瘋癲爺 拙痴无の戯言・放言・歯軋り
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ウェブニュースより
 初の師弟対局で「恩返し」、藤井六段が勝つ 王将戦 ―― 将棋の中学生棋士として史上初めて六段に昇った藤井聡太(そうた)六段(15)が8日、大阪市福島区の関西将棋会館で、師匠の杉本昌隆七段(49)と公式戦で初めて対戦し、勝利した。将棋界では公式戦で弟子が師匠に勝つことを「恩返し」と言うが、藤井六段が実現した。
 王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)の1次予選。午前10時に始まった対局は午後1時18分、同一局面が4回出現する「千日手(せんにちて)」が成立。規定によって、30分後に先手と後手を入れ替え、それぞれの残り時間を引き継いで指し直し局が始まり、午後6時20分、藤井六段が111手で勝利。継続中だった連勝記録を14に伸ばした。



 終局後、杉本七段は「私の師匠(板谷(いたや)進九段)は、私が19歳の時に亡くなり、その時、私はプロでなかった。師匠と公式戦で対局する夢はかなわなかったので、形を変えて、私が師匠の立場で藤井六段と対戦できたことをうれしく思います」と述べ、「負けたのは非常に残念ですが、でも、今日という一日は素晴らしかった。藤井六段にお礼を言いたい」と話した。藤井六段は「師匠にはたくさん教えていただいた。公式戦で対局出来て、うれしいですし、さらに活躍していかねば、と思いました」と話した。

 日本将棋連盟によると、藤井六段の通算成績は6911敗。同じく今年度の成績は、70対局、5911敗。将棋界の記録4部門(対局数、勝ち数、勝率、連勝)で今年度のトップを独占する勢いだ。
 将棋の王将戦は、全棋士が参加。1次予選、2次予選のトーナメントがある。2次予選を勝ちあがった棋士とシード棋士4人とでリーグ戦を行い、挑戦者を決める。例年1~3月に七番勝負がある。現在は久保利明王将(42)に豊島将之八段(27)が挑戦中で、第5局まで終わって久保王将3勝、豊島八段2勝。   (朝日新聞DIGITAL 2018382012
https://www.youtube.com/watch?v=GkUl0TJHifI&list=PLMV40QJ1-GJflHxhlXNK4mQ9HPMFnHSkV





 





 






 


ウェブニュースより
 
熱い師弟対決 藤井六段VS杉本七段は千日手で指し直しに ―― 中学生棋士の藤井聡太六段(15)が8日、大阪市内の関西将棋会館で指された第68期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)の1次予選2回戦で、師匠・杉本昌隆七段(49)との公式戦初となる師弟対決に臨んだ。
 午前10時に杉本の先手で始まった対局は、昼食休憩をはさんだ午後1時18分、59手目で千日手に。30分の休憩をはさんだ同38分から先手後手を入れ換え、指し直しとなった。
 持ち時間各3時間のうち、藤井が1時間6分、杉本が1時間1分を消費。指し直し局では藤井が1時間54分、杉本が1時間59分の残り時間を持った状況からのスタートとなる。

 終局は本日夜の見込み。対局の模様はインターネットの「将棋プレミアム」で生中継されている。   [スポニチアネックス 201838 13:46 ]
https://www.youtube.com/watch?v=UAQ2ASkFV1o


 


春日野親方、栃ノ心は「大丈夫」 6日に左脚負傷 ―― 大相撲春場所(11日初日、エディオンアリーナ大阪)に向けた6日の稽古で左脚を痛めた関脇栃ノ心について、師匠の春日野親方(元関脇栃乃和歌)は7日、「(出場へ)万全を期す。大丈夫だと思う」と説明した。

 大阪府交野市の春日野部屋で栃ノ心は稽古を行わなかった。春日野親方によると、栃ノ心は「力が入る」と話してそんきょもできている。部屋近くの病院で磁気共鳴画像装置(MRI)検査を受けたという。   (SANSPO.COM 2018.3.7 15:35


 


 既存の語との関係において語源を考えなければならない例は、言うまでもなく日本語同士の間のものが圧倒的に多いのです。
 醤油のことを「むらさき」と言いますが、これはもと女房詞(室町時代ごろ、御所に仕える女房たちの使い始めた隠語)で、その色が紫であったことからの命名であることは言うまでもありません。

