瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
【将東遊題壁(将〈まさ〉に東遊せんとして壁に題す)】 月性
男児立志出郷関 男児志を立てて郷関(ごうかん)を出ず
学若無成不復環 学若(も)し成る無くんば、復環(かえ)らず
埋骨何期墳墓地 骨を埋(うず)むるに何ぞ期せん 墳墓の地
人間到処有青山 人間到る処青山有り
(意訳)男子たるもの、志を立てて故郷を出るからには、学問が成就するまで二度と帰らない覚悟である。骨を埋めるのに、どうして故郷の墓に固執することがあろうか。広い世間には、どこへ行っても青々とした墓地があるではないか。
※ 結句の「人間」は、普通『じんかん』と読んで、人の間(あいだ)のことと解釈されていますが、意味としては『にんげん』としてもいいでしょう。むしろ、個人と考えたほうが旅立つ者を鼓舞してくれるかもしれません。
人間(にんげん)=人、人間(じんかん)=世の中・世間
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目高 拙痴无
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92
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1932/02/04
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sechin@nethome.ne.jp です。
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