具倍久 名乎多都倍志母
万葉集 巻19-4164
作者:大伴家持
よみ:ちちの実の 父の命(みこと) ははそ葉の 母の命(みこと) おほろかに 心(こころ)尽(つく)して 思ふらむ その子なれやも ますらをや 空しくあるべき 梓弓 末(すゑ)振り起し 投矢(なげや)持ち 千尋(ちひろ)射わたし 剣(つるぎ)大刀(たち) 腰に取り佩き あしひきの 八(や)つ峰(を)踏み越え さしまくる 心(こころ)障(さや)らず 後の世(よ)の 語り継ぐべく 名を立つべしも
意訳:父上や母上はいい加減な気持ちでわれわれを育てたのだろうか。決してそうではあるまい。だから男子たる者、無為に時を送ってはならない。梓弓(あずさゆみ)の末を振り立てるような、投げ矢を持って射通すような気迫を持たなければなるまい。(つるぎたち)を腰に帯び、いくつもの山々を越えた地で任務につくように任命された大君の心に違わぬように、後の世の語りぐさとなるように名を立てなければならない。
左注:右二首追和山上憶良臣作歌
注訓:右の二首は、山上憶良臣の作れる歌に追い和へたり。
ウェブニュースより
抗議デモに20万人 大統領、銃持ち威嚇―長期化覚悟、警備に軍展開・ベラルーシ ―― 【モスクワ時事】ベラルーシのルカシェンコ大統領が6選を決めたとされる大統領選(9日投票)の結果に抗議するデモが23日、首都ミンスクで行われ、ロイター通信によると、約20万人が参加した。参加者は反政権派の象徴となっている白と赤の旗を振りながら「辞任せよ」と連呼し、ルカシェンコ氏の退陣を求めた。
一方、ベラルーシの国営通信社はヘリコプターで大統領官邸に到着したルカシェンコ氏が銃を片手に持って歩く動画を配信した。デモ隊の一部が官邸に接近しており、威嚇する意図がありそうだ。
デモ隊はミンスク市中心部の広場に集結。「自由を」などと気勢を上げながら市内を行進した。反政権派幹部は参加者に向けた声明で、ルカシェンコ氏が反政権派との対話を拒否していると指摘。「われわれの抗議活動はマラソンだ」とも述べ、事態長期化への覚悟ものぞかせた。ミンスクでは16日にも20万人規模の抗議デモが行われた。
政権は抗議デモの取り締まり強化を警告していたが、23日は大きな衝突はなかったもようだ。ただ、ベラルーシ国防省は23日、今後は軍が国内にある第2次大戦の記念碑などの警備を担当すると発表した。デモ隊がこうした記念碑に集結した場合、警備を口実に軍が排除に乗り出す可能性が出ている。 (JIJI.COM 2020年08月24日05時42分)
sechin@nethome.ne.jp です。
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