 
今日のviolet(すみれ色)と醤油の色とでは、ちょっと結びつけにくいようですが、古代紫(京紫)が青みを帯びた深紫色であったことを承知していれば、この場合の語源の説明は容易です。

 しかし、遡って、紫色いろをなぜ「むらさき」と命名したかということになると、また別の語源説明が必要になります。紫色はもと紫草の根に含まれている色素によって染めたので、その草の名「むらさき」を、そのままそれによる染色名に転用したのです。

 すると今度はさらに遡って、そもそもその草を何故「紫」と命名したのかという問題になります。この草は花が群れて咲くから「群(む)ら咲き」と言ったのだという説明が行われています。これが正しいかどうかは判らないにしても、とにかく「むらさき」という語を説明しようとすると、どうしてもここまで遡らなければならないことになります。
 ここまで遡ってもまだ不十分で、それなら、何故一つに集まることを「むる(群れる)」と言い。華の開くことを「さく」と言ったか、という点まで説明しなければ、本当にこの語の由来を説いたことにはならない道理です。しかし、そういうことは、少なくとも、醤油を「むらさき」と呼ぶことの由来(語源)としては、直接に関係がないといえます。それが色名の「むらさき」から来ていることを言えば、その段階での語源説明としては、一応十分だと考えなくてはなりません。


数を数えるのに、もっとも普通に使うのは指であり、多くの民族の数詞が指に関係していますし、日本語でも「指折り数える」という表現があります。日本語の数の数え方も指と関係があります。
 1  ヒ (親指)    ヒラク(開く)。親指を起こす。
 2  フ (人差し指) フル (振る)。振り替わる。
 3  ミ (中指)    ミ(まん中)
 
4  ヨ (薬指)    ヨル(寄る)。端に寄る。
 
5  イ (小指)    イタル(至る)。 
 
ヒ(1)は、ヒラクとしましたが、ヒナ(鄙、辺境)などの語に見られるようにハ(端)と同じ語の可能性があります。 ヒトはヒ(端)を単体を表すのに用いたものなのでしょう。 
 
フ(2)は、フ(振る)です。「振り替え」というように横に移ることがフルです。英語でいえば nextにあたるのが、この「フ」です。
 
ミ(3)は、ミカド(御門)、ミヤ(御屋=宮)などのミ(御)と同じ語です。これは真中、真上のマと起源的に同じと考えられ、真中の指の意です。
 
ヨ(4)は、寄る。5のところに近付く意です。
イ(5)は、イタル(至る)としましたが、このイは、イヅ(出)・イル(入)のように、区切りとなる地点を表します。物体を表すイと同じです。
 
6  ム (小指)   ムスブ(結ぶ)。次の手につなぐ。
 
7  ナ (薬指)   ナラベル(並べる)。小指の横に薬指を並べる。
 
8  ヤ (中指)   ヤ(高い、大きい)。
9  ココ(人差し指) ココ(此処)。ココは近い場所。終点に近い処。
 
10  ト (親指)   トズ(閉じる)。
 
ム(6)は結ぶです。1から5まで握っていた手の指を立てながら数え、今度は立てた小指を折る(結び)。あるいは、左手で数えた数に右手を結合します。
 
ナ(7)は、小指と薬指が並ぶことでしょう。これが親指と人差し指では「並ぶ」とはいえないから、小指から閉じると考えられます。 たんに続ける意でもよいでしょう。
 
8(ヤ)は、山のヤであり、「高い」「多い」「大きい」の意味を持ちます。「いよいよ・ますます」の意味を持つ副詞のヤとも本来は同じであったのでしょう。(下記大野晋氏の論を参照せよ)中指にあたり、最も大きい指であることを表します。
 
