ウェブニュースより
大相撲初場所11日目 正代と徳勝龍が1敗守る ―― 大相撲初場所は11日目、平幕の正代と徳勝龍がともに勝って、トップに並ぶ1敗を守りました。
中入り後の勝敗です。
▽東龍に霧馬山は霧馬山が寄り切り。
▽琴奨菊に志摩ノ海は志摩ノ海が寄り切り。
▽栃煌山に輝は輝が押し出しで勝って9勝2敗としました。
▽千代大龍に琴恵光は千代大龍がはたき込み。
▽勢に石浦は石浦が押し出し。
▽佐田の海に千代丸は千代丸がはたき込み。
▽隆の勝に照強は照強がはたき込みで勝って勝ち越しを決めました。
▽剣翔に竜電は竜電が寄り切りで勝ちました。剣翔は負け越しです。
▽碧山に徳勝龍は、徳勝龍が突き落としで勝ち3日目から9連勝で10勝目。1敗を守りました。
▽魁聖に阿武咲は阿武咲が突き落とし。
▽松鳳山に豊山は豊山が押し倒しで勝って9勝2敗としました。
▽隠岐の海に栃ノ心は隠岐の海が寄り切り。
▽北勝富士に玉鷲は北勝富士が突き落としで勝って勝ち越しを決めました。玉鷲は負け越しです。
▽遠藤に妙義龍は遠藤が引き落としで勝ちました。二横綱を破った妙義龍ですが負け越しが決まりました。
▽正代に大栄翔は正代が押し出しで勝って1敗を守りました。新小結の大栄翔は負け越しです。
▽阿炎に御嶽海は御嶽海が送り出し。
▽朝乃山に炎鵬は炎鵬が押し出しで勝ちました。ともに6勝5敗となりました。
▽関脇 高安に大関 豪栄道は、豪栄道が寄り切り。
▽大関 貴景勝に宝富士は貴景勝が押し出しで勝って2敗に踏みとどまりました。
大相撲初場所は11日目を終えて1敗で平幕の正代と徳勝龍が並び、2敗で大関 貴景勝、平幕の豊山と輝が追う展開です。
初場所11日目の談話
輝は9勝目を挙げ「下から下から前に前に出ようと思った。しっかり自分の取りたい相撲が取れているので、これを崩さずに最後までいきたい。踏み込みがよくて体重が前に乗っている。師匠からは、『しっかりと踏み込んでいったら大丈夫』と言われている」と冷静に振り返りました。
勝ち越しを決めた照強は、「無理に前に出ずうまいこと足を送ってまわりこんだのがよかった。またあしたから気合いを入れて相撲を取りたい」と話していました。
物言いがつくきわどい相撲を制した徳勝龍は1敗を守り「足が出ているかと思った。落ち着いてやれることをやればいいと、自分に言い聞かせながらいきたい。ふた桁勝利は意識していない。きょうは終わり、またあす」と淡々と話していました。
2敗を守った豊山は、「体が動いてというか相手のもろ手にも反応して踏み込んで手を出せた。いい内容だった。1日1日必死にやっている結果なので、あすにつながるのではないかと思う。優勝争いへの意識はゼロではないが、1つ差があるし千秋楽まで必死に追いかけていくだけだ」と淡々と話しました。
正代も1敗を守り「相手のペースで余裕がなかった。立ち合いで当たることができたがその後、足が出なかった。疲れた、1番疲れた。ずっと動きっぱなしだった。一番、一番相撲を取りきるだけだ。自分のペースでやればよいと思う」と話しました。
関脇・朝乃山から白星をあげた炎鵬は、「左から動いてイメージどおり、ねらっていきました。迷いはなかったです。朝乃山関は、優勝を経験していて地位も違うので思い切っていきました。上位陣と相撲を取るのは楽しいです。1日1日、成長できているなと思います。僕はチャレンジャー、思い切っていくことだけしかできない」と落ち着いた様子で話していました。
角番で7敗の大関・豪栄道は4勝目をあげ、「立ち合いはまあよかったと思います。情けない相撲を取れないのでね。きょうの相撲をあすも取れればいいですね。腹を決めて、頑張っていくしかない」としっかりとした口調で話していました。
大関・貴景勝は2敗を守り、「いい相撲取っても悪い相撲取っても勝ちは勝ち、負けは負け。11日目がけがなく終われてよかった。2敗してしまったのは、自分の弱さですがそれを理解して弱いところを認めてあすも準備してやるしかない。けがや疲労を乗り越えていけるのはやる気と気合いで、その原動力は番付を上げたいということと、自分が勝つことで身近にいる人が喜んでくれることです」と話しました。優勝争いについては、「2敗で優勝争いをしていることがありがたいことだ。きっちり勝たないといけない。あすも一生懸命やります」といつもどおり冷静でした。
(NHK WEB NEWS 2020年1月22日 19時00分)
ウェブニュースより
大相撲初場所10日目 正代と徳勝龍1敗守る ―― 大相撲初場所は10日目。平幕の正代と徳勝龍が勝って1敗を守り優勝争いのトップに立っています。
中入り後の勝敗です。
▽志摩ノ海に栃煌山は栃煌山が巻き落とし。
▽霧馬山に剣翔は霧馬山が寄り切り。
▽千代丸に徳勝龍は徳勝龍が突き落としで勝って9勝目をあげました。
▽勢に千代大龍は勢が押し出し。
▽輝に琴恵光は、輝が突き出しで勝って勝ち越しを決めました。琴恵光は負け越しです。
▽琴奨菊に佐田の海は佐田の海が寄り切り。
▽魁聖に隆の勝は隆の勝が押し出し。
