松を詠める歌11
巻11-2484:君来ずは形見にせむと我がふたり植ゑし松の木君を待ち出でむ
巻11-2485:袖振らば見ゆべき限り我れはあれどその松が枝に隠らひにけり
巻11-2486:茅渟の海の浜辺の小松根深めて我れ恋ひわたる人の子ゆゑに
◎「茅渟(ちぬ)の海」は大阪湾のことです。
巻11-2487:奈良山の小松が末のうれむぞは我が思ふ妹に逢はずやみなむ
◎奈良山は奈良市北方の山、橘諸兄(たちばなのもろえ)の旧宅のあった所とされます。
巻11-2653:馬の音のとどともすれば松蔭に出でてぞ見つるけだし君かと
巻11-2751:あぢの住む渚沙の入江の荒礒松我を待つ子らはただ独りのみ
◎あぢはアジガモのことといいます。
「渚沙(すさ)の入江」は和歌山県有田市に鎮座する須佐神社のあたりとも、愛知県南知多町の須佐湾ともいわれます。
ウェブニュースより
藤井聡太竜王が渡辺明王将に3連勝、両者長考の接戦制す 最年少5冠に王手 ―― 将棋の藤井聡太竜王(王位・叡王・棋聖=19)が、30日、栃木県大田原市「ホテル花月」で行われた第71期ALSOK杯王将戦7番勝負第3局で、渡辺明王将(名人・棋王=37)を下した。これで3連勝として、タイトル奪取と史上最年少での5冠獲得まであと1勝とした。
29日午前9時からの2日制で始まった対局は、相掛かりの出だしから初日こそ61手進んだが、すでに戦いは始まった状態だった。30日午前9時から再開されると、午後0時30分の昼食休憩までわずか8手とペースが落ちた。午後1時30分の再開後、おやつが出される午後3時までもたった5手と、両者が長考を繰り返して膠着(こうちゃく)状態に陥った。終盤までもつれ合う展開から抜け出した藤井が、渡辺玉を攻略した。
https://www.youtube.com/watch?v=K57xqnZ22ZI
かど番の渡辺がしのぐか。藤井が一気に決めるか。第4局は2月11、12日、東京都立川市「SORANO HOTEL」で行われる。
◆将棋界の5冠と最初の達成時年齢 過去3人。第1号は故大山康晴十五世名人。1963年(昭38)2月2日、39歳10カ月で達成した。獲得タイトルは名人・十段・王位・王将・棋聖。次いで中原誠十六世名人(引退)が78年2月6日、30歳5カ月で同じタイトルを獲得。93年8月18日に羽生善治九段が史上最年少の22歳10カ月で達成。この時は竜王・王位・王座・棋王・棋聖を保持した。 [日刊スポーツ 2022年1月30日19時19分]
sechin@nethome.ne.jp です。
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |