瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
今朝のウェプニュース、ロイター通信より2つ。
日米外相会談は普天間問題で平行線、同盟深化の方針確認 ―― [ホノルル 12日 ロイター] 岡田克也外相は12日、クリントン米国務長官と80分にわたって会談した。懸案となっている沖縄の米軍普天間基地の移設問題では協議が平行線に終わったが、日米同盟については深化の方針を確認した。/クリントン国務長官は会談後、普天間基地移設問題の解決を日本側にあらためて促したとした一方、完全な解決には時間がかかることにも理解を示した。長官は記者会見で「(普天間移設は)われわれが非常に重視している問題だ」とした上で、「世界中の数多くの課題にも取り組んでおり、こうした取り組みも続ける」と述べた。/岡田外相は、普天間移設問題について5月までに結論を出す政府方針をあらためて伝え、日米安保条約改定50周年に合わせた日米同盟深化の意向を表明した。 (ロイター、2010年 01月 13日 07:02 JST)
イランの核科学者、遠隔操作の爆弾爆発で死亡=報道 ―― [テヘラン 12日 ロイター] イランの首都テへランで12日、遠隔操作の爆弾が爆発し、テヘラン大学の教授で核科学者のマスード・モハマディ氏が死亡した。国営メディアが報じた。/テヘランでこうした爆弾攻撃が発生するのは珍しく、イラン放送(IRIB)は、米国とイスラエルが関与しているとの見方を示している。/国営イラン通信(IRNA)は、爆発による死者の数は明らかになっていないとしており、モハマディ氏以外にも犠牲者がいる可能性を示唆している。またファルス通信は、2人が軽傷を負ったと報じている。 (ロイター、2010年 01月 12日 19:50 JST)
ギリシア神話:驢馬の耳にされたミダース王
Pan(パアン)牧神は元来アルカディアの植物神で、同地産まれの神々の頭領であるヘルメースの息子であるとされる。彼はプリュギアかリューディアに棲まっていてその地方でアポローンに挑戦したことになっていてる。審判の立会役はこれも些か変わっていて、リューディアの都サルディスの近くに聳え立つトモーロスの山であった。この付近でパアンは野山を逍遥しながら、吹き鳴らしていた笙を執ってニンフらに聞かせついのぼせ上がって、己が技をアポローン以上と自慢したわけであった。
ブリュギアの王ミダースはかねてからPanの崇拝者であった。彼は先の物語以来すっかり黄金が嫌いになって、専ら簡素な生活を愛し、森や野の自然を恋い慕い、山間の洞窟にすむPanに随身していた。そこで、この折も心配のあまり、オブザーバーとして列席した訳である。いよいよ準備が整いトモーロスが競技の宣告をすれば、まずPanが蝋で固めた葦の笛を一渡り吹き奏でた。続いて、今度はアポローンが宝石を鏤め象牙を木目込みにした竪琴を取上げた。トモーロスが彼に合図を送れば、森の木々もこれに均しくその方へ靡き亙ったという。
月桂の冠を着け真紅の外衣をまとった御神はやおら金の撥を掲げた。絃音は高らかにリューディアの野山に轟き渡った。トモーロス山神の判定はアポーロンに挙がり、誰一人としてこれに異議を唱えるものはなかった。ただミダース王だけが敢然と進み出て、抗議を申し込んだ。彼は容易く所信を枉げ故旧に反(そむ)くような者ではなかった。早くいうと頑固な心と耳の持ち主だった。アポローンはこの不遜とも見えるこの批判をそのまま見逃すことが出来なかった。さりとて、厳罰に処するのも一同の手前大人気ない。そこで優雅な曲を聞き分ける人間らしい聴感を缼くものとして、それに相応しいもののように、ミダースの耳を伸ばして灰色の粗網毛で被わせ、しかも自由に動けるように詰まれ変えてやった。つまり驢馬の耳を付けてやったのである。これがデルボイの御神の罰だった。
