ウェブニュースより
豊田英二氏死去 トヨタ最高顧問 世界企業へ礎築く ―― トヨタ自動車最高顧問で元経団連副会長の豊田英二(とよだえいじ)氏が十七日午前四時三十二分、心不全のため愛知県豊田市のトヨタ記念病院で死去した。百歳。名古屋市西区出身。自宅は愛知県豊田市。葬儀・告別式は近親者で行う。喪主は長男でアイシン精機会長の幹司郎(かんしろう)氏。後日、「お別れの会」を開く。/発明王として知られた豊田佐吉のおい。豊田章男トヨタ自動車社長の祖父で、トヨタ自動車の創業者、故豊田喜一郎氏はいとこに当たる。トヨタ自動車工業(現トヨタ自動車)とトヨタ自動車販売の「工販合併」を実現。トヨタを日本最大の自動車メーカーに育て上げた。/一九三六年に東京帝国大学(現東京大)工学部卒。豊田自動織機製作所(現豊田自動織機)に入り、三七年、トヨタ自動車工業設立とともに転籍。六七年から八二年まで社長を務めた。初の本格的乗用車「クラウン」(五五年発売)の開発に取り組み、トヨタ発展の基礎を築いた。/社長時代には米ゼネラル・モーターズ(GM)との合弁事業をまとめるなど海外展開の足場も固め、トヨタを世界有数の企業に育て上げる礎を築いた。九四年にはホンダ創業者の本田宗一郎氏(故人)に次ぎ日本人として二人目の米自動車殿堂入りを果たした。九〇年十一月、勲一等旭日大綬章を受章。 (東京新聞 2013年9月17日 夕刊)
爺が国民学校の5年か6年の頃、豊田英二氏の伯父に当たる、豊田佐吉の功績がたたえられた次の一文が国定教科書(国語読本)に掲載されていた。
十一 世界一の織機 (旧仮名遣いで表記)
「機ばかりいじつてゐて、をかしなやつだ。男のくせに。」
豐田(とよだ)佐吉は、村の人々から、かういつてあざけられた。佐吉は、父の大工の仕事を助けて働いてゐたが、ひまさへあれば、織機のことを調べ續けてゐたのである。
「いよいよ、あれは氣違ひだ。」
村中にこんなうはさがひろがると、父も、だまつてはゐなかつた。
「おまへは大工のせがれだ。ほかのことを考へないで、みつしり仕事をやつてくれ。」
とさとしたが、佐吉のもえるやうな研究熱は、どうすることもできなかつた。父は、とうとう佐吉をよその大工の家にあづけてしまつた。
この間に立つて、佐吉を勵ましたり、慰めたりしてくれたのは、母であつた。佐吉は、「今にきつと成功してみせます。しばらくお許しください。」と、心の中で深く兩親にわびた。
佐吉の考へは、かうであつた。人間の衣食住といふものは、みんな大切なものであるから、布を織る仕事も、決してゆるがせにしてはおかれない。今のやうな仕方では、みんながきつと困る時が來るに違ひない。それには、どうしても、織機をもつともつと進歩させなければならないといふのである。
佐吉が、最初目をつけたのは、布を織る時、たて糸の間を縫つて行くよこ糸であつた。よこ糸は、杼(ひ)によつて、右から左、左から右へと往復するのであるが、これを人の手によらず、機械の力で動かすやうに工夫したかつた。機械で動かせば、もつと早く往復するやうな仕組みになるだらう。更に進んでは、ひとりでに、布がずんずん織られて行くやうにもなるであらう。次から次へと、佐吉の考へは高まつて行つたが、わづか小學校を出ただけのかれには、ややもすれば、手のとどきさうもない空想になりがちであつた。
たまたま、そのころ東京に博覧會が開かれた。佐吉は上京して、目をかがやかしながら、その機械館へ毎日通つた。銀色に光つたたくさんの機械は、まるで生き物のやうに動いてゐた。かれは、その精巧な機械を見て感心するとともに、何ともいへない肩身のせまい思ひがした。機械は、どれ一つとして、わが日本製のものでなかつたからである。
「こんなことでいいのか。日本の將來をどうするのだ。」
佐吉は、もうじつとしてゐられなくなつた。
