ウェブニュースより
大相撲春場所13日目 高安が1敗守り単独トップ 若隆景敗れ2敗に ―― 大相撲春場所は13日目、1敗の若隆景が大関 御嶽海に敗れて2敗に後退した一方、高安は大関 貴景勝に勝って1敗を守り、優勝争いの単独トップに立ちました。
中入り後の勝敗
▽十両の剣翔に一山本は、一山本が「突き出し」で勝ちました。
▽琴恵光に豊山は、琴恵光が「押し出し」で勝ち越しを決めました。
☆琴恵光 懐に入るか、下から攻めるか。下から攻められたのでよかった。(2場所連続の勝ち越し)先場所も勝ちが先行したので落ち着いて相撲がとれた。
▽荒篤山に照強は、照強が「押し出し」。
☆照強 相手に突かせないのが今日の課題、勝つ条件だと思っていた。下から入っていい攻めができた。
★荒篤山 (照強が)潜ってくることばかり意識して強く当たれなかった。切り替えていきます。(7敗目に)星は意識せず、自分の相撲をとるだけです。
▽妙義龍に錦木は、錦木が「小手投げ」で勝ち越しました。妙義龍は負け越しです。
☆錦木 幕内に戻って勝ち越せてうれしい。家族の支えもあり、部屋の親方衆の支えもあって、助かっています。
▽千代の国に碧山は、碧山が「突き出し」。24日から再出場の千代の国は負け越しました。
▽志摩ノ海に千代丸は、志摩ノ海が「寄り切り」で勝ちました。
☆志摩ノ海 しっかり下から我慢できた。(残り2番)何も考えず一番一番に集中したい。
▽千代大龍に若元春は、千代大龍が「はたき込み」。
▽翔猿に琴勝峰は、翔猿が「すくい投げ」。
☆翔猿 悪い体勢だったが最後は意地で勝ててよかった。(埼玉栄の後輩だから?)それよりも連敗してたんで。集中してあと2日、頑張りたい。
▽千代翔馬に輝は、輝が「すくい投げ」。千代翔馬は負け越しました。
▽天空海に隠岐の海は、隠岐の海が「すくい投げ」。
▽佐田の海に石浦は、佐田の海が「押し出し」で勝ちました。
▽霧馬山に栃ノ心は、霧馬山が「外掛け」。
▽北勝富士に玉鷲は、北勝富士が「はたき込み」で勝ちました。
▽明生に宇良は、宇良が「送り出し」。
▽大栄翔に阿武咲は、大栄翔が「はたき込み」。阿武咲は負け越しました。
▽逸ノ城に豊昇龍は、逸ノ城が「浴びせ倒し」。
▽隆の勝に宝富士は、隆の勝が「寄り切り」。
▽遠藤に阿炎は、阿炎が「突き出し」で勝ちました。
▽若隆景に大関 御嶽海は、御嶽海が「寄り切り」。若隆景は2敗に後退です。
▽高安に大関 貴景勝は、高安が「上手投げ」で勝って1敗を守りました。
☆高安 我慢できました。(若隆景が負けた後の土俵だが)自分の相撲に集中しようと。再三突き放されたが何とか残って、気持ちでとりました。
▽大関 正代に琴ノ若は、琴ノ若が「寄り切り」で勝ちました。
☆琴ノ若 思い切っていくことだけ考えていたのであまり(内容は)覚えていないけど、攻めきることができて良かった。(優勝の可能性を残すが)1日1日、自分の相撲をやり切ることだけを考えている。残り2日ありますし、そこを勝たないとそもそも話にならない。1日1日取り切って、その後の結果でいいと思う。
★正代 今までの相撲に比べて硬かった。(勝ち越しを)意識しないようにはしていたが、意識しちゃうところはありました。(連勝の)流れを止めたくない気持ちはあった。
春場所は13日目を終えて、高安が1敗で単独トップに立ちました。
14日目に高安が勝って2敗の若隆景が負けると、高安の初優勝が決まります。
力士の談話
琴恵光は2場所連続の勝ち越しで「相手の懐に入るか下から攻めるかを考えていた。下から攻めることができてよかった。自分の流れで攻めることができている」と、自信を深めていました。
返り入幕の錦木は、幕内で4年前の九州場所以来の勝ち越しに「いろいろあったけれど、幕内に戻って勝ってうれしい。家族の支えがあり、部屋の親方たちの手伝いがあってです」と、喜びを語っていました。
若元春は千代大龍の立ち合いの変化に対応できずに敗れ「先場所も同じような相撲で負けて、今場所は当たってくると勝手に思っていた。しょうがない」と、悔しそうでした。
北勝富士は玉鷲にはたき込みで勝ちましたが「思い切りできる相手で僕も全部をぶつけたいという気持ちだった。あっけない相撲になり僕の中でも思うところがある」と、内容に納得していませんでした。
6勝目を挙げた大栄翔は「立ち合いが勝負なのでぴしっと当たれば流れが良くなる。こういう立ち合いが良い相撲をとりたい。ここまできたらあとはやるしかない」と、勝ち越しへ気持ちを高めていました。
大関 御嶽海は、大学の後輩である関脇 若隆景を破って3敗を守り「後輩に負けていられないので勝ちにいこうと思っていた。内容に問題はなかった」と、上機嫌でした。また、新大関として二桁10勝目をあげたことについて「一つ目標をクリアできた。残り2日間も気持ちよく終わりたい」と、意欲を見せました。
一方の若隆景は「下からという意識だけだったが、先に攻められた。そこを反省したい」と淡々と振り返りました。また、優勝争いをする中での25日の1敗の重さを問われると「特にそういうことはない。あと2日間思い切って相撲をとりたい」と、表情をいっさい変えずに話していました。
高安は大関 貴景勝の激しい突き押しをこらえて1敗を守り「我慢できた。本当に気持ちで取った。ここまでも毎場所、優勝を目指してやってきた。その積み重ねがでた」と、取組を振り返りました。結果次第で初優勝が決まる26日の取組に向けては「大阪場所を盛り上げたいという気持ちでここまで来て、終盤戦まで結果を出せて達成感がある。ここからまた気を引き締めていかないといけない」と、落ち着いた表情で話していました。
琴ノ若は大関 正代を破り二桁10勝目を挙げ「思い切っていくだけ。攻め切ることができてよかった」と振り返りました。また優勝の可能性が残ったことについて「残り2日勝たないと話にならない。相手が誰であろうと自分のやることは変わらない。気持ちを崩さず思い切りやれたら」と、気持ちを高めていました。 (NHK WEB NEWS 2022年3月25日 21時02分)
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