▽豊山に東龍は豊山が押し出しで勝って勝ち越しを決めました。
▽照強に碧山は照強が「引っ掛け」。
▽竜電に石浦は石浦が下手出し投げ。
▽阿武咲に隠岐の海は隠岐の海が寄り切り。
▽正代に松鳳山は正代が寄り切りで勝ち、1敗を守りました。
▽御嶽海に遠藤は御嶽海が上手出し投げで勝ちました。
▽妙義龍に玉鷲は玉鷲が押し出し。
▽大栄翔に北勝富士は北勝富士が引っ掛け。
▽栃ノ心に朝乃山は栃ノ心が下手投げ。
▽高安に阿炎は高安がはたき込み。
▽炎鵬に大関 貴景勝は貴景勝が押し出しで勝ち、2敗に踏みとどまりました。
▽大関 豪栄道に宝富士は宝富士が送り出し。負け越すと大関陥落となる角番の豪栄道は7敗となり、あとがなくなりました。
大相撲初場所は10日目が終わって1敗が平幕の正代と徳勝龍、2敗で大関 貴景勝と、平幕の豊山と輝が続いています。
初場所10日目の談話
大関経験のある十両の照ノ富士は10連勝で「ふた桁は場所前から目指していたので達成できてよかった。中途半端な相撲を取ると来場所につながらない。勝ったら勝った、負けたら負けたでいい。しっかりと力を出し切れる相撲を取りにいきたい」と話しました。
9勝目をあげた徳勝龍は「勝ち越したあとに負けては意味がない。より気を引き締めて臨んだ。よい緊張感で相撲が取れている」と話しました。
勝ち越しを決めた輝は「常に攻める意識が出ていたのがよかった。全体的に自分のよいところが出てきている。最後まで出し切れるようにしたい」と話しました。
豊山も勝ち越しを決め「きょうも完璧だった。ことしは上位を狙う覚悟で土俵に上がっている。ひとつ形になったと思う。しっかり1敗の人についていきたい。あと5日、必死に相撲を取る」と話しました。
1敗を守った正代は優勝争いについて「まだ上位で当たっていない人もいる。当たっていないから落ち着いて取れている。あしたにつながる相撲を取れたら成績につながる」と話しました。
前日に敗れて来場所の大関復帰がなくなった関脇 高安は4勝目をあげ「いい立ち合いができた。また集中してやります」と話しました。
大関 貴景勝は炎鵬に勝って2敗を守り「あの体でこの番付に来るには相当、頭も使わなければならない。筋肉の柔らかさを感じた。気持ちで負けないように頑張った」と話しました。
炎鵬は「何一つ通用しなかった。これが自分の実力だと思う。立ち合いでペースを乱したかったが相手が何枚も上手だった」と話しました。
宝富士に送り出しで敗れ7敗となり、あとがなくなった角番の大関 豪栄道は「ある程度いなしてくるのはわかっていたが、そこで残せなかった。今までやってきたことを十分出せるよう頑張る」と冷静でした。
宝富士は「大関みたいに緊張する必要はないし、気楽に思い切り、負けてもいいと思ってやった。体は動いている」とうれしそうでした。 (NHK WEB NEWS 2020年1月21日 19時14分)
ウェブニュースより
大相撲初場所9日目 平幕の正代が1敗守る ―― 大相撲初場所は9日目。平幕の正代が大関 貴景勝に突き落としで勝って、1敗を守りました。
中入り後の勝敗です。
▽照強に魁聖は魁聖が押し出しで勝ちました。
▽勢に琴恵光は勢がすくい投げ。
▽琴奨菊に霧馬山は霧馬山が送り出し。
▽栃煌山に千代丸は栃煌山がすくい投げ。
▽剣翔に徳勝龍は徳勝龍が寄り切りで1敗を守り勝ち越しを決めました。
▽志摩ノ海に輝は輝が押し出し。
▽佐田の海に東龍は佐田の海が寄り切り。
▽千代大龍に竜電は竜電が小手投げ。
▽碧山に石浦は石浦が送り出し。
▽豊山に阿武咲は豊山が押し出し。
▽松鳳山に隆の勝は松鳳山がはたき込みで勝ちました。
▽玉鷲に栃ノ心は栃ノ心が寄り切り。
▽隠岐の海に御嶽海は御嶽海がはたき込み。
▽北勝富士に妙義龍は北勝富士がすくい投げ。
▽阿炎に遠藤は阿炎が突き出しで勝ちました。
▽宝富士に高安は宝富士が押し出し。高安は6敗目を喫し来場所の大関復帰はなくなりました。
▽朝乃山に大栄翔は朝乃山が上手投げで勝ちました。
▽炎鵬に大関 豪栄道は炎鵬が押し出しで勝ちました。炎鵬は初めての大関戦で勝ち星を挙げ、5勝目。白星先行です。
▽大関 貴景勝に正代は正代が突き落としで勝って勝ち越しを決めました。貴景勝は2敗目です。
初場所9日目 各力士の談話
返り入幕の場所で勝ち越した徳勝龍は「番付がいちばん下なので勝ち越すしかない。調子に乗らないように千秋楽までしっかりやりたい。自分は十両の力士なのかと思った時期もあったが常に勝つ意識がないと勝てないと思うようになった」と話しました。
勝ち越しまであと1勝に迫った輝は「立ち合いがよかった。しっかり最後まで攻めた。前に出られたのが勝ちにつながった。あすも前に出る自分の相撲を取りたい」と話しました。
7勝目を挙げた豊山は「久しぶりによい突っ張りで気持ちのいい相撲だった。これが毎日できれば文句ない。きょうは全部ぶつけることができた。勝ち越さないと先もない。あと1番、どんな形でも勝って勝ち越せるようにしたい」と話しました。
遠藤に勝って5勝目を挙げた小結の阿炎は「序盤戦、動きは悪くなかったが対応できていなかった。徐々によくなってきた」と話しました。