せめて自分のめざしてゐる織機を仕あげて、いつかは、外國を見返してやらうと固く決心した。
それからは、ほとんど晝も夜もなかつた。設計圖を引いては、組み立てた。組み立てては、それを動かしてみた。だが、思ふやうに動くものは、なかなか生まれて來なかつた。佐吉は、一軒の納屋に閉ぢこもつて、一心に考へぬき、これならといふ一臺の織機を作りあげたが、これもまんまと失敗であつた。世間からは、ますます笑はれて、だれ一人相手にさへしなくなる。貧しさは、ひしひしと身にせまつて來る。しかし、佐吉は、「このくらゐのことで弱るものか。」と、新しい勇氣をふるつて立ちあがつた。
鐵材を使ふことができなかつたために、すべて木材によつて、こまかなところまで作り直して行つた。今までの失敗の原因を、みんな取り除いて、面目を一新した設計圖ができあがつた。さつそく、その組み立てに取りかかり、苦心の末、やつと思ひ通りの織機ができあがつた。驗してみると、はたしてよく動いた。
この織機を、村の人々の前で、試運轉する日がやつて來た。黑山のやうに集つた人たちは、布をみごとに織つて行くふしぎな機械に目を見張つた。
「よくやつた。えらいものだ。」
みんなは、かういつてほめたたへた。この日、佐吉の織機を操つて、りつぱに布を織つてみせた人こそ、佐吉の母であつた。明治二十三年、佐吉が二十四歳のことである。
翌年、特許を得た。豐田式人力織機は、盛んに國内に使用されるやうになつた。しかも、かれはこれに滿足せず、すぐ動力機械の製造にとりかかつた。人の力から、機械の力に移すといふ、多年の夢(ゆめ)を實現しようといふのである。そこで、更に七年間の工夫が續けられ、みごと佐吉の自動織機が完成された。これが、日本における自動織機の始祖である。
明治三十八年は、佐吉にとつて忘れることのできない年である。そのころ、わが國で使はれてゐた外國製の自動織機と、左吉の自動織機と、どちらがすぐれてゐるかを驗すことになつたのが、この年であつた。いはば、日本と外國との腕比べである。英國製のものを五十臺、米國製のものを十臺、佐吉のものを五十臺すゑつけて、一年にわたる嚴しい比較試驗が行はれた。だが、その結果は、惜しいことに佐吉の負けであつた。かれは、愛機の敗因を根氣よく調べ、更に新しい工夫をこらして行つた。
それから四年め、再び外國製のものと腕比べをする日が來た。努力はつひに報いられた。何千本といふたて糸のうち、一本でも切れると織機はおのづから止り、よこ糸がなくなれば、新しい杼が代つてとび出して行くなど、まことに簡にして巧みなものであつた。機械の取扱ひがたやすく、故障が少く、絶えず正確に動くことにおいて、佐吉のものに及ぶものはなかつた。
押しも押されもしない「世界一の織機」といふ光榮が、かれの上にかがやいた。この自動織機の出現によつて、日本は、あつぱれ綿布工業國として、世界に乘り出すやうになつた。
陶淵明の詩に次のようなのがあります。
人生無根蒂 人生は根蒂(こんたい)無く
飄如陌上塵 飄(ひょう)として陌上(はくじょう)の塵の如し
分散逐風轉 分散し風を追って転じ
此已非常身 此れ已に常の身に非ず
落地爲兄弟 地に落ちて兄弟と為る
何必骨肉親 何ぞ必ずしも骨肉の親のみならん
得歡當作樂 歓を得ては当(まさ)に楽しみを作すべし
斗酒聚比鄰 斗酒 比隣(ひりん)を聚(あつ)む
盛年不重來 盛年 重ねて来たらず
一日難再晨 一日 再び晨(あした)なり難し
及時當勉勵 時に及んで当に勉励すべし
歳月不待人 歳月 人を待たず
訳) 人の命は繋ぎとめる根も蔕(へた)もなく
さっと散る路上の塵(ちり)のようなもの
ちりぢりに風のまにまに転(まろ)びゆく
そのときははや変わらぬ姿は保ちえぬ
生れ落ちれば誰もが兄弟
肉親の間だけの事ではない
歓楽の時を得たなら楽しむのが当たり前
器(うつわ)の酒に近所の人を集めよう