9(ココ) 来る。4が終点に近付く意だったのと同じく10の地点に近付くということです。
 
10(ト) 閉ず。すべての指を閉じることです。

 朝鮮語との関係をいえば、朝鮮語の「5 tasat」は、「閉じる tat」よりできた語で、「10 yal」は「開く yal」よりできた語だそうである。これは、今日の日本人の指を使って数えるときの指の折り方と似ている。古来の日本の指の折り方が、朝鮮文化の影響を受けて、いつのまにか変化したのかもしれません。 なお、ヒトツ、フタツの「ツ」は、「付」であり、番号を付与する、数と結びつけるの意なのでしょう。ヒトツ、フタツの「ト」「タ」は、「処」「処」であり、本来その物のあるところの意と思われます。 日本語の数詞を、近隣言語と比較して類似性を見いだしえなかったのは、むしろ当然といわなければなりません。日本語の数詞は、指を数える動作にもとずく純然たる大和言葉なのです。だから、もし類似性があれば、それは基礎的語彙が相当類似しているということです。いまのところ、そういう言語はありそうもないわけです。 大野晋氏の聖数論 日本語では、「八百万神」「八雲立つ」「大八洲」「八尋」など「八」という数が同時に多数をあらわすと解されてきました。民族ごとに神秘的とされる数があり、それを聖数といいますが、日本語では八が聖数であるなどといわれてきました。しかし、「ヤ」は本来「大きい、多い」の意味だったのだ。八番目の数がたまたま背の高い指だったために、八が「ヤ」とよばれたにすぎないのです。 下記に大野晋氏の聖数論を引用しておきますが、八のヤと副詞のヤが同源であろうとみている点については正しい見解とみてよいでしょう。

●参考(大野晋氏の聖数論)
 
ヤ(八)という語は、日本神話の中に極めて多く現れる数詞である。「大八洲(おおやしま)、八頭(やがしら)、八門(やかど)、八尺鏡(やさかのかがみ)、…、八百万神(やほよろづのかみ)」などである。このように神話に多く用いられる数は聖数と呼ばれる。多くの民族は、それぞれの聖数を持っている。
 アーリアン民族は三またはその自乗の九を聖数としているし、ヘブライ民族は七を、アイヌ人は六を、ツングース族は大体において五を、アメリカインディアンは四を、聖数としている。ポリネシアには、四と八とを聖数とする種族がある。この聖数は、種々の儀礼や呪術に使われる数であり、その民族にとって神秘的な霊能の感じられる数である。とともに、それが「多数」を意味することが多い。「多数」とは数え切れないということであり、無限に大きいということである。
 日本の神話には八(ヤ)が多く使われるが、これは漢字の「八」には関係がない。現代で八が好まれるのは、八という字の形が末広がりであるということと深い関係があるが、古代の日本では、漢字などは一般民衆にとって何の縁もない存在であったのだらか、聖数としてのヤ(八)と、現代の八の愛好とは別である。
 yaという音の語に、副詞の「ヤ」がある。たとえば、
   大舟を荒海に漕ぎ出で や船たけ(=漕ぎに漕ぐ) (万葉1266
という歌である。この場合のヤとは、いよいよの意である。
   や雲立つ出雲八重垣妻ごみに八重垣作るその八重垣を(古事記歌謡一)
 この歌の「や雲立つ」のヤも、やはり副詞のヤで、いよいよの意である。この、いよいよとか、ますますとかは、「すでにある度合で物事が存在し、行われているのに加えて、限りなく多く」の意である。このヤとヤ(八)とは同音である。従って、日本の数詞における聖数八(ヤ)と、限りなく多くの意を持つ副詞ヤとの関係は、世界の諸民族が神話において持つ聖数が、同時に多数、無限を意味するのと、まさしく対応する現象を呈している。ことによると、数詞の八(ヤ)と副詞のヤとは、本来同一の語なのではあるまいか。 (大野晋『日本語をさかのぼる』 岩波新書 p115


 


日本語がどういう系統に属する言語なのかということは、わが国においても明治の初めから論じられてきました。アジア北方の言語であるウラル・アルタイ語族といわれたり、朝鮮語やアイヌ語との関係が問題とされてきました。朝鮮語との比較論は、明治十二年に、東京の英国公使館にいたアストンが「日鮮両語比較研究」を発表して以来、明治から大正にかけてさかんに行われてきました。

 
邪馬台国論でも知られる白鳥庫吉は、「日・韓・アイヌ三国語の数詞について」(明治四十二年)なる論文において、それぞれの数詞を考察し比較しています。白鳥は、この論文の中で、日本語と朝鮮語とが同族といわれ、自分も密接な関係があるはずだと信じて研究してきましたが、あまり似ていないことがわかりました。また、アイヌ語にはウラルアルタイ語系の要素が認められますが、日本語とは似ていないと述べています。

 
今日では、日本語と朝鮮語とは、同系であるとしても極めて古い時代に分かれたとするのが通説です。白鳥の言葉は、日朝両語同系論の帰趨を示していて興味深いものです。ここでは白鳥説のうち日本語の数詞についての語義解釈を取り上げます。
 