大関戦初挑戦で豪栄道を倒した炎鵬は「緊張した。大関の迫力というか目の前に立って最初は空気に圧倒されそうになった。その中で集中していけた」と取組前の心境を振り返ったうえで、白星について「信じられない。ふわふわしている。たまたま勝てただけ」と話しました。
敗れた豪栄道は「取りづらさはみんな同じだと思うがあまりいないタイプだ。相手はよく考えてきたのではないか」と振り返りました。
1敗どうし、大関 貴景勝との対戦に勝った正代は「立ち合い、当たり負けない意識だった。久しぶりの結びの一番だったので緊張したが、声援も大きく考えないようにした」と時折笑みをこぼしていました。
貴景勝は「集中していけたとは思うがもう少し実力を上げていかないと厳しいものがある。朝から準備してきたし甘えがあったとはいえない。結果論だけどどれだけ悔しくても戻ってはこない。頑張って強くなるしかない」と話しました。 (NHK WEB NEWS 2020年1月20日 19時29分)
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大相撲初場所8日目 炎鵬が初対戦で遠藤を破る ―― 大相撲初場所は中日8日目、炎鵬と遠藤の人気力士の2人が初めて対戦し炎鵬が押し出しで勝ちました。敗れた遠藤は、2敗目を喫しました。
中入り後の勝敗です。
▽勢に魁聖は魁聖が寄り切りで勝ちました。
▽志摩ノ海に十両の水戸龍は水戸龍が寄り切り。
▽徳勝龍に琴奨菊は徳勝龍が突き落としで勝って1敗を守りました。
▽琴恵光に霧馬山は霧馬山が上手投げ。
▽栃煌山に剣翔は栃煌山が押し出し。
▽千代丸に東龍は千代丸が突き出し。
▽豊山に照強は豊山が寄り切り。照強は2敗となりました。
▽輝に碧山は輝が押し出し。
▽千代代大龍に松鳳山は松鳳山が突き落とし。
▽阿武咲に石浦は阿武咲が突き落とし。
▽佐田の海に宝富士は宝富士が寄り切り。
▽栃ノ心に隆の勝は隆の勝が押し出し。
▽明生は左腕を痛めて19日から休場し竜電が不戦勝となりました。
▽同じ石川県出身、炎鵬と遠藤の人気力士どうしの初顔合わせは炎鵬が押し出しで勝ちました。一方、遠藤は2敗に後退しました。
▽妙義龍に御嶽海は妙義龍が寄り切り。
▽大栄翔に玉鷲は大栄翔が押し出し。
▽正代に朝乃山は正代がすくい投げで勝って1敗を守りました。朝乃山は3敗目です。
▽高安に北勝富士は北勝富士が押し出し。10勝を挙げれば大関に復帰できる高安ですが5敗となってあとがなくなりました。
▽隠岐の海に大関 貴景勝は貴景勝が寄り切りで勝って1敗に踏みとどまりました。
▽大関 豪栄道に阿炎は、行司軍配差し違えで阿炎がはたき込みで勝ちました。
主な力士の談話
大関経験のある十両、照ノ富士は8連勝で中日勝ち越しを決め「上手を取れば大丈夫だと思っていた。あと7日残っているが一安心した。残りをしめないと来場所につながらない。幕下の七番より自分は十五番のほうがよい。毎日、同じペースで体を作っていけばよいので、七番だと2日間休みがあったり場所の感覚がなくなる。1つの負けで番付の上がり下がりが大きいが十五番あると1つや2つ負けても次があるという気持ちになる。1場所1場所、力が入るようになってきている」と淡々と話していました。
大関経験のある琴奨菊を破って7勝目を挙げた徳勝龍は「1日1日淡々と過ごしている。琴奨菊関に憧れて角界に入ったこともあり対戦が目標の1つだった。勝ってうれしいが、調子に乗らないようにしたい」と落ち着いた様子で話していました。
2敗目を喫した照強は「勝機はあったのだが。体は動いているし、土俵際で残っているし悪くはないと思う。疲れが出てきていて今がふんばりどころだ。素早い相撲を取らないといけない。長い相撲を取ると疲れるから」と話しました。
同じ石川県出身の炎鵬に敗れ2敗目を喫した遠藤は支度部屋では無言でした。
一方、炎鵬は「どんな立ち合いにも自分がまっすぐいこうとした。体が勝手に動いた。取組は余り覚えていない。とにかく何も考えずに当たっていくだけで、いい意味で集中できた」と振り返りました。同郷の遠藤については「雲の上の存在。勝って信じられなかった。あんまり実感がない」と心境を話しました。後半戦にむけては「1日1番、きょうみたいに自分の力を出しきれば結果はついてくる。勝ち負けにこだわらず自分の相撲を徹底していきたい」としたうえで後半戦の上位との取組に向けては「毎日、チャレンジャーの気持ちでぶつかるだけだ」と気を引き締めていました。
新関脇・朝乃山は2敗目を喫し「突っ張って中に入りたかった。考えすぎというか入れなかった。足が滑ったがそれは言い訳になる。ただ相撲は悪くはないと思う。前に出られていれば次につながる相撲なので大丈夫だ。きょうは勝ちたい勝ちたいという気持ちが出て、強引にいって投げられた。後半戦に向けても変わらず自分の相撲を取るだけだ」と悔しさをにじませながら話していました。