日米外相会談は普天間問題で平行線、同盟深化の方針確認 ―― [ホノルル 12日 ロイター] 岡田克也外相は12日、クリントン米国務長官と80分にわたって会談した。懸案となっている沖縄の米軍普天間基地の移設問題では協議が平行線に終わったが、日米同盟については深化の方針を確認した。/クリントン国務長官は会談後、普天間基地移設問題の解決を日本側にあらためて促したとした一方、完全な解決には時間がかかることにも理解を示した。長官は記者会見で「(普天間移設は)われわれが非常に重視している問題だ」とした上で、「世界中の数多くの課題にも取り組んでおり、こうした取り組みも続ける」と述べた。/岡田外相は、普天間移設問題について5月までに結論を出す政府方針をあらためて伝え、日米安保条約改定50周年に合わせた日米同盟深化の意向を表明した。 (ロイター、2010年 01月 13日 07:02 JST)
イランの核科学者、遠隔操作の爆弾爆発で死亡=報道 ―― [テヘラン 12日 ロイター] イランの首都テへランで12日、遠隔操作の爆弾が爆発し、テヘラン大学の教授で核科学者のマスード・モハマディ氏が死亡した。国営メディアが報じた。/テヘランでこうした爆弾攻撃が発生するのは珍しく、イラン放送(IRIB)は、米国とイスラエルが関与しているとの見方を示している。/国営イラン通信(IRNA)は、爆発による死者の数は明らかになっていないとしており、モハマディ氏以外にも犠牲者がいる可能性を示唆している。またファルス通信は、2人が軽傷を負ったと報じている。 (ロイター、2010年 01月 12日 19:50 JST)
ギリシア神話:驢馬の耳にされたミダース王
Pan(パアン)牧神は元来アルカディアの植物神で、同地産まれの神々の頭領であるヘルメースの息子であるとされる。彼はプリュギアかリューディアに棲まっていてその地方でアポローンに挑戦したことになっていてる。審判の立会役はこれも些か変わっていて、リューディアの都サルディスの近くに聳え立つトモーロスの山であった。この付近でパアンは野山を逍遥しながら、吹き鳴らしていた笙を執ってニンフらに聞かせついのぼせ上がって、己が技をアポローン以上と自慢したわけであった。
ブリュギアの王ミダースはかねてからPanの崇拝者であった。彼は先の物語以来すっかり黄金が嫌いになって、専ら簡素な生活を愛し、森や野の自然を恋い慕い、山間の洞窟にすむPanに随身していた。そこで、この折も心配のあまり、オブザーバーとして列席した訳である。いよいよ準備が整いトモーロスが競技の宣告をすれば、まずPanが蝋で固めた葦の笛を一渡り吹き奏でた。続いて、今度はアポローンが宝石を鏤め象牙を木目込みにした竪琴を取上げた。トモーロスが彼に合図を送れば、森の木々もこれに均しくその方へ靡き亙ったという。
月桂の冠を着け真紅の外衣をまとった御神はやおら金の撥を掲げた。絃音は高らかにリューディアの野山に轟き渡った。トモーロス山神の判定はアポーロンに挙がり、誰一人としてこれに異議を唱えるものはなかった。ただミダース王だけが敢然と進み出て、抗議を申し込んだ。彼は容易く所信を枉げ故旧に反(そむ)くような者ではなかった。早くいうと頑固な心と耳の持ち主だった。アポローンはこの不遜とも見えるこの批判をそのまま見逃すことが出来なかった。さりとて、厳罰に処するのも一同の手前大人気ない。そこで優雅な曲を聞き分ける人間らしい聴感を缼くものとして、それに相応しいもののように、ミダースの耳を伸ばして灰色の粗網毛で被わせ、しかも自由に動けるように詰まれ変えてやった。つまり驢馬の耳を付けてやったのである。これがデルボイの御神の罰だった。
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目高 拙痴无
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1932/02/04
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