白鳥は、日本語の数詞のもつ次の特徴に注目しています。
 1: hi ― 2: hu
 3: mi ― 6: mu
 4: yo ― 8: ya
 5: i-tu  10 to-wo  (5はiを接頭語とみて省いて比較)
 
倍数関係にある語は、先頭の子音が同じである。このことは、すでに江戸時代に荻生徂来が言及しており、知られていたことではありますが、白鳥は次のように解します。

 古
代においては指で数を数えました。今の日本人は、親指から順に折っていきますが、太古の人は、少し異なるやり方をしました。例えば、6の場合、左の指3本、右手の指3本を並べて表した。8なら左右4本ずつ指を並べます。そこから倍数表現が生まれました。そして、倍数となる語は、もとの数の母音を変えることによって作ったのだというのです。
 
7と9は奇数であるから、両手で並べて表すことは不可能である。そこで、7は、
 ナナ   ナ(並ぶ)ナ(無し)
と表現したというのです。「並べようのない数」だというのです。
 
同様に、9は、
 ココノ   コゴ(屈める)ノ(無し)
です。ここで「屈める」とは、指を屈める、つまり指を折って数えることで、これも「計算できない数」の意味だというのです。
 
1から5までは、次の通り。
 1:ヒト   (hito) 「太し」の意。太い指(親指)を立てて表すから。
 2:フタ   (huta) ヒト(ツ)の複数形。
 3:ミ    (mi) 「多い」の意。「増す」「マスマス」などのm
 4:ヨ    (yo) 「イヨイヨ(iyoiyo)増加する」のyo
 5:イツ  (itu) 「イト(最)」、「至って」「頂き」のイタ。
 
白鳥は、父を チチ、トト、テテなどのようにいう例をあげて、日本語では母音が変わっても意味には変化がないとし、頭韻の一致だけを説いています。
 
1については、初期の論文では、ハジ(端)、ハツ(初)などの「ハ」に通じるものとしていましたが、後に上のように改めたといいます。
 
3から5までは、いずれも「多い」の意とします。われわれの祖先が、数詞を作り上げるまでには、思いもよらぬほどの長年月を要したでしょう。未開の民族には、3以上の数を「多数」と表現するものがあります。太古の日本語でも、そうした時代があったと考えられます。3以上の数を「ミ」といった時代が幾年続いたかはわかりませんが、さらに大きな数が必要となり、今度は「ヨ」という語が選ばれました。5は、手の指全部をよみ尽くしたことを表し、「至極・絶頂」の義があるとしています。
 
これが、白鳥説の概要である。白鳥がいうように、倍数関係のある語の間に、fifu mimu yoya のような関連が見いだせるというのは、たしかに不思議な現象であります。現代の学者もこの関係に注目しています。世界言語辞典も日本語の特徴として記していますし、大野晋は、ヨ(4)とヤ(8)の関係を論じ、ヨを「イヨイヨ盛ん」のヨ、ヤを「ますます」の意の副詞の「ヤ」であるといい、ほぼ白鳥説を踏襲しています。
 
数を倍数的に表す民族がないわけではありません。トーレス・ストレート島のタスマニア人の西部民族の方言では、
 
2  okosa  4  okosa okosa   6  okosa okosa okosa
だそうであり、オーストラリアのカミラロイ語では、
 
3 guliba  6 guliba   guliba
だそうです。だから、古来の日本人も、6や8を、3や4に関連づけて表したというのは考えられないことではありません。

 
しかし、3~6では、母音はi~uという対応であるのに対し、4~8では、o~aという対応です。対応の規則が一貫しているわけではありませんし、母音変化で複数をあらわす例が、他に日本語の中にあるわけでもありません。まして、日本人の中に、六を左右三本ずつの指を立てて表したり、八を四本ずつ立てて表したりする風習が残っているわけではありません。
 
さらに、7(並べられない)、9(屈められない)というのも、かなり苦しい説明であります。「並べられない数」では、具体的にどんな数も表さないし、9は、九本の指を屈めればよいのだから、屈められないとはいえません。また、ミ(3)を「増す」などと母音の違いを無視して説明するのも、日本語では母音に何の分別機能もないことになり疑問です。
 