1敗を守った正代は「立ち合いから圧力をかけて落ち着いて相撲を取ることができた。とりあえず勝ち越したい。色気を出してもしょうがないので、今の相撲ができすぎている。まだまだ優勝争いの責任感は感じられない」と話していました。
関脇・高安は5敗目を喫しました。大関復帰へあとがなくなり支度部屋ではことばを発しませんでした。
1敗を守った大関・貴景勝は「相手は止めていこうと思っていて自分は突き放していきたい。途中、相手のペースになったが体はしっかり動いているので気にせずにいった。自分が思ったとおりの相撲は毎日取れないからその辺りは脳がよく反応してくれた。ただ悪いところはあった。きょうのような相撲で勝ちきれたことを調子がいいと捉えるか、調子が悪いと捉えるか、考えたらきりがない。前半戦は普通だ。後半戦に向けて大事なのは精神的なスタミナだ。体のスタミナは精神でカバーできるが、逆はできない。毎日、リセットして千秋楽のつもりでやれればいい」と落ち着いた様子で話していました。
5敗となった角番の大関・豪栄道は「あと一歩でしたね。土俵際、ついていけなかったですね。残りがあるのであすから考えて精いっぱいやります」と淡々と話していました。
一方、星を五分に戻した阿炎は「土俵際、すごく落ち着いていて相手がよく見えていた」と振り返りました。 (NHK WEB NEWS 2020年1月19日 20時17分)
藤井聡太七段が4強入り 3連覇に向け前進 朝日杯将棋 ―― 第13回朝日杯将棋オープン戦・名古屋対局(主催・朝日新聞社、特別協賛・豊田自動織機、豊田通商)の2日目が19日、名古屋市中区の朝日新聞名古屋本社朝日ホールで指され、3連覇を狙う高校生棋士の藤井聡太七段(17)が1、2回戦を連勝し、4強入りを果たした。対局は公開され、多くのファンが間近で観戦を楽しんだ。
藤井七段は、1回戦で元王位の菅井竜也七段(27)を相手に168手に及ぶ大熱戦を競り勝った。2回戦では、1回戦で三浦弘行九段(45)を破った元王座の斎藤慎太郎七段(26)と対戦。角換わりの戦型で押したり引いたりの長い駆け引きが続いた後、好機をとらえてリードを奪うと、その差を着実に広げて147手で押し切った。
本戦は予選を勝ち抜いた8人とシードの8人の計16人がトーナメントで戦う。17日に東京で行われた対局で第2回優勝の阿久津主税八段(37)、18日の名古屋対局1日目で前回4強の千田翔太七段(25)が準決勝進出を決めている。残る本戦1、2回戦の対局は20日、東京・将棋会館で行われ、渡辺明三冠(35)や永瀬拓矢二冠(27)が登場する。準決勝・決勝は2月11日に東京・有楽町で公開対局で行われ、藤井七段は準決勝で千田七段と対戦する。 (朝日新聞DIGITAL 2020年1月19日 16時38分)
ウェブニュースより
全勝の正代 豪栄道に敗れる 大相撲初場所7日目 ―― 大相撲初場所は7日目。ただ1人の勝ちっ放し、平幕の正代は、大関 豪栄道に敗れて1敗となりました。
中入り後の勝敗です。
▽栃煌山に魁聖は、魁聖が上手投げで勝ちました。
▽東龍に十両の錦木は、東龍がはたき込み。
▽照強に霧馬山は、照強が小手投げ。
▽徳勝龍に琴恵光は、徳勝龍が寄り切り。
▽琴奨菊に勢は、琴奨菊が寄り切り。
▽志摩ノ海に千代丸は、千代丸がはたき込みで勝ちました。
▽剣翔に石浦は、剣翔が引き落とし。
▽千代大龍に豊山は、千代大龍が突き倒し。
▽隆の勝に輝は、隆の勝が押し出しで勝ちました。
▽碧山に佐田の海は、佐田の海が引っ掛け。
▽松鳳山に竜電は、竜電が送り出し。
▽宝富士に栃ノ心は、栃ノ心がはたき込み。
▽明生に阿武咲は、阿武咲が寄り切りで勝ちました。
▽隠岐の海に炎鵬は、隠岐の海が寄り倒し。
▽遠藤に玉鷲は、遠藤がとったりで勝ちました。
▽御嶽海に大栄翔は、御嶽海が寄り切り。
▽妙義龍に高安は、高安が押し出し。
▽朝乃山に北勝富士は、朝乃山が寄り切りで勝ちました。
▽正代に大関 豪栄道は、豪栄道が送り倒しで勝ちました。ただ1人勝ちっ放しだった正代は1敗となりました。
▽大関 貴景勝に阿炎は、貴景勝が押し出しで勝ちました。
初場所は7日目を終えて1敗で貴景勝、遠藤、正代など5人が並びました。
取組後の談話
1敗を守った照強は「ちょっと差し込まれたけれどよく反応して、はたいている途中で小手投げにいけた。連敗しなかったのは大きい。あしたからまた集中して頑張ります」と話しました。
2敗となった豊山は「最後のところで相手についていけたところはあしたにつながる。自分が攻めて負けるならしかたがない」と気持ちを切り替えていました。
2敗目を喫した輝は「体はしっかり動いている。集中してまたあしたから一日一番やるだけです」と話しました。
御嶽海は4勝目をあげ「前に出て圧力をかけられた。悪くないのではないかと思う。変わらない目標があるから一日一番、大事にやっていきたい」と話しました。
大関復帰を目指す関脇 高安は3勝目をあげましたが「あしたも頑張ります」と話すにとどまりました。
角番の大関 豪栄道は勝ちっぱなしの正代を退け3勝目をあげ「圧力があるという感じだった。1番、1番集中してどんな相手でも勝ちにいきたい」と話しました。
