瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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af0f2777.JPG 昔より今に至るまで邪悪(よこしま)や詐偽(いつわり)は数知れず、諂(へつら)う者は日々に多く、剛直の人は消え去り、人の尻穴(けつ)でも舐めようかという輩(やから)は、車を連ねて栄耀栄華、正義を守る者は一向に梲(うだつ)が上がらず、何処へ行くにも歩き詰め。おえらいさんにはへいこらし、金持ちどもとは手を結べ、世を拗(す)ねて権力に逆らえばたちどころに罪科に陥れられる。立身出世にあくせくすれば日毎に栄え月ごとに栄えもしよう。およそこの世は闇同然、この爺の惚けた脳味噌じゃどれが白やら黒いやら、とんと見分けはつけられぬ。法の番人とても信じられぬ。悪賢い奴は栄進し、正直者は住みにくい。/おのが身の栄達はおべっかや諂(へつら)いに拠るものとは考えず、これこそ真の名誉ぞとわが世の春を謳歌する。権力(ちから)を持てば法を枉げるは朝飯前、世にも得がたい恩恵(めぐみ)とて、この僕(やつがれ)どもには縁がない。筋を通して死ねるなら滅びることにはならないが、心に叛く生業(いきざま)で生きていたとしょうがねぇ。

 検察が小沢を狙うのは、「脱官僚、政治主導を図る小沢の政治手法に危機感を抱く検察首脳陣が小沢サイドを牽制するために揺さぶりをかけている」(司法関係者)という見方が一般的だ。/検察の強気のウラにはもうひとつ理由があるという。法務・検察官僚の上に立つ千葉景子法相の存在だ。/「千葉法相は就任会見で『検察の暴走をチェックする』と指揮権発動をにおわすような発言をしたり、取調べの可視化に積極的な姿勢をみせたりした。検察も一時、警戒したが、その後は西松事件について牽制することもない。可視化もようやく韓国に視察に出かけることにしたぐらいで進まないため、検察は『このオバハンならゴーだ』と踏み込んだようです」(民主党関係者)/“軽量大臣”がいる限り、「検察VS小沢」のバトルは第2、第3ラウンドと続いていく。(日刊ゲンダイ、12月22日号より)

 小沢氏続投「世論は持つのか」…民主執行部苦悩 ―― 民主党の小沢幹事長の資金管理団体の土地購入を巡り、小沢氏の秘書だった同党の石川知裕衆院議員が逮捕された事件で、小沢氏は検察と全面対決する考えを強調した。/鳩山首相と党執行部は小沢氏を支えることで一致したが、小沢氏に依存せざるを得ない体質の危うさも露呈している。
同じ芝居:16日午後、民主党大会の壇上で小沢幹事長が「検察と断固闘う」と力説すると、会場は拍手に包まれた。政務三役の一人は自らも拍手しながら、内心は不安感に包まれていた。「西松事件が発覚した去年の3月と言っていることがそっくりだ。全く同じ芝居を、同じせりふのまま2度見せられている。こんな主張で持つのだろうか」
 小沢氏は代表だった昨年に、自らの公設第1秘書が逮捕されて検察を強く批判し、幹事長だった鳩山首相は「国策捜査」とまで口にした。小沢氏は世論の批判の前に5月に辞任したが、民主党は8月の衆院選で大勝したため、党内では「小沢氏の事件のダメージコントロールに成功した」と自賛する声まであった。/政権党として初の党大会を迎えた今年は、取り巻く環境が決定的に違う。小沢氏と距離を置く中堅は「去年は自民党政権が検察を使って政権交代を妨害していると言えば同情も得られた。今、世論に捜査批判があるのか」と漏らす。/そんな不安を抱えながらも、党内で小沢氏批判の声を上げれば政権の不安定化に直結するという懸念の方が大きいのが実情だ。昨年は小沢氏に説明を求め、反旗を翻した仙谷行政刷新相も16日夜、「もう少し事実が分かるまで見てみないと」と言葉少なだった。
c8e60adc.JPG 「俺は闘うよ」:石川容疑者が逮捕された15日夜、小沢氏は迷いなく続投の決意を固めた。「俺は闘うよ」16日午前、首相公邸に向かうのに先立ち、小沢氏は輿石東参院議員会長に電話で宣言した。輿石氏が「俺もむかむかしているんだよ。やりましょう。覚悟を決めて」と同調すると、小沢氏は意を強くした様子で、「これから総理にも報告します」と告げた。/この瞬間、小沢氏の続投と、幹事長業務を輿石氏に委ねることが固まった。/小沢氏を支持するグループは党内最大勢力。輿石氏は参院を束ねる要で、党の最大の支持団体である連合との窓口でもある。その2人が、50%超の内閣支持率を保つ首相を支える。政権最大の危機に当たり、執行部の選択肢は、この枠組みの強化しかなかった。  (2010年1月17日13時00分 読売新聞)
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