若い世代は二度とはこない
一日に二回の朝は訪れまい
時にのがさず むだに過ごすな
年月は人を待ってはくれまいぞ
※ 爺はこの詩の「時に及んで当に勉励すべし 歳月人を待たず」を、ずっと「過ぎた時間は二度ともどってこないのだから一生懸命勉強せよ」という意味に教わってきました。なんてツマンナイ意味なんでしょう。
確かにこの部分だけ取れば「勉励すべし=努め励め」と取れるのですが、詩全体の文脈を見ると、「何に努め励むのか?」ハッキリしているじゃありませんか? 酒を飲んで、おおいに楽しむことに「努め励め」と奨めているのじゃありませんか。こんな「断章取義」には騙されないことですね。
このアホな解釈をした人は、詩全体の意味を読み取っていないか、意図的に解釈を捻(ね」じ枉(ま)げたかのどちらかなのでしょう。
どうやら、原寸大の写真ならば、ブログの本文に挿入できそうなので、実験的に今日のプログにデンマークの写真をいれて見ることにした。
本日のウェブニュースより、
「幸せな国」番付、トップ5は欧州が独占 日本は43位 ―― (CNN) 世界各国の国民が日々の暮らしに満足し、幸せを感じているかどうかを調査した新たな報告書が発表され、ランキング首位のデンマークをはじめ、欧州北部の5カ国が上位を独占した。/報告書は米コロンビア大学地球研究所が9日、昨年に続く第2弾として発表した。世界156カ国で2010~12年に調査を実施し、国民の幸福度を10段階で示した。/それによると、上位5カ国はデンマークに続いてノルウェー、スイス、オランダ、スウェーデン。これにカナダ(6位)、オーストラリア「10位」、イスラエル「11位」、アラブ首長国連邦「14位」、メキシコ「16位」などが続き、米国は17位だった。/そのほかの主要国では英国が22位、ドイツ26位、日本43位。ロシアは68位、中国は93位だった。/幸福度が最も低い5カ国はルワンダ、ブルンジ、中央アフリカ、ベナン、トーゴと、アフリカのサハラ砂漠以南に集中している。/幸福度の世界平均は過去5年間でわずかに上昇したものの、経済的、政治的問題を抱える国で下落が目立った。/下落幅が最も大きかったのはエジプトで、07年の5.4から12年には4.3まで下がった。また、ユーロ圏債務危機の影響でギリシャやイタリア、ポルトガル、スペインが順位を下げた。/反対に中南米やアフリカ諸国では上昇が目立った。上昇幅が大きいのはアンゴラ、ジンバブエ、アルバニアの各国だった。/報告書は国民が不幸を感じる要因として貧困や失業、家庭崩壊、身体疾患などを挙げたうえで、特に大きな影響を及ぼしているのは慢性的な精神疾患だと指摘。各国政府による取り組みを促している。
1.デンマーク 2.ノルウェー 3.スイス 4.オランダ
5.スウェーデン 6.カナダ 7.フィンランド 8.オーストリア 9.アイスランド 10.オーストラリア
本日は「敬老の日」。昨日は80歳になったというので、硯友会(門司高校同窓会)から、傘寿にと杖が贈られてきました。いやはや、まだ杖なんて必要ではではありませんが、この杖を使うようになるのは何時のことでしょうか? まあ、ありがたく頂戴しておきましょう。
本日のウェブニュースより、
65歳以上:過去最高3186万人に 4人に1人が高齢者 ―― 総務省は15日、「敬老の日」に合わせて65歳以上の高齢者人口の推計値(15日現在)を発表した。高齢者は前年より112万人増えて3186万人となり、過去最高を更新した。総人口の1億2726万人に占める割合も25.0%と過去最高を記録し、4人に1人が高齢者となった。/男女別では男性1369万人、女性1818万人。年齢層別では、70歳以上は2317万人(総人口の18.2%)、75歳以上は1560万人(同12.3%)、80歳以上は930万人(同7.3%)で、いずれも過去最高だった。