一方の正代は「途中までは全然悪くなかった。ちょっと詰めが甘かった。連勝を続けたい気持ちが強く、そういうのが土俵際で出てバタバタしてしまった。ここでいったん切り替えていきたい」と話しました。
小結 阿炎に勝って1敗を守った大関 貴景勝は「同じ突き押しでも距離感が違うし向こうも実力者なので集中だけしていきたいと思っていた。15日間の勝負。とにかく自分が一生懸命やるだけ」と淡々と話していました。
一方の阿炎は「左からのいなしに対応できなかった。もろ手で来るというのは頭の中にまったくなかった」と悔しそうでした。
近畿大学相撲部の伊東勝人監督、55歳が亡くなったことについて学生時代に指導を受けた力士は恩師の死を悼みました。
関脇の朝乃山は「連敗したときに連絡をもらったばかりで本当にびっくりしている。白星をあげて上を目指して恩返しするしかない」と沈痛な表情でした。
宝富士は「厳しかったけれど愛情があった」と話し、心に残っていることばはと聞かれると、「あるけれど言うと泣いちゃうのでやめておきます」と悲しみをこらえていました。
徳勝龍は「卒業しても気にかけてくれていた。大学に入っていなかったら大相撲に進んでいなかった。前に出てからではないと決まらないと教えてくれた」と話しました。 (NHK WEB NEWS 2020年1月18日 22時05分)
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大相撲初場所6日目 大関 貴景勝1敗守る ―― 大相撲初場所は6日目。大関・貴景勝は御嶽海に勝って、3日目から4連勝とし、1敗を守りました。
中入り後の勝敗です。
▽霧馬山に栃煌山は、栃煌山が上手投げで勝ちました。
▽勢に十両の木崎海は、勢が押し倒し。
▽徳勝龍に照強は、徳勝龍が引き落とし。照強は、初黒星を喫しました。
▽東龍に琴奨菊は、東龍が上手出し投げ。
▽琴恵光に魁聖は、魁聖が押し出し。
▽志摩ノ海に剣翔は、志摩ノ海が寄り倒し。
▽石浦に千代丸は、千代丸が突き出し。
▽千代大龍に隆の勝は、千代大龍がはたき込み。
▽豊山に輝は、豊山が押し出しで勝ちました。輝は、初日からの連勝が5で止まりました。
▽竜電に佐田の海は、佐田の海が浴びせ倒し。
▽碧山に宝富士は、碧山が小手投げ。
▽松鳳山に明生は、松鳳山が上手出し投げ。
▽炎鵬に阿武咲は、阿武咲が寄り倒し。炎鵬は3勝3敗です。
▽正代に栃ノ心は、正代が寄り切りで勝って、ただ1人6連勝です。
▽北勝富士に阿炎は、阿炎が送り出し。
▽大栄翔に隠岐の海は、隠岐の海が突き落とし。
▽妙義龍に朝乃山は、朝乃山が寄り切りで勝って連敗を2で止め、4勝目を挙げました。
▽高安に遠藤は、遠藤が突き出し。
▽御嶽海に大関・貴景勝は、貴景勝が突き落としで勝って、3日目から4連勝。小結以上でただ1人1敗を守りました。
▽ 角番の大関・豪栄道に玉鷲は、豪栄道が押し出しで勝ちました。
取組後の談話
輝は今場所初黒星に「自分の相撲を取るだけ」と切り替えている様子でした。
一方、輝を破って1敗を守った豊山は、「できることはすべてやった。同世代の相手に負けたくないと思っていて、相手も同じように感じていると思う。きょうはある意味収穫だった。自分の悪いところが分かったので同じことをしないようにしたい」と時折、笑顔を見せていました。
炎鵬は3敗目、「今、踏ん張りどころだと思うので1日、一番、自分の相撲を取れたらいい。修正するところは山ほどある」と淡々と振り返りました。
正代はただ1人6連勝、「立ち合いはよかった。両手がはずに入ったのでなんとか形が決まった。当たってからの2歩目がいい。前に出ているような気がする。初日から6連勝は初めてだと思う。先場所、攻める相撲が多かったのでその感覚が残っているのかなと思う」と分析したうえで、単独トップにも「1敗も結構多いのでその分、意識する。日に日に緊張感が増している」と口も滑らかでした。
大関復帰を目指す高安は4敗目を喫し支度部屋では無言でした。
遠藤は1敗を守り「勝てたのでよかったです。しっかり集中できています」と白星にもいつもどおり淡々としていました。
新関脇 朝乃山は連敗を止めて4勝目を挙げ、「ほっとしている。あごを引いて相手をよく見ることができた。ここまで来たら開き直るしかない。過去は戻らないし負けたことがこれからの相撲人生につながってくる。ここ2日間、下がって負けていたので持ち味の前に出る相撲を取りたかった」と白星をかみしめるように話していました。また「ずるずると連敗しないのが平幕のときとの違いか?」という質問に対しては、「そこを成長しないと上には上がれないんでね」と話していました。
御嶽海との一番を制して1敗を守った大関 貴景勝は、「最後はいい反応ですね。状態は普通だと思います。体の反応としてはスムーズに動くこともある。準備をしっかりしてあすからも集中していくだけだ」と淡々と話していました。
