瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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 三省(さんせい)とは毎日三度反省すること。1日に何度も自分の言行をふりかえってみて、過失のないようにすることです。「さんしょう」と読むと意味が違ってきます。

 曾子曰。吾日三省吾身。爲人謀而不忠乎。與朋友交而不信乎。傳不習乎。 論語 学而篇より

 

曾子(そうし)曰(いわ)く、吾(われ)日(ひ)に三(み)たび吾(わ)が身(み)を省(かえり)みる。人(ひと)の為(ため)に謀(はか)りて忠(ちゅう)ならざるか。朋友(ほうゆう)と交(まじわ)りて信(しん)ならざるか。習(なら)わざるを伝(つた)うるか。

 

 曾先生が仰った。「自分は毎日、幾度も自分の行いを反省している。人の相談にのった場合に、良心的で天はなかっただろうか。友達と交際して、不信実な点はなかっただろうか。またよく身についていない学問を教えてはいないだろうか、と」

 

※三省(さんしょう):唐の官制で、中書省・門下省・尚書省の称。それぞれの職掌は、①中書省 - 皇帝と相談して下からの上書を吟味してそれを元に、あるいは皇帝の独自の意思を元に、法案の文章を作る。②門下省 - 法案を審査し、内容によっては中書省へ差し戻す。中書・門下が立法機関である。③尚書省 - 門下省の審査を通った法案を行政化する。

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