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ウェブニュースより


五輪招致疑惑でIOCが調査着手 倫理委開催 ―― 【バルディフィエメ(イタリア)=共同】国際オリンピック委員会(IOC)は11日、2020年東京五輪招致を巡る贈収賄疑惑でフランス捜査当局が日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長に対する捜査を開始したことを受け、調査に着手した。


 


IOCは、この日の倫理委員会の開催を明らかにしたが、協議内容などの詳細は公表していない。


東京の招致委員会がシンガポールのコンサルタント会社に支払った報酬の一部が当時、IOC委員だったラミン・ディアク前国際陸連会長(セネガル)の息子のパパマッサタ・ディアク氏に渡った疑いが持たれている。


 


IOCはバッハ会長がセネガルの大統領に協力依頼の文書を送っていたことを明らかにし「フランス当局と緊密に連携を取り、状況を注視する」との姿勢を示した。竹田会長に関しては現状で「推定無罪」の立場とした。


竹田会長は招致委の理事長だった。IOC委員で、マーケティング委員長も務めている。不正疑惑について否定しつつ、「疑念を払拭するために、調査に協力する」としている。疑惑に関して、JOCの調査チームは、コンサル契約について「違法性はない」としている。


東京都の小池百合子知事は11日夜、疑惑が報じられたことについて「大変驚き、困惑している。今後情報収集をしていきたい」と話した。   (日本経済新聞 2019/1/12 11:56



 



新春に誓う=大相撲初場所注目力士 ――大相撲初場所は13日に東京・両国国技館で初日を迎える。先場所で初優勝して新関脇となった貴景勝は、大関を視野に入れて臨む。4場所ぶりに負け越した御嶽海は大関昇進へ仕切り直しの場所。高安はあと一歩で賜杯を逃した悔しさを胸に刻み土俵に挑む。



◇貴景勝「ここからが勝負」=大関見据えて気合



昨年九州場所で初優勝した喜びはもう過去のものとして、頭の片隅に追いやった。新関脇となった貴景勝は視線を大関昇進に向けている。「ここからが本当の勝負。なかなか巡ってこないチャンスなので、物にしたい」と気合を入れる。



飛躍の原動力となったのは得意の突き押しに徹したことだった。175センチと上背はない中で、「小兵が技で倒す相撲もあるが、自分は大きい人を根こそぎパワーで倒したい」。そう理想を掲げ、体を大きくする努力も重ねてきた。



稽古では前に出るだけでなく、巧みにいなすことも試している。「押し切れない展開もある。底上げができるようにしたい」。先場所とは違って3横綱がそろう可能性がある初場所では、理想だけではなく、取り口の幅を広げる必要性があることも分かっている。



7日にあった横綱審議委員による稽古総見では、横綱白鵬と5番取って全敗だった。突き押しを貫いて力負けしたが、「勝ったときに考えることはない。負けたときにこそ学びがある」。22歳の新鋭にとっては収穫の多い稽古になった。



 



今場所後に大関昇進を果たすには、目安となる11勝という星勘定だけではなく内容も問われる。「プレッシャーは感じていない。力を出し切るのみ」。迷いなく、新年の土俵に全てをぶつける。



◇御嶽海、心鍛えて再出発=貴景勝も刺激に



関脇で臨んだ名古屋場所で初優勝を遂げながら、大関昇進は果たせなかった2018年。御嶽海は「充実していたが、正直悔しかった」と振り返る。三役在位は昭和以降で5番目に長い12場所連続となるなど、実力は十分。雪辱を期して挑む。



尻すぼみになっていた中、九州場所で貴景勝が初めて賜杯を抱き、自身と入れ替わるように大関に一歩近づいた。四つ下の22歳に大いに刺激を受け、「張り合いがある」と闘志に火が付いた。



大関昇進で先を越されたくないという思いは当然ある。それでも「がつがついかず落ち着いていきたい。しっかり気持ちをつくって、地に足を着けていきたい」と己に言い聞かせるように話す。



こう強調するのは、昨年の苦い経験があるから。連敗が続いたり、取りこぼしたりすると、「動揺して気持ちが焦った」。15日間通して心を乱さないことが大事だと痛感させられた。



3日には出羽海一門連合稽古で豪栄道と栃ノ心の2大関に、7日の横綱審議委員による稽古総見では白鵬に胸を借りて精力的に調整を進めている。



 



「もう一回気持ちを入れ直して、自分を見失わずにやりたい。今年は良い年にしたい」。相撲のセンスは誰もが認めるところ。心を鍛えて再出発する決意を込めて語った。



◇高安、今年こそ賜杯を=昨年は3場所優勝次点



今年こそ賜杯を手に。高安が昨年の悔しさを胸に初場所へ臨む。平成生まれ初の新十両、新入幕、新三役と順調に出世してきた28歳は平成最後の年へ決意を込めて、「初場所は優勝を目指したい」ときっぱり言い切った。



年末から年始にかけては兄弟子の稀勢の里と気合のこもった稽古を重ねた。何度もはね返されたが、時に大声を上げながら懸命に食らいついた。持ち前の馬力に磨きをかけ、「立ち合いはしっかり当たれている。感触は良い。横綱とやれるのが僕にとって良い経験」と充実の口ぶり。稀勢の里が「圧力がすごくて痛い」と認める。



7日の横綱審議委員による稽古総見では鶴竜、豪栄道と意欲的に稽古。「前に出る姿勢を意識した。本場所でそれが出ればいい」と先を見据えた調整ができている。



 



昨年は3場所で優勝次点。九州場所は千秋楽の結びで敗れ、貴景勝に優勝をさらわれた。屈辱の経験を冷静に振り返り、「調整不足、稽古不足。体がつくれていなかった」。だからこそ初場所へ向けては一切、妥協しない。



昨年は御嶽海、貴景勝が賜杯を抱き、初優勝は先を越された。「下からはい上がってくる若いお相撲さんは刺激をくれる。自分も負けてたまるかという気持ちでいたい」。プライドも力に変え、横綱・大関陣でただ一人優勝経験がない現状打破を狙う。   (JIJI.COM 2019/01/10-07:16



 




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