/高齢者人口は2012年に3074万人と初めて3000万人を突破。1947~49年の第1次ベビーブームに生まれた「団塊の世代」が65歳以上に達しているためで、今後も増え続ける見通しだ。/一方、12年の高齢者の就業者数は前年より24万人増の595万人と過去最多で、15歳以上の総就業者数(6270万人)に占める割合も9.5%と過去最高となった。就業率は、65歳以上の男性が27.9%、女性が13.2%となり、65~69歳に限ると、男性は46.9%、女性は27.8%の人が働いていた。/12年の高齢者の都道府県ごとの移動状況では、転出者数が転入者数を上回る「転出超過数」が東京都で5227人と最も多く、次いで大阪府801人、福島県416人の順。総務省は東京について「地方へのUターンなどの可能性がある」と分析。福島については「東京電力福島第1原発事故による影響ではないか」と指摘している。 〔毎日新聞 2013年09月15日 18時58分(最終更新 09月16日 02時46分)〕
爺は余り見ることはないが、朝ズバッの「みの もんた」がセクハラ疑惑で問題となった矢先、今回は次男の窃盗未遂容疑で苦境に立たされているという。まあまあ踏んだり蹴ったりというところ。
ウェブニュースより日刊サイゾーの記事を2つ
「抱きついたり、ブラのホックをいじったり……」みのもんた“生セクハラ”常態化は、妻の死が影響か ―― 生放送の情報番組『みのもんたの朝ズバッ!』(TBS系)のセクハラ疑惑が問題となったみのもんたについて、5日発売の「週刊文春」(文藝春秋)がセクハラの常態化と、妻の病死との関係を報じている。/事の発端は、先月30日放送のCM明け。隣に立つTBSアナウンサー・吉田明世の腰付近にみのが手を伸ばし、吉田アナがその手を払うような映像が一瞬放送され、「セクハラでは?」と騒動に。これにTBS広報部は「セクハラ行為があった事実はありません。誤解されるような場面が放送されたことについて、番組担当者に注意しました」とコメントした。/しかし、文春の記事によれば、「CM中に女子アナの腰を触るなんていうのはしょっちゅう。後ろから抱きついたり、ブラのホックをいじったり」(番組関係者)と常態化しており、「セクハラはいけないという感覚がみのさん本人にない」(別の番組関係者)と伝えている。/だが、この時間帯で安定した数字を持つみのは、番組内で“神様”のような存在であるため、誰も注意できる雰囲気ではないという。/さらに記事では、セクハラ行為に拍車がかかったのは、昨年5月に妻の靖子さんを亡くしてからだと報じている。/みのといえば、靖子さんを失った以降、「あと2年でアナウンサー歴50年。しゃべる商売をやめようかなと思っている」と周囲に引退をほのめかすほど憔悴しきっていたが、一転、10月頃から銀座で頻繁に目撃されるようになり、「“銀座の帝王”復活」と報じられた。/その証拠に、今年1月発売の「フライデー」(講談社)に、銀座の老舗高級クラブ「クラブ・グレ」の美人ホステスY子さんをお持ち帰りする様子がスクープされ、記者の直撃に「あっそう。俺も年貢の納め時だな」と余裕の対応を見せている。/「最近のみのさんは、奥さんの死を乗り越え、かわいい愛人もでき、自分自身のために人生を楽しもうと必死に努めているようにも見える。セクハラ行為に拍車がかかったのも、そういった心の起伏が関係しているのでは?」(芸能事務所関係者)/昨年は週刊誌に「最愛の妻・靖子さんの死から7カ月。いまだ納骨せず、夜毎のひとり酒」と報じられたこともあるみの。この頃から比べ、元気を取り戻したのは間違えなさそうだが、もし本当にセクハラ行為が日常的に行われていたとすれば、断じて許されることではないだろう。 (日刊サイゾー2013.09.06 金)