兵庫県芦屋市出身で阪神・淡路大震災後に生まれた23歳の貴景勝は、「親から『地震の揺れがすごかった』など震災の話は聞いた。一生懸命、相撲を取っていく中で、いろいろな人たちの精神的な支えになれるように頑張りたい」と話していました。
一方、敗れた御嶽海は「見たままじゃないですか。今場所弱いんじゃないですか。あれなら勝てないんじゃないですか。まあ頑張ります」とことば少なでした。
角番の大関 豪栄道は2勝目を挙げ、「内容はよかった。力強い相手なんで踏み込まないとね。1日、1日集中してやるだけ。初日から踏み込みは悪くない」と話していました。 (NHK WEB NEWS 2020年1月17日 22時36分)
ウェブニュースより
大相撲初場所5日目 大関 貴景勝1敗守る ―― 大相撲初場所は5日目、大関・貴景勝が平幕の玉鷲に勝って小結以上でただ1人、1敗を守りました。
中入り後の勝敗です。
▽東龍に徳勝龍は徳勝龍が押し出しで勝ちました。
▽霧馬山に志摩ノ海は霧馬山が送り出し。
▽栃煌山に琴恵光は栃煌山が肩透かし。
▽琴奨菊に魁聖は琴奨菊が寄り切り。
▽照強に千代丸は照強が下手投げで勝って初日から5連勝です。
▽剣翔に勢は勢が上手投げで勝って初白星を挙げました。
▽千代大龍に輝は輝が押し出しで勝って5連勝です。
▽佐田の海に石浦は石浦が網打ち。
▽隆の勝に豊山は豊山が突き落とし。
▽碧山に竜電は碧山がはたき込み。
▽宝富士に阿武咲は阿武咲が送り出しで勝って初白星です。
▽松鳳山に炎鵬は炎鵬が引き落としで勝って3勝目を挙げ白星先行です。
▽明生に栃ノ心は明生が突き落としで勝って初白星を挙げました。
▽北勝富士に正代は正代が突き出しで勝って5連勝としました。
▽阿炎に妙義龍は阿炎が突き出し。
▽大栄翔に高安は大栄翔が押し出し。
▽朝乃山に遠藤は遠藤が寄り倒し。遠藤は1敗を守り、新関脇・朝乃山は2連敗です。
▽隠岐の海に大関・豪栄道は、隠岐の海が取り直しの一番をとったりで制しました。角番の豪栄道は、1勝4敗となりました。
▽大関・貴景勝に玉鷲は、貴景勝が突き落としで勝って小結以上でただ1人、1敗を守りました。
▽横綱・鶴竜は、左の足首を痛めて16日から休場し、御嶽海は不戦勝となりました。 (NHK WEB NEWS 2020年1月16日 19時31分)
藤井七段、経験のない将棋?「指し方なかなか分からず」 ―― 将棋の高校生棋士、藤井聡太(そうた)七段(17)が16日、大阪市福島区の関西将棋会館で指された第78期名人戦・C級1組順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の8回戦で小林裕士(ひろし)七段(43)に77手で勝ち、開幕から負け無しの8連勝とした。全10局で、残りは2局。藤井七段は2局のうち1勝すれば、他の棋士の勝敗は関係なく、一つ上のB級2組への昇級が決まる。次の9回戦は2月4日。藤井七段は高野秀行(ひでゆき)六段(47)と対戦する。
対局は午前10時に始まり、午後7時4分に終局した。
終局後、勝った藤井七段は「(順位戦の)残り2局も気を引き締めて指したいと思います」と話した。「残り2局のうち1局勝てば昇級決定だが」という質問にも「これまでと変わらない気持ちで指せればな、というふうに思います」と落ち着いた様子で話した。2020年の抱負と目標を問われると、「今年は、さらに実力をつけて、タイトルに挑戦できるように頑張っていきたいというふうに思っています」と答えた。
https://www.youtube.com/watch?v=-lkU7rstD_k
得意とする「後手番の一手損角換わり戦法」を用いたが、敗れた小林(裕)七段は「藤井さんは桂馬を使うのがうまい。(藤井七段が)早繰り銀(をする展開)なら、桂馬を使いにくい将棋になるかな、と思ったんですが……。全然ダメでした」と朗らかに振り返った。
名人戦の予選にあたる順位戦は、上からA級、B級1組、B級2組、C級1組、C級2組という5クラスに分かれている。
今期C級1組には36人の棋士が参戦。昨年6月から3月まで1カ月に1局のペースで、それぞれ10局戦い、成績上位2人がB級2組に昇級する。昇級争いは、ただ一人8勝0敗の藤井七段を、7勝1敗の佐々木勇気七段(25)、及川(おいかわ)拓馬(たくま)六段(32)、石井健太郎五段(27)の3棋士が追いかける構図だ。
前期順位戦の成績に基づいて決まる今期順位戦の順位は、藤井七段が3位、佐々木七段が14位、及川六段が32位、石井五段が34位。仮に同じ成績になった場合は、順位が上の棋士が優先される仕組みだ。
終局後の一問一答
〈まず、勝った藤井七段に〉
――本局を振り返ると
藤井七段「お互い居玉(いぎょく)のまま、早い段階で戦いになった将棋だったんですけど。途中は、少し指しやすそうかな、というふうに思ったんですけど、その後の指し方が、なかなか分からなくて。最後まで難しい将棋だったかなあ、と思います」
――25手目▲2四歩から、△同歩▲同銀の局面で、後手が△2七歩▲同飛△3六角(飛車取り)と指してきました。経験はある将棋でしたか?
