うけらを詠んだ歌
「うけら」は薬草として知られている「おけら」のことです。キク科の多年草です。日当たりの良い山地に生え、9月~10月頃に白い花を咲かせます。たまに、紅い花もあるそうです。
万葉集では第14巻の三首に登場します。いずれも相聞歌です。
巻14-3376:恋しけば袖も振らむを武蔵野のうけらが花の色に出なゆめ
◎二人の仲をだれにも知られたくない女心。男は人が大勢いる前で感情を抑え切れず、ついつい手を振ってしまったのでしょう。当時、恋していることを他人に知られて噂になったら、二人の仲は終ってしまうと信じられていたのです。
巻14-3379:我が背子をあどかも言はむ武蔵野のうけらが花の時なきものを
◎「あどかも」は東国の方言で「どのように」、「武蔵野」は「むざしの」と濁音で発音していたようです。
地味ながらも長く咲き続ける「おけらの花」、その花のようにひっそりと男を慕い続けている女。想いを男に言い表せないもどかしさ。東国の可憐な女性の秘めたる恋心です。
巻14-3503:安齊可潟潮干のゆたに思へらばうけらが花の色に出めやも
ウェブニュースより
体操、19歳の橋本大輝が金メダル 男子個人総合 ――
体操
東京五輪第6日の28日、体操男子個人総合で初出場の19歳、橋本大輝(順大)が金メダルを獲得した。北園丈琉(徳洲会)は5位だった。
サッカー
男子の1次リーグ最終戦でA組の日本はフランスに4-0で快勝し、3連勝の同組1位で準々決勝に進出した
バドミントン
男子シングルス1次リーグで、A組の桃田賢斗(NTT東日本)が許侊熙(韓国)に0-2で敗れ、1勝1敗の2位で決勝トーナメント進出を逃して敗退した。
混合ダブルス準々決勝で、渡辺勇大、東野有紗組(日本ユニシス)はデチャポン、サプシリー組(タイ)に2-1で逆転勝ちし、同種目で日本勢初の4強入りを果たした。1次リーグの女子シングルスはL組の山口茜(再春館製薬所)がギルモア(英国)に2-0で勝ち、前回リオデジャネイロ大会銅メダルでE組の奥原希望(太陽ホールディングス)はコセツカヤ(ROC)にストレート勝ちし、ともに2連勝の1位で決勝トーナメント進出を決めた。
柔道
女子70キロ級の新井千鶴(三井住友海上)が決勝でミヒャエラ・ポレレス(オーストリア)を下し、金メダルを獲得した。男子90キロ級の向翔一郎(ALSOK)は3回戦で敗退した。
競泳
女子200メートル個人メドレーで大橋悠依(イトマン東進)が2分8秒52で金メダルを獲得し、400メートル個人メドレーとの2冠を達成した。競泳の日本勢で金メダルを複数つかんだのは男子平泳ぎで2004年アテネ、08年北京と2大会連続2冠に輝いた北島康介以来で、日本の女子選手が同一大会で金メダル2個を獲得するのは夏季五輪では初めて。
男子200メートルバタフライでは今大会の日本男子で初めて決勝に進んだ本多灯(アリーナつきみ野SC)が1分53秒73で銀メダルを獲得した。日本勢はこの種目で5大会連続の表彰台。
夜の男子200メートル個人メドレー予選で萩野公介(ブリヂストン)は全体5位、瀬戸大也(TEAM DAIYA)は同16位で準決勝に進出した。
ボクシング
女子フェザー級準々決勝で入江聖奈(日体大)がマリアクラウディア・ネクタ(ルーマニア)に判定勝ちし、準決勝に進んだ。3位決定戦がないため、日本女子初のメダルが確定した。
野球
1次リーグが始まり、日本はドミニカ共和国に4-3で逆転サヨナラ勝ちし、白星スタートとなった。
卓球
女子シングルス準々決勝で伊藤美誠(スターツ)は田志希(韓国)を4-0で下し、準決勝に進んだ。第5シードの石川佳純(全農)は、ユ(シンガポール)に1-4で逆転で敗れ、4強入りを逃した。第1ゲームは11-8で先取したが、その後4ゲームを連続で失った。
テニス
男子シングルス3回戦で、錦織圭(日清食品)はイリヤ・イワシュカ(ベラルーシ)を7-6、6-0で下し、3大会連続の8強入りを決めた。男子ダブルス準々決勝で錦織圭(日清食品)マクラクラン勉(イカイ)組はニコラ・メクティッチ、マテ・パビッチ組(クロアチア)に3-6、3-6で敗れた。
カヌー
スラローム男子カヤックシングル予選で、足立和也(ヤマネ鉄工建設)が6位で準決勝進出を決めた。
フェンシング
男子サーブル団体で、島村、吉田(ともに警視庁)、ストリーツ(鹿児島ク)徳南(デロイトトーマツコンサルティング)の日本は1回戦でエジプトに32-45で敗れた。
ビーチバレー
女子1次リーグで、F組最終戦の石井美樹(荒井商事/湘南ベルマーレ)、村上めぐみ(オーイング)組は1-2でフベルリ、ベチャルト組(スイス)に逆転負けして通算1勝2敗となった。
ラグビー7人制
男子の日本は11、12位決定戦で韓国を31-19で下し、11位で大会を終えた。前半に彦坂(トヨタ自動車)、加納(明治安田生命)らがトライを挙げ、19-12で折り返した。後半も松井(キヤノン)のトライなどで加点して振り切った。 【日本經濟新聞 2021年7月28日 11:01 (2021年7月28日 22:29更新)】
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