松を詠める歌10
巻10-1922:梅の花咲きて散りなば我妹子を来むか来じかと我が松の木ぞ
巻10-1937:大夫の出で立ち向ふ故郷の神なび山に.......(長歌)
標題:夏雜歌/詠鳥
標訓:夏の雑歌/鳥を詠う
原文:大夫之 出立向 故郷之 神名備山尓 明来者 柘之左枝尓 暮去者 小松之若末尓 里人之 聞戀麻田 山彦乃 答響萬田 霍公鳥 都麻戀為良思 左夜中尓鳴
万葉集 巻10-1937
作者:古歌集より
よみ:大夫(ますらを)の 出(い)で立ち向ふ 故郷(ふるさと)の 神(かむ)なび山に 明けくれば 柘(つみ)のさ枝に 夕(ゆふ)されば 小松(こまつ)が末(うれ)に 里人(さとびと)の 聞き恋(こ)ふるまで 山彦(やまびこ)の 相(あひ)響(とよ)むまで 霍公鳥(ほととぎす) 妻恋(つまご)ひすらし さ夜中(よなか)に鳴く
意訳:男子が外に出て見る故郷(ふるさと)の神奈備山(かんなびやま)に朝がくると、柘(つみ)の枝に、夕方になると松(まつ)の梢(こずえ)に、里の人が聞いて素敵だと思うほどに、山彦(やまびこ)が響くほど、霍公鳥(ほととぎす)が妻を呼んでいるようです。夜中に鳴いています。
◎「故郷(ふるさと)の神奈備山(かんなびやま)」がどこなのかはっきりしていませんが、飛鳥(あすか)の雷丘(いかづちのおか)、甘樫丘(あまかしのおか)、もしくはほかの山と考えられています。
巻10-2198:風吹けば黄葉散りつつすくなくも吾の松原清くあらなくに
巻10-2313: あしひきの山かも高き巻向の崖の小松にみ雪降りくる
◎奈良県天理駅と桜井駅の途中に巻向駅と三輪駅があります。両駅の東方に三輪山、その東方に巻向山がそびえます。
巻10-2314:巻向の桧原もいまだ雲居ねば小松が末ゆ沫雪流る
銃所持の男、民家立てこもり 11時間後突入、逮捕―人質の医師心肺停止・埼玉県警 ―― 27日午後9時ごろ、埼玉県ふじみ野市大井武蔵野の民家で、住人とみられる男が銃を発砲し、訪問した男性医師(44)を人質に立てこもった。県警は発生から約11時間後の28日午前8時ごろ民家に突入し、殺人未遂容疑で男を逮捕した。人質の医師は救出されたが、銃で撃たれたとみられ心肺停止状態という。
医師と一緒に訪れた男性理学療法士(41)も腹と胸を撃たれ玄関先で倒れており、重傷だが意識はあるという。医師らは弔問のため数人で民家へ行き事件に巻き込まれたとみられ、県警は詳しい経緯や動機などを調べている。
県警などによると、立てこもっていたのはこの民家の住人とみられる60代の男。所持していたのは猟銃とみられる。
県警東入間署には別の男性(32)が、「顔に催涙スプレーのようなものを掛けられた」と駆け込み、その後搬送された。この男性と医師、理学療法士ら数人が、住人を弔問するため民家を訪れたところ、男とトラブルになったという。
県警の捜査員が民家の固定電話を通じて男の説得に当たった。男は会話には応じ、人質の医師について「大丈夫だ。救出してもらいたい」と話したが、医師と電話をかわることには応じなかった。要求はなく、立てこもりの目的は不明という。
現場は東武東上線ふじみ野駅から南西に約2キロ離れた住宅街で、付近には小学校などがある。事件発生を受け、現場から半径300メートル以内の住民約50世帯110人が近くの中学校に避難した。この中学校など市内の小中計3校は休校を決めた。 (JIJI COM 2022年01月28日08時39分)
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