藤井七段「いや、ちょっと……。う~ん。似たような将棋は指したことは無かったので、実戦で考えながら、という感じで。分からなかったです」
――どのあたりで優勢と思った?
藤井七段「途中は、難しくしたかな、と思ったんですが。(67手目)▲5七角と打つ手を発見して、少し指しやすいのかな、と思いました」
――今期C級1組順位戦は、負け無しの8連勝となりました。
藤井七段「残り2局も、気を引き締めて、指したい、と思います」
――残り2局のうち、1勝すれば、昇級が決まる状態になったことについて
藤井七段「これまでと変わらない気持ちで指せればな、というふうに思います」
〈続いて、敗れた小林(裕)七段に〉
――激しい将棋だったが……。
小林(裕)七段「本譜(の順)で、どうかな、と思ったんですけど。思ったより、ちょっとダメっぽかったので。(前述の)△2七歩~△3六角の筋で、良い勝負になればいいかな、と思ったんですけど。想像以上にダメになったんで。作戦が悪かったですかねえ。似た感じの実戦例もあったような気もしたんですけど……」
――あらかじめ後手番と決まっていて、得意の「後手番の一手損角換わり」を選ばれました。
小林(裕)七段「そうなんです。昔から結構、好きな戦法で。藤井さん、桂馬を使うのが上手(うま)いんで。この戦法なら、桂馬、なかなか使えない、と思ってたら。(こちらから桂馬を)成り捨てる羽目になって、グチャグチャになってしまいましたけど」
――そんなことも考えながら、用意されていた作戦、ということなんですね……。
小林(裕)七段「(藤井七段も実戦で選んだ)『早繰(はやぐ)り銀』(という指し方)なら、(藤井七段は)桂馬はなかなか使いづらい将棋になるかな、とか。そんなことも思いながら、やってたんですけど、全然ダメでしたね」
――工夫して臨まれた将棋でしたが、印象に残る手があれば、教えてください。
小林(裕)七段「そうですねえ。まあ、最後の(方の、67手目)▲5七角とか、まったく見えてなかった。もう、だいぶ(こちらが)悪いんですけど。ああいう決め手があるんだな、と。本当は、あそこで投げないと(=投了しないと)ダメなんですけど。僕には、ちょっと、なかなか見えない手、ですかね」
〈藤井七段に、もう一問〉
――今年一年の抱負と目標は?
藤井七段「今年は、さらに実力をつけて、タイトルに挑戦できるように、頑張っていきたい、というふうに思っています」 (朝日新聞DIGITAL 2020年1月16日 21時46分)
ウェブニュースより
大相撲初場所4日目 白鵬きょうから休場 鶴竜は3敗目 ―― 大相撲初場所は4日目、横綱 白鵬が15日から休場し、1人横綱となった鶴竜は、妙義龍に敗れ3敗目を喫しました。
中入り後の勝敗
▽徳勝龍に霧馬山は徳勝龍が寄り倒しで勝ちました。
▽十両の大翔丸に栃煌山は栃煌山がはたき込み。
▽勢に照強は照強が押し出しで勝って初日から4連勝。
▽志摩ノ海に魁聖は志摩ノ海が上手出し投げ。
▽琴恵光に東龍は東龍がはたき込みで勝ちました。
▽千代丸に剣翔は剣翔が寄り切り。
▽琴奨菊に千代大龍は琴奨菊が突き落とし。
▽輝に佐田の海は輝が寄り切りで勝って4連勝。
▽石浦に隆の勝は石浦が寄り切りで勝って4日目で初白星です。
▽豊山に碧山は豊山が押し出しで勝ちました。
▽阿武咲に竜電は竜電がはたき込み。
▽松鳳山に宝富士は宝富士が突き落とし。
▽炎鵬に栃ノ心は栃ノ心がつり出し。
▽明生に隠岐の海は隠岐の海が寄り切り。
▽御嶽海に玉鷲は御嶽海が押し出し。
▽阿炎に新関脇 朝乃山は阿炎が押し倒しで勝って初白星を挙げました。朝乃山は初黒星です。
▽高安に正代は正代が寄り切りで勝って4連勝です。
▽遠藤に大関 貴景勝は貴景勝が突き落としで勝ちました。遠藤は初黒星です。
▽角番の大関 豪栄道に大栄翔は豪栄道が首投げで勝ちました。豪栄道は初白星です。
▽横綱 白鵬は、右かかとの傷口に細菌が入って炎症を起こしたなどとして、15日から休場しました。対戦する予定だった北勝富士は不戦勝となり、初日から4連勝となりました。
▽横綱 鶴竜に妙義龍は、妙義龍が押し出しで勝ちました。妙義龍は2日続けての金星です。一方、鶴竜は早くも3敗となりました。