白鳥は、東洋史家として著名であり、また数詞に関しては他にたいした説もないので、これまで白鳥説が問題とされてきたのでしょう。しかし、白鳥説はどうも釈然としません。納得性に乏しいので、もう一度、最初から考え直してみた方がよさそうです。


 


 今日はひな祭りです。ひな祭りに食べる食べ物は? と、聞かれたら、何を思い浮かべますか?
 古くから伝わる日本の風習には、その日に食べるといいとされる「行事食」と呼ばれる食べ物があります。ひな祭りにも、類に漏れず、行事食が存在します。
 ひな祭りは、毎年3月3日に女の子の健やかな成長を祈る行事です。食べ物も、古くから伝わるお祝い料理があります。食材には春の旬のものが使われ、それぞれの料理や色には縁起のいい意味が込められています。
 1.ちらし寿司 2、はまぐりのお吸い物 3、菱餅 4、ひなあられ 5、白酒


この5つについて調べてみました。
1、ちらし寿司
 ちらし寿司そのものにいわれはありませんが、えび(長生き)、れんこん(見通しがきく)、豆(健康でまめに働ける)など縁起のいい具が祝いの席にふさわしく、三つ葉、卵、人参などの華やかな彩りが食卓に春を呼んでくれるため、ひな祭りの定番メニューとなったようです。

2、はまぐりのお吸い物
 
はまぐりは、平安時代には「貝合わせ」遊びなどで知られ、ひな祭りの代表的な食べ物です。はまぐりの貝殻は、対になっている貝殻でなければぴったりと合いません。このことから、仲の良い夫婦を表し、一生一人の人と添い遂げるようにという願いが込められた縁起物です。

3、菱餅
 
緑、白、ピンク(紅)の3色の餅を菱形に切って重ねたものを飾ります。色の意味にはいくつかの説があり、緑は「健康や長寿」、白は「清浄」、ピンクは「魔除け」を意味する説と、緑は「大地」、白は「雪」、ピンクは「桃」で「雪がとけて大地に草が芽生え、桃の花が咲く」という意味が込められているという説があります。緑餅は増血効果があると言われるよもぎを混ぜ、白餅には血圧を下げると言われるひしの実が入り、ピンク餅は解毒作用があると言われるクチナシで色をつけています。また、菱形は「心臓」を表していると言われ、災厄を除こうという気持ちや、親が娘の健康を願う気持ちが込められています。

4、ひなあられ
 
餅に砂糖を絡めて炒った、ひな祭りの節句の代表的な和菓子のひとつです。ピンク、緑、黄、白の4色でそれぞれ四季を表していると言われています。でんぷんが多く健康に良いことから「1年中娘が幸せに過ごせるように」という願いが込められています。

5、白酒
 
もともとは桃の花びらを漬けた「桃花酒」というものが飲まれていたと言われています。桃は邪気を祓い、気力や体力の充実をもたらすということで、薬酒のひとつとして中国から伝えられました。江戸時代からは、みりんに蒸した米や麹を混ぜて1カ月ほど熟成させた「白酒」の方が親しまれるようになりました。「白酒」はアルコール度数10%前後のお酒で大人しか飲めないので、子どもにはノンアルコールの「甘酒」がおすすめです。


 


ウェブニュースより
 藤井六段、竜王戦予選で阿部八段を破る 連勝は13に ―― 将棋の中学生棋士として史上初めて六段に昇った藤井聡太(そうた)六段(15)が1日、大阪市福島区の関西将棋会館であった8大タイトル戦の一つ、第31期竜王戦(読売新聞社主催)の5組ランキング戦に勝利した。1月11日から始まった連勝を13に伸ばした。
 この日は阿部隆八段(50)と対戦。対局は午前10時から始まり、午後10時16分、127手で終局した。藤井六段は「難しい将棋で、簡単ではなかった。最後の最後までわからなかった」と振り返った。

 8日に同じ関西将棋会館である王将戦1次予選2回戦では、師匠の杉本昌隆七段(49)と公式戦で初めて対戦する。「とても楽しみ。今まで練習で教わってきた時とは違う気持ちで指せるかなと思う」と話した。
 日本将棋連盟によると、藤井六段の今年度の成績は、69対局で5811敗となった。


