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 明日から、大相撲九州場所が始る。今朝の朝日新聞にちょっくらオモロイ記事があったので転写します。

 

巨漢の哀歌 体重271キロ、飛行機トイレNG 大相撲 ―― 「お相撲さんみたい」といえば、イメージは一つだ。体が大きい――といったら聞こえはいい。だが、現役時に体重190キロ近くあった元幕内大翔山の追手風(おいてかぜ)親方は、「俺たちから相撲を取ったら、ただのデブだもんね」と自嘲する。巨漢力士たちのエレジー(哀歌)を聞いて下さい。/力士の最重量は、北の湖部屋の三段目力士、大露羅(おおろら)。身長193センチで、体重はいま271キロ。昨年、故郷ロシアで弟の結婚式があり、久しぶりに飛行機に乗った。再来日直後、「僕、もう二度とイヤです」と涙目で語っていた。/大型力士が飛行機に乗る際の最大の難題は、手洗い。狭い飛行機のトイレに、どうやって入るのか。個室内で方向転換ができないので、後ろ向きで入る。そのまま便座に腰掛け、用を足したら、また、そのまま前進して脱出するのが力士流だ。/だが大露羅ほどの巨漢になると、入ることすらできない。そこで、トイレに行かないことにしている。前日から水分摂取を減らし、食事も控え、おなかを空にして飛行機に乗り、ひたすら耐える。/とはいえ、あの体だと椅子に座っているだけで苦行だ。巨体を収めるため、シートはエコノミークラス2席分が必要。1席分は正規料金だが、もう1席分は子供料金が請求される。リクライニングを倒すと座席の間のひじ掛けが腰を直撃するので、倒さないままの2席分に座り、着陸まで我慢する。「もういいんです。あの苦しみは、きっと誰も分かってくれないから」/逆に太れないお相撲さんもいる。現役力士だと腹筋が割れたチェコ出身の隆の山(94キロ)が典型だ。寂しげに「太ることは、もう諦めました」と嘆く。/元大関琴風の尾車親方は、同じ二所ノ関一門の元大関で、同じ1957年生まれの若嶋津(現松ケ根親方)の一言が忘れられないという。「松ケ根さんは引退時にね、『ああ、これでもう食べなくて済むんだ』って漏らしたんだよ」。現役時に「ワリバシ」とあだ名された松ケ根親方は、「食べても食べても太らず、食事が苦行でした」と語ったことがある。だが、こんな力士は珍しい。多くは体の大きさに悩み、苦労し続けている。

■引退しても「太った」:引退後も、体重が減らないお相撲さんも多い。/元大関魁皇の浅香山親方は、地元・九州場所のたびに、連夜の宴席回りで体が大きくなってしまう。「去年、宴会を終えて部屋に帰って座ろうとしたらさ、『バチーン』って音がしたのね。見たら、ベルトのバックルが飛んでいた。嫁に怒られるから、ナイショね」/今年から九州場所担当となり、9月から九州で切符を売り歩いている。必ずやせると決意して九州入りしたが、「太っちゃった。九州は、ダメだよ。地元でやせようとした俺がバカだった」。/車が好きで、毎日のようにハンドルを握って出かけるのだが、悩みがある。駐車場で、「俺の車の隣には、止めないで欲しいんだよなあ。車、出せなくなっちゃうからさあ」。スーパーなどの駐車場で、隣に止められてしまった車の持ち主を、ぽつんと待ち続ける浅香山親方を見かけたら、彼の車を数メートルだけ前に出してあげてください。/土俵上で激しくぶつかり合い、「ごっつあんです!」などと、豪快に見えるお相撲さんたち。でも、日常生活では、「あ、どうもすみません」と、その巨体を縮こまらせることも多いようだ。  〔朝日新聞デジタル 20131190500分〕

 

 歌手の島倉千代子さんが亡くなったらしい。今朝のウェブニュースより

 

島倉千代子さん死去、75歳=歌手、「人生いろいろ」 ―― 「東京だョおっ母さん」「人生いろいろ」など数多くのヒット曲で知られ、「お千代さん」の愛称で親しまれた歌手の島倉千代子(しまくら・ちよこ)山河8日午後0時30分、肝臓がんのため東京都目黒区の病院で死去した。75歳だった。

 葬儀は14日午後1時から同港区南青山23320の青山葬儀所で。葬儀委員長は原康晴・日本コロムビア社長。/東京都出身。1953年に日本音楽高等学校に入学。54年にコロムビア全国歌謡コンクールで優勝したことをきっかけに、日本コロムビアと専属契約を結び、55年に「この世の花」でデビューした。女性らしいたおやかさとパンチを併せ持った歌唱力が評判を呼んだ。/57年にリリースした「東京だョおっ母さん」は100万枚を超える大ヒットとなり、人気歌手の地位を不動のものに。同曲を基に映画もつくられ、自ら主演した。その後も「からたち日記」「愛のさざなみ」などのヒットを連発、NHK紅白歌合戦に30年連続、計35回出場するなど日本の演歌、歌謡界を代表する存在となった。49歳で発表した「人生いろいろ」は130万枚のセールスを記録、レコード大賞最優秀歌唱賞に輝いた。/歌手業の傍ら、テレビのバラエティー番組などにも登場、飾らない素顔で人気を博したほか、自身が座長を務める舞台公演やドラマ、映画で女優としても活躍。乳がんの克服など私生活でも話題を提供した。/99年に紫綬褒章を受章。今年3月には所属レコード会社のコンサートにも出演していた。 (時事ドットコム 2013110821:16

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