水門会の朋友(ポンユウ)から、メール・手紙等を頂いた。
9月5日〈木〉11:31受信 横浜のN氏よりメール ―― 原稿添付
日高 節夫 様/今朝は、関東じゅう、すごい雷鳴と豪雨だったが、ご尊家は異常はないか。お見舞い申しあげます。わたしは夢うつつで雷様のお怒りを聞いていた。朝ドラの最後の部分が一瞬、途切れたと思ったら、これが停電。あちこちの我が家の古い電気製品の時計がみんなゼロに戻って、正しい時刻を示さなくなった。バッテリーで動いている電気製品は、電気炊飯器ですら、停電に強いのに、交流電源に繋いでいる古い時計はいの一番に影響を受ける。/さて、きのうは半年待って、ようやく平常の興行形態に戻った新しい歌舞伎座に行ってきました。夜の部を見ました。/歌舞伎では、義太夫の床(ゆか)と長唄、清元、常盤津などの下座音楽がないと、それらしくないのだが、これからの新しい歌舞伎愛好家の層を開拓するつもりとかで夢枕獏に書かせた「陰陽師」全3幕の新作ものを夜の部にかけた。戦後、昭和26年、戦災の鉄骨をそのまま生かして復興させた歌舞伎座で、当時の市川海老蔵(のちの11代目市川団十郎)に光源氏を演じさせた「源氏物語(桐壺から明石まで)」のはとえらい違い。「人肉喰い(カニバリズム)」で人間離れした力を得た平将門が主人公。/それに娘の滝夜叉姫がからむ。滝夜叉姫は歌舞伎の1ジャンルで、おなじみで、杮落しの今年4月以降も、玉三郎が古御所の場をやっていた。/大工事で据え付けた廻り舞台はスピードも自由自在。確かに舞台転換は早くなった。照明も強弱自由自在、生火(かがり火など)は消防庁のお許しが出ないのでいまだに作りものだが、炸裂の照明効果は大きく進歩した。/幕間の食堂はまえの第四期歌舞伎座のほうが、断然よかった。そば、うどん、おでん定食、から吉兆まであったが、第五期の今回は花籠と吉兆のみ。吉兆なんかに行く身分ではないから花籠にいってみたが、3階昭和通りにの面した大部屋、ひとりだと近頃流行りの窓ぎわのカフェみたいな席、向かいの客と相席にはならない工夫。/舞台前の客席の数は1800席。80席ほど少し減らして全部で見よくし、場内の柱を取り払って、舞台を見るのに邪魔になる欠点は全部取り除いている。1階2等席で見るときにはこの2本の柱が邪魔になったことを思い出す。ただ、それだけに2階席が頭上にせり出していて台詞が聞こえにくくなったと感じるのは、当方が聴力減退を来しているからだとあきらめよう。/なんにせよ、3階席のおでん定食とビールの小瓶1本を懐かしがっている古い客は、まもなく死に絶えるから、今ふうに改造するのが「老いては子に従え」という世代間のあきらめかな。/来月は、ぜったいに義太夫と長唄のある芝居を見るぞ。/「八十路の水門」の原稿添付ファイルでお届けします。
9月6日〈金〉封書受領 福岡市在住のHH氏より―― 八十路の原稿添え書き
前略/先日は久々電話して貴兄のお元気そうな様子なによりでした。みなと外誌最後の投稿からはや7年を過ぎ、まるで「光陰矢の如し」の感が強く、この間、何をしていたのか思い出せないくらいの時の過ぎ行く早さです。/われら全員80才を過ぎ80路(イソジ)の晩年に入りました。Sから80路に入る最後の思いを文集にしようと、電話が二度もあり、東京の皆さんもその気になっていると聞いて、貴兄に電話で様子を聞いて確かめた次第です。60才、70才の区切りでも記念文集を出しているのだから、80路は最後の文集となるから、それもいい事だと思い、何か書いてみたいと思った。/私の原稿ですが、以前のように、一人旅・海・島の子とでも書いていれば無難ですが、その様なものを書く気になれず、やはり80才の今の思いを書いた。できるだけ短くしたのですが、なにか雑然とした線香くさいことばかりになりました。/諸兄の皆さんが現在どのような思いで生きられているのか気になり、また楽しみにしております。何分宜しくお願いします。/H25.9.5/HH