 竜王戦には全棋士と女流棋士4人、奨励会員1人、アマチュア5人が参加。まず1組から6組に分かれてトーナメントがあり、その後、各組の上位者の計11人で挑戦者決定トーナメントがある。挑戦者は、1012月には12月に予定される竜王戦七番勝負で羽生(はぶ)善治(よしはる)竜王(47)に挑む。   (朝日新聞DIGITAL 2018312259分)https://www.youtube.com/watch?v=TH9rFVxs6Jo


 


ウェブニュースより
 
初の双子関取貴公俊、炎鵬は最速出世/春場所新番付 ―― 日本相撲協会は26日、大相撲春場所(3月11日初日、エディオンアリーナ大阪)の新番付を発表した。
 横綱では、西の白鵬(32=宮城野)が横綱在位64場所となり、並んでいた北の湖を抜いて史上単独1位となった。3横綱でただ一人、初場所を皆勤した鶴竜(32=井筒)は、7場所ぶりに東の正位に就いた。東2枚目の稀勢の里(31=田子ノ浦)は5場所連続休場からの復活を目指す。
 三役陣は4人。東の関脇御嶽海(25=出羽海)は5場所連続の関脇(三役は7場所連続)。初場所で平幕優勝を遂げた栃ノ心(30=春日野)は10場所ぶりの関脇復帰(三役としては7場所ぶり)となった。小結は、ともに返り咲きで東は17場所ぶり(三役としては16場所ぶり)の逸ノ城(24=湊)、西は21場所ぶりの千代大龍(29=九重)が就いた。
 十両からの昇進は、いずれも返り入幕で2場所ぶりの妙義龍(31=境川)、8場所ぶりの英乃海(28=木瀬)、2場所ぶりの碧山(31=春日野)の3人。
 新十両は2人。貴公俊(20=貴乃花)は、現師匠(元横綱貴乃花)が04年2月1日に部屋を創設して以降、貴ノ岩、貴景勝、貴源治に続き、貴乃花部屋から4人目の関取。弟貴源治との兄弟関取誕生は史上19組目で、双子は初めての快挙となった。また炎鵬(23)は、宮城野部屋からは石浦以来3年ぶりの新十両で、金沢学院大からは初めて。学生相撲出身では125人目で、初土俵以来、所要6場所での昇進は高鉄山、土佐豊、常幸龍に並ぶ史上1位のスピード出世(58年以降初土俵で幕下付け出しを除く)となった。



 関取復帰の再十両は2場所ぶりの矢後(23=尾車)、10場所ぶりの志摩ノ海(28=木瀬)、2場所ぶりの照強(23=伊勢ケ浜)、4場所ぶりの翔猿(25=追手風)、11場所ぶりの明瀬山(32=木瀬)と5人を数えた。また2場所連続休場の十両貴ノ岩(27=貴乃花)は当初、特例措置で十両最下位(14枚目)にとどめるとされていたが、西12枚目にとどまった。
 春場所は、3月9日の取組編成会議で初日、2日目の対戦相手が決定。11日の初日を迎える。   [日刊スポーツ 201822663]


 


ウェブニュースより
 ネアンデルタール人が描いた? 世界最古の洞窟壁画 ―― スペイン北部の世界遺産のラパシエガ洞窟の壁画が世界最古の洞窟壁画であることが国際研究チームの調査でわかった。現生人類は当時欧州におらず、絶滅した旧人類ネアンデルタール人が描いたものとみられる。22日付の米科学誌サイエンス電子版に発表された。

 研究チームはラパシエガ洞窟など3カ所で動物や手形などの線描の部分に含まれる天然の放射性物質を高精度な年代測定法で調べた。三つとも6万4800年以上前に描かれたものだとわかった。


 現生人類がアフリカから欧州にやってきたのは4万~4万5千年前とされる。1万数千年前のアルタミラ洞窟(スペイン)や約2万年前のラスコーの洞窟(フランス)など、これまでの洞窟壁画はすべて現生人類が描いたと考えられてきた。
 4万年前に描かれたスペイン北部のエルカスティーヨ洞窟の壁画がこれまで最古とされてきたが、さらに2万年さかのぼる古い洞窟壁画と確認されたことで、研究チームは「すでにいたネアンデルタール人が描いた洞窟壁画だ」としている。ネアンデルタール人は現生人類に近い種で、約40万年前に出現し、4万年~2万数千年前に絶滅した。
 ラパシエガ洞窟の壁画には線を組み合わせたはしごのような図形もあった。抽象的な考えを具体的な形で表す「象徴表現」の可能性がある。人類の進化に詳しい佐野勝宏・早稲田大准教授は「象徴表現は現生人類のみが生まれつき持つ固有の認知能力という考えが多数派だった。今回の年代が正しければ、ネアンデルタール人にもこの能力があったことになる」と指摘している。   (朝日新聞DIGITAL 20182230400分)




