松を詠める歌12
巻12-2861:礒の上に生ふる小松の名を惜しみ人に知らえず恋ひわたるかも
巻12-3047:神さびて巌に生ふる松が根の君が心は忘れかねつも
巻12-3130:豊国の企救の浜松ねもころに何しか妹に相言ひそめけむ
◎企救は現在の北九州市あたりの昔の地名で、明治以降も行政区画として企救郡があったり、町制施行後に企救町がありましたが、第二次大戦後に小倉市に編入されて消滅しました。
門海峡に突き出た企救半島や企救山地にその名が残ります。歌枕としては、企救の長浜、企救の高浜として、現在の小倉から門司にかけての海岸が詠まれました。長い砂浜海岸が続き、根上がりの松があって、さぞかし風光明媚な情景が広がっていたことでしょう。
ウェブニュースより
石原慎太郎氏が死去、89歳 都知事、運輸相を歴任―芥川賞受賞、保守論客 ―― 元東京都知事で、運輸相、旧日本維新の会共同代表などを務めた石原慎太郎(いしはら・しんたろう)元衆院議員が1日死去した。89歳だった。神戸市出身。葬儀は近親者のみで実施し、追って「お別れの会」を執り行う予定。
一橋大法卒。在学中の1956年、若者の無軌道な生き方を描いた「太陽の季節」で芥川賞を受賞。その後、保守の立場からの評論活動を展開するとともに、国会議員、都知事としても活躍し、2015年に旭日大綬章を受章した。
政界デビューは68年。自民党公認で参院全国区に立候補し、300万票を超える得票でトップ当選を果たした。72年に衆院にくら替えし、75年に辞職して都知事選に出馬したが、現職の故美濃部亮吉氏に敗れた。その後、国政に復帰し、環境庁長官、運輸相を歴任。89年には自民党総裁選に立候補するなど衆院通算8期を務め、95年に再び辞職した。99年に都知事選に再挑戦し初当選。以後、2011年に4選を果たすまで、いずれの知事選でも他候補を圧倒した。
都知事としてディーゼル車の排ガス規制に取り組んだほか、中小企業支援を目的に「新銀行東京」を設立するなど存在感を示したが、12年10月に突然辞任。当時の橋下徹大阪市長率いる日本維新の会に合流し、同12月の衆院選に比例代表東京ブロックから立候補して当選、17年ぶりに国会に戻った。
13年1月には橋下氏とともに共同代表となったが、「東京勢」と「大阪勢」の路線対立もあり、同党は分裂。石原氏は次世代の党を結成し、最高顧問に就任したが、14年12月の衆院選で落選し、政界を引退した。
保守派ながら、米国とは一線を画す立場を取り、現行憲法の破棄と日本の核保有を主張。また、自衛隊式典のあいさつで差別的表現を用いたり、東日本大震災に関連し「天罰」と発言、後に撤回したりするなど、配慮を欠く発言で物議を醸すことも多かった。
戦後の国民的スターで俳優の故裕次郎氏は実弟。長男は自民党元幹事長の伸晃氏。次男はタレントの良純氏で、三男の宏高氏は同党衆院議員。 (JIJI.COM 2022年02月01日20時21分)
「イナズマ純也」右足一閃!4戦連発伊東純也 サウジにリベンジ「相手が強い方が自分は生きる」 ―― <ワールドカップ(W杯)アジア最終予選:日本2-0サウジアラビア>◇B組◇1日◇埼玉ス
サッカー日本代表(FIFAランク26位)が、リベンジに成功した。昨年10月7日の前回対戦で、0-1と敗れたサウジアラビア(同51位)に2-0と快勝。
FW南野拓実(27=リバプール)の最終予選初得点で先制し、アシストした「イナズマ純也」ことMF伊東純也(28=ゲンク)が、4試合連続得点となるボレーシュートで追加点をマークした。これでチームは5連勝。B組2位の座をキープし、首位サウジアラビアに勝ち点1に迫った。
「イナズマ純也」が、後半5分に降臨した。ペナルティーエリア外の右で、長友からのパスを胸トラップ。右に軌道を変えると、右足一閃(いっせん)。対角線上のゴール左上へ、追加点となるライジングシュートを突き刺した。「半分ラッキー。行ったところもラッキーだった」と謙遜した金色のイナズマさん。「自分のゴールで勝ったのはうれしいし、チームが勝てたことが一番うれしいです」。これで4試合連続得点。止まらない。どよめきに近いため息も鳴りやまない。
光り輝いていたのは、前半から。32分。右サイドバックのDF酒井から、右サイド深くのスペースにロングボール。「ヨーイどん」で始まった相手DFとの競り合いも、稲妻のようなスピードで置き去りにした。マイナス気味に、グラウンダーのクロスを供給。ピッチで転がりながら、MF南野の先制点を見届けた。「最後きつかったけど、チームのために走って勝てればいいと思って、最後までみんな集中切らさずにできたと思います」。1ゴール1アシストで全てを出し切った。
“裏方”として見ていた光景を絶景に変えた。サウジアラビア・ジッダでの前回対戦は、累積警告でピッチに立つことはかなわなかった。それでも、遠征に帯同していた。「個人的には出たい気持ちがあったけど、しょうがないというか。何が出来るかなと思って」。チームの応援、裏方業務に回った。アップ後のボールの片付け、声掛けに従事。そんな中、目の前で起きた0-1。「チームとして戦っているので、負けたのは非常に悔しい」の1日から、待ちに待った1日。「今日は絶対に勝たなきゃいけない試合だった」。チームに笑顔を照らした。
「自分はあまりプレッシャーを感じるタイプではない。緊張感を楽しんで結果を出したい」とマイペースを貫く。負ければ、サウジのW杯出場が決まっていた試合でも「相手が強い方が自分は生きるタイプ」と言葉通りに、相手に衝撃を食らわせた。
ホーム2連戦を2勝で締め、これで5連勝。「最初3試合で2敗してしまって、難しい状況でしたけど、みんなが諦めず一丸となってやったから、近づいてきているのかなと思います」。次は敵地で3月24日に3位のオーストラリア戦。W杯切符は見えている。「W杯出るのは簡単じゃないけど、絶対に出なきゃいけない」。イナズマ純也が、オーストラリアの地でもエースとして君臨する。 [日刊スポーツ 2022年2月1日22時48分]
sechin@nethome.ne.jp です。
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