9月8日(日)9:28 携帯メール受信 宝塚市在住KS氏より
今朝のウェブニュースより
2020年五輪:東京開催が決定 56年ぶり2回目 ―― 【ブエノスアイレス藤野智成】国際オリンピック委員会(IOC)は7日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで総会を開き、2020年夏季五輪・パラリンピックの開催都市に東京を選んだ。東京では1964年以来56年ぶり2回目の五輪開催。72年札幌、98年長野の冬季五輪を含めれば、日本で4回目の五輪開催となる。/20年五輪の開催には東京、マドリード(スペイン)、イスタンブール(トルコ)の3都市が立候補。7日の総会で、各都市がプレゼンテーション(最終演説)を行った後に、約100人のIOC委員による投票が行われた。1回目の投票で東京は1位で通過。イスタンブールとマドリードが最下位で並び、再投票でマドリードが脱落した。続いて東京とイスタンブールによる決選投票が行われ、午後5時(日本時間8日午前5時)からの発表セレモニーで、ジャック・ロゲ会長が「東京」の名を告げた。/五輪の会期は20年7月24日から8月9日。パラリンピックは8月25日から9月6日まで。新たに建て替えられる国立競技場をメインスタジアムとし、大半の競技施設が中央区晴海に造られる選手村から8キロ以内に配置される。日本武道館など64年五輪と同じ会場で行う競技もある。/東京は前回の16年五輪招致にも立候補していたが落選。当時の石原慎太郎・東京都知事が20年五輪への再挑戦を決め、後任の猪瀬直樹知事が招致活動をリードした。各界の連携が希薄だった前回の反省から、都とスポーツ界だけでなく国や経済界も早くから招致活動に加わり、各界が連携して東京をアピールしていた。 〔毎日新聞 2013年09月08日 05時24分〕
今朝のウェブニュースより
太平洋の海底で世界最大の火山を発見か ―― 日本の東方沖およそ1600キロの太平洋で、単一の巨大な海底火山が特定された。最新の研究結果によると、底面の広さはアメリカのニューメキシコ州や、イギリスとアイルランドを併せたブリテン諸島の面積に相当する。地球上はおろか、太陽系の中でも最大級の火山であると見られる。/盾状の海底火山、タム山塊は、小規模な火山が集まってできたと考えられていたが、いずれ見直しを迫られる可能性が出てきた。/研究を発表したのは、アメリカ、テキサス州にあるヒューストン大学の地質学者ウィリアム・セーガー(William Sager)氏らのグループ。セーガー氏は「タム山塊は単一の巨大な火山で、その規模はこれまで太陽系内で最大と考えられてきた火星のオリンポス山に匹敵する」と述べている。/主に玄武岩から成り、太平洋北西部の海底台地、シャツキー海台にある。水深6400メートル付近を底面とする丸いドーム状で、面積は約30万平方キロ、頂点は水深約2000メートル。地球上最大の活火山、ハワイのマウナロア山も、その底面の広さは5200平方キロ程度とタム山塊には遠く及ばない。/研究を始めておよそ20年になるセーガー氏は、この山塊の名付け親でもある。同氏がかつて所属していたテキサスA&M大学(Texas A&M University)の頭文字から、「タム(Tamu)」と命名した。/シャツキー海台が初めて地図に記載されたのは20世紀初頭。セーガー氏によると、「その一帯が巨大な海底山脈であることは知られていたが、その構造や形成過程についてはほとんどわかっていなかった」という。