高木菜那「小柄だからこそ」金への原点、美帆の発破 ―― スピードスケートの新種目、マススタートの女子で、高木菜那(25=日本電産サンキョー)が金メダルを獲得した。1回戦1組を5位で通過すると、決勝も勝負強さを発揮。最終カーブでトップに立ち、そのままフィニッシュした。プレ五輪の昨年2月の世界距離別選手権で銀メダルに輝いた得意種目で、21日の団体追い抜きに続く金メダル。日本女子が同一大会で金2個を手にするのは夏季五輪を含めて初めて。

 50センチの隙間を高木菜は見逃さなかった。最終16州目の最終コーナー出口。先頭を滑る選手がわずかに外に膨らんで出来たスペースに、155センチの体を傾けながら切り込んだ。「ここで行かなきゃ、いつ行くんだ」。鮮やかに逆転すると、細かなピッチを刻み、フィニッシュラインを駆け抜けた。「やったー!」。両手を突き上げ、叫ぶように、何度も喜びを爆発させた。
 頭は冷静だった。1回戦で佐藤が転倒。2人で協力する作戦が使えなくなったが、妹美帆からの「いけるよ!」の一言で、腹をくくった。大柄のオランダ選手の後ろに付き、隠れるようにして体力を温存。幼い頃にサッカーで培った視野の広さも生かし、ラスト勝負で残った足を爆発させた。「美帆だけじゃなく、菜那もいるんだというところを見せられた。本当にうれしい」。表彰台の中央で25歳の笑みがはじけた。
 決勝に残った16人で身長は最も低かった。「もう少し大きかったらな」-。中2で背が止まり、悩んだ時期もあった。だが、世界と戦い続ける中で、それはいつしか心の支えにもなった。「この身長でよくやっている」。自分を励ます材料に変えることで、逆境に立ち向かってきた。今回の五輪で採用された新種目。その小柄な体は、選手がぶつかり合うように滑るレースで、最大の武器となった。
 昨季痛めた右膝は、限界ギリギリだった。良くなったと思えば、また痛む。朝起きて、何をするよりも先に膝の状態を確かめた。練習ができず、国内での試合でも精彩を欠いた。支えてくれたのは周囲の声だった。トレーナーからは「今は悔しい思いをしてもいい」と背中を押され、五輪選考会前に弱音を漏らすと、美帆からも「もう諦めるの?」とハッパを掛けられた。
 妹のような、恵まれた才能があったわけではない。世界と戦うため、1歩ずつ滑りを磨いてきた。高校卒業後に名門・日本電産サンキョーに入社。10年バンクーバー五輪メダリストの長島、加藤が鬼気迫る表情で練習に臨む姿を見て、五輪の意味を知った。「小柄だからこそ、技術を磨く」。この日の金メダルにつながる覚悟の原点だった。
 個人で管理栄養士と契約し、メンタルトレーナーもつけた。やれることは全てやってきた。その自信が、2個の金メダルにつながった。5000メートルでは最下位の12位に終わったが、集団の中で滑る団体追い抜き、マススタートでは誰にも負けない輝きを放った。小さな「職人」が、一瞬の切れ味で世界を驚かせた。
◆マススタート 2人1組で滑る他の個人種目と異なり、大勢で一斉に長距離を滑る今大会から実施の新種目。五輪決勝は16人で、1周約400メートルのリンクを16周。内側の練習レーンも使用し、4周ごとの通過順とゴール時の順位に応じた得点の合計で争う。1~3位はゴールの着順と同じになるが、4位以下は獲得ポイントで決まる。個人戦だが、同じ国やチームの選手が協力し合い、優位に進められるかも重要なポイント。   [日刊スポーツ 2018年2月25日8時7分 ]