◆特異な構造を発見:シャツキー海台は、同時に発達した複数の火山の集合体として形成されたという説が一般的だった。隣接する5つの火山が噴火して生まれたハワイ島とよく似ている。/だが今回、研究チームがタム山塊の地震データを調べたところ、思いがけない事実に突き当たった。/「中心からあらゆる方向に溶岩が流出した痕跡が見られるが、火山活動の二次的な発生源は見当たらない。これは意外だった」とセーガー氏。/研究チームはさらに、タム山塊からいくつものコア試料(柱状の地層サンプル)を採取し、化学分析を行った。その結果、構成岩石および形成年代がほぼ同一である可能性が強まる。/研究チームは、タム山塊が単一の火山で、おそらくは数百年という比較的短い期間に形成されたという結論に至った。またセーガー氏によると、形成後ほどなくして火山活動を休止したという。時期はおよそ1億4500万年前、ジュラ紀後期から白亜紀前期にかけてと推定される。/アメリカ、ウィスコンシン大学の地質学者ブライアン・ジチャ(Brian Jicha)氏は次のように語る。「この説が正しいとすれば、タム山塊はまさしく超巨大火山だということになる。海台は世界中に数多く存在する。そのうちのいくつかが火山だとすれば、この研究成果は海台の形成過程に関する常識を覆す可能性すら秘めている」。/セーガー氏も、さらなる研究が必要だと考えている。「世界には同じような海台が十数カ所程度あるのではないか」。タム山塊よりも大規模な海底火山が存在する可能性も十分考えられるようだ。/今回の研究結果は9月5日、「Nature Geoscience」誌に発表された。 〔Brian Clark Howard for National Geographic News September 6, 2013〕
今朝のウェブニュースより
昨日のブログで、写真の貼り付けが出来なくなったので、爺の愚にもつかないどうでも良いブログをおしまいにしようと思ったが、今朝メールを開いてみると みつぼー氏、ふとんや氏、新婚さん氏より、ブログを続けて欲しいとのコメントが入っていた。
いやはや、毎回爺のブログを読んでいてくれて誠にありがたいことではある。みつぼー氏は爺のパソコンの先生であるが、爺には良く分からないがIE9にverアップしてみないかとの助言が有り、近々訪ねてくれるとの事。
まあ、ブログ中止はみつぼー氏が訪ねてくれるまで、待つことにしよう。それまでは写真無しでご勘弁を。
今朝のウェブニュースより
東京、2020年五輪の招致に自信 ―― 東京が招致を目指す2020年夏季五輪の開催地決定まで1週間。東京都と2020年東京オリンピック・パラリンピック招致委員会は、2016年夏季五輪招致に失敗した教訓を生かしており、国民からの強い支持や財政基盤の厚さ、世界有数の都市インフラなど東京がアピールしている点が集票に貢献するだろうと強調、1964年以来2度目の東京開催に自信を示している。/ 福島第1原発で最近発覚した汚染水流出問題が五輪招致に影を落としているが、都関係者は国際オリンピック委員会(IOC)での投票でマイナス要因になるとの懸念を否定している。他の立候補都市であるイスタンブール(トルコ)とマドリード(スペイン)はいずれも財政面や政治面で問題を抱えており、ブックメーカー(公認賭け屋)の間では東京が依然として最有力候補となっている。開催地を決めるIOC委員の投票は、ブエノスアイレス(アルゼンチン)で9月7日に開かれるIOC総会で行われる。/主要ブックメーカーの賭け率を集めた英国のサイト、オッズチェッカーによると、東京は8対13(約1.62倍)と、楽勝が予想される一番人気。二番人気はイスタンブールで10対3(約4.3倍)、マドリードは4対1(5倍)と望み薄となっている。つまり、賭けごとの世界では、東京が招致に成功する確率は50%を超えていると考えられているのだ。/招致委員会の竹田恒和理事長は東京都庁で招致成功を祈願して23日行われた出陣式で「本当に勝負の時が来たなと、緊張感が高まっている」と述べた。/五輪開催などに詳しい専門家らによると、2018年冬季五輪が韓国の平昌(ピョンチャン)で開催されることは東京の招致にとってマイナス要因になるという。IOC委員は同じ地域で五輪が連続して開催されることを望んでいない可能性もあるためだ。2016年夏季五輪の開催都市をリオデジャネイロ(ブラジル)に決めた2009年の投票では、その直前の2008年に夏季五輪が北京(中国)で開催されたことが日本に不利に働いたと考えられている。/また4年前の投票での敗因として、国民の支持率が低かったことも挙げられる。そのため、猪瀬直樹東京都知事と招致委員会は支持率向上を目指す招致促進キャンペーンを展開、一応の成果は得られたようだ。/IOCが今年3月に行った最新調査によると、東京都民の五輪開催支持率は70%と、昨年5月の調査で発表された47%から大きく改善した。また、文部科学省が先週発表した世論調査でも、92%が五輪開催を支持する回答した。これとは対照的に、IOC によると、2016年夏季五輪招致の際に実施された調査では、2008年6月時点に59%だった支持率が2009年2月には56%に下落、立候補都市中で最低の数字となった。/ただ、都民の支持率は前回から大幅に改善したといっても、依然として他の立候補都市に比べて低い。IOCが行った同様の調査によると、イスタンブール住民の支持率は83%で、マドリードでも76%に達している。/前回の招致キャンペーンは低い支持率のほか、経済的および政治的な向かい風も受けていた。当時、日本は依然としてリーマン・ショックの後遺症に苦しめられていた。さらに、それまでの50年間の大半で与党だった自由民主党が2009年の歴史的な総選挙で大敗し、政権の座を民主党に明け渡したばかりだった。そして民主党政権下で五輪招致はもはや最優先事項ではなくなってしまった。また、当時の都知事だった石原慎太郎氏肝入りのプロジェクトと見られていた五輪開催計画については、都が税金を使って招致活動を行っているとの批判が向けられた。/一方、今回の五輪招致は現自民党政権から全面的な支持を受けている。安倍晋三首相は来客に対して「Tokyo 2020」という文字の入った五輪招致バッジを自ら手渡すほどの熱の入れようだ。また、1976年のモントリオール五輪にクレー射撃代表選手として出場した麻生太郎財務相も誘致活動に一役買っている。長年のデフレからようやく脱却しているように見える中、麻生氏は東京五輪の開催について、約3兆円の経済波及効果が見込まれ、景気刺激策になると期待している。/マドリードは財政的に厳しい状況にあり、イスタンブールは反政府デモで揺らいでいる。そんな中で予算的および財政的な安定性は確かに東京の強みであろう。スポーツ経営学専門のステファン・シマンスキー米ミシガン大学教授は「非常に明白なことだが、日本は経済的に破たんしない国であり、東京は大きな国際イベントの開催地として、よく整備されている上、インフラもしっかりしており、準備万全な都市である。これは強力な長所だと思う」と指摘した。/ただ、同じくスポーツ経営学専門の原田宗彦・早稲田大学教授によると、福島第1原発の汚染水流出問題は世界中に報道されており、IOCの決定にある程度影響を及ぼす可能性があるという。さらに、歴史や領土を巡る対立で中国と韓国との関係が緊張化していることもIOC総会での投票でマイナス要因になるかもしれないため、招致レースは非常に接戦であるという。つまり、スポーツのように結果は試合終了まで分からないというのが原田氏の見方だ。 〔THE WALL STREET JOURNAL 2013/08/31 10:34 am〕
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