 日本カーリング女子、涙の銅メダル 3位決定戦で英国を下す 吉田知「新しい歴史」 ―― 「平昌五輪・カーリング女子・3位決定戦、日本5-3英国」(24日、江陵カーリングセンター)
 23日の準決勝で韓国に惜敗したLS北見の日本は、日本勢初となるメダルが懸かった3位決定戦で英国を下し、銅メダルを獲得した。
 予選ラウンドで英国に6-8で敗れた日本は、リード吉田夕梨花、セカンド鈴木夕湖、サート吉田知那美、スキップ藤沢五月が出場した。

 中盤5エンドまでは英国が1点リード。日本は第6、第7エンドをブランクエンドとして、有利な後攻で第8エンドを迎えた。第8エンドでは藤沢が最終投で2点を奪いにいったが1点に終わり、同点となった。
 第9エンドは英国が後攻。英国はブランクエンドを狙ったが、ミスショットで日本がスチールに成功し、1点をリードした。
 第10エンドは英国が後攻。同点ではエキストラエンドで日本が後攻になるため、英国は複数点を狙ってきたが、ミスショット。日本のストーンがナンバー1となり、銅メダルを獲得した。


 勝利が決まると、藤沢ら出場メンバーはリザーブの本橋麻里らと抱き合いながら涙。笑顔で肩を組み合い、喜びを爆発させた。
 藤沢五月は「私の最後のショットが良くなかったので負けたって思ったんですけど、相手のミスで最後決まって信じられなかったんですけど、良かったです。銅メダルは実感なくて、首に掛からないと実感沸かない」とコメント。
 吉田夕梨花は「我慢する展開になるなと思っていた。試合は2時間半でしたがあっという間でした」と振り返り、鈴木夕湖も「正直、私はそんなによくなかった。仕事は投げるだけじゃないので、頑張ってよかった。オリンピックは休みもたまにあったんですけど、大舞台ということで緊張もあった」と興奮気味に話した。
 日本勢初のメダルには、吉田知那美は「本当に信じられない。新しい歴史だよって言われて、本当にメダルを獲ったんだと感じた」と笑顔。本橋麻里は「みんなに感謝です。スタッフ、コーチ、選手、応援団、みんなにありがとうって言いたいです」と感謝した。   (デイリー 2018.02.24.)





 





ウェブニュースより


藤井六段、昇段後初勝利で12連勝 王座戦二次予選 ―― 将棋の中学生棋士として史上初めて六段に昇った藤井聡太(そうた)六段(15)が23日、大阪市福島区の関西将棋会館で王座戦(日本経済新聞社主催)の二次予選に臨み、六段になって初の公式戦で白星を挙げた。1月11日から始まった連勝はこの日の勝利で12となった。



 藤井六段は17日にあった第11回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)で優勝し、規定により同日付で史上最年少での六段に昇ったばかり。
 この日は畠山鎮(まもる)七段(48)と対戦し、96手で勝った。藤井六段は「踏み込まれて、対応が難しく、形勢を損ねた気がしていた。最後まで分からないと思っていた」と話した。六段としての最初の対局だったことについては「意識せずに普段通りと思って臨みました」と答えた。畠山七段は「(藤井六段の指し方は)コンピューターソフトが指すような最新型で、自分が(修業時代に)覚えた形をぶつけてみたいと思った。だが、用意していた順がどれもダメで、本譜は予定変更が多かった。最後、追い込んだように思ったが、ちょっと足りないんですかね」と話した。
https://www.youtube.com/watch?v=SV4i3dVr07w
 日本将棋連盟によると、藤井六段の通算成績は78対局、6711敗。同じく今年度の成績は68対局、5711敗となった。将棋界の記録4部門(対局数、勝ち数、勝率、連勝)で今年度のトップ独占をうかがっている。
 将棋の王座戦は、8大タイトル戦の一つ。全棋士と女流棋士4人が参加。一次予選、二次予選のトーナメントがある。二次予選を勝ち抜いた棋士とシード棋士の計16人で挑戦者決定トーナメントを行い、挑戦者を決める。例年9~10月二五番勝負がある。現在のタイトル保持者は、中村太地(たいち)王座(29)。
 藤井六段の次の対局は3月1日、関西将棋会館で。竜王戦の予選で阿部隆八段(50)と対戦する。   〈朝日新聞DIGITAL 20182232322分〉


 


プロフィール
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目高 拙痴无
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92
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1932/02/04
自己紹介:
くたばりかけの糞爺々です。よろしく。メールも頼むね。
 sechin@nethome.ne.jp です。


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