(NHK WEB NEWS 2020年1月15日 18時54分)
ウェブニュースより
大相撲初場所3日目 鶴竜 白鵬 早くも2敗目 ―― 大相撲初場所は3日目、鶴竜と白鵬の両横綱がともに敗れ、今場所早くも2敗目を喫しました。
中入り後の勝敗です。
▽十両の英乃海に魁聖は、魁聖が寄り切りで勝ちました。
▽栃煌山に徳勝龍は、徳勝龍が押し出し。
▽新入幕の霧馬山に勢は、霧馬山が寄り切り。
▽照強に東龍は、照強が寄り切り。
▽志摩ノ海に琴恵光は、琴恵光が押し出しで勝ちました。
▽剣翔に琴奨菊は、琴奨菊が寄り切り。
▽千代丸に輝は、輝が押し出し。
▽佐田の海に千代大龍は、佐田の海が押し出し。
▽石浦に豊山は、豊山が押し出しで勝ちました。
▽碧山に隆の勝は、隆の勝が押し出し。
▽松鳳山に阿武咲は、松鳳山がはたき込み。
▽竜電に栃ノ心は、竜電が寄り切り。
▽明生に炎鵬は、炎鵬が下手出し投げで勝ちました。
▽宝富士に正代は、正代が押し出し。
▽阿炎に玉鷲は、取り直しの一番を制した玉鷲が押し出し。
▽御嶽海に高安は、高安がはたき込み。
▽新関脇 朝乃山に隠岐の海は、朝乃山が寄り切りで3連勝。
▽遠藤に大関 豪栄道は、遠藤が突き落としで3連勝。一方、角番の豪栄道は3連敗です。
▽大関 貴景勝に新小結 大栄翔は、貴景勝が押し出しで勝ちました。
▽北勝富士に横綱 鶴竜は、北勝富士が押し出しで勝ちました。二大関に続いて横綱を破って金星です。一方、鶴竜は2敗目です。
▽横綱 白鵬に妙義龍は、妙義龍が突き落としで勝ち金星を挙げました。一方、連敗となった白鵬は序盤で早くも2敗目です。
取組後の談話
照強は3連勝に、「会心といえば会心の相撲だった。体が勝手に動いてよかったと思う。一番、一番、集中していくだけですね。今月17日の誕生日を連勝で迎えられたらいいですね」と充実している様子でした。
2勝目を挙げた炎鵬は、支度部屋で首の裏を気にしながら「大丈夫です。きょうは勝てたので、後半へいい準備をしていける」と話していました。
新関脇 朝乃山は小結以上でただ1人3連勝、「自分の形になって寄り切れた。いいんじゃないですか。体がしっかり動いている。よけいなことを考えず1日、一番、自分の相撲を取り切るだけだ」と淡々と話していました。
二横綱一大関を破って3連勝の遠藤は「しっかり体が動いてよかったです」といつもどおり淡々と話していました。
一方、大関 豪栄道は3連敗、「もっと密着して攻めないとだめです。まあ立ち合い自体は悪くない。動きがかみ合えばね」と振り返っていました。
13日、初黒星の大関 貴景勝は大栄翔を破って2勝目、「毎日、一生懸命力を出しきる。だから切り替えもできる。人のことを考えずいちばん最高の自分を出すだけだ。ふだんやったことを発表する場だと思っているので、いちばんいい状態でいい相撲を取る」と話していました。取組後に支度部屋で「てっぽう」をしていたことについては、「自分のいい感覚を忘れないうちにやった」と説明していました。
休場明けの横綱 鶴竜は2敗目を喫し、「立ち合いが軽い、それに尽きる。圧力がない、相手に力が伝わっていないのが自分で分かる。場所前に熱が出たことも影響があるがしょうがない。負けても自分のいい感覚を思い出していきたい」と悔しそうに話していました。
一方、金星を挙げた北勝富士は「しっかり前に圧力をかけて、引いてくれたらよいと思っていた。ふだんどおりに気持ちを高めて臨んだのがよかった。これを切らさないように集中してやるだけだ。金星で喜んでいる場合ではない。三役に定着しないと話にならないので、集中してやるだけだ」と15日を見据えていました。
序盤で早くも2連敗の横綱 白鵬は「足が流れた」と、ことば少なに振り返りました。15日以降についての質問に対し、「あしたはあしたにならないと分からない」と出場を明言しませんでした。
一方、金星を挙げた妙義龍は「ちょっと驚いたがたまたまです。勝っても負けても喜んでいられない。若いうちは余韻に浸っていたけどね。結びで相撲を取れるだけでうれしい」と落ち着いた様子で話していました。
(NHK WEB NEWS 2020年1月14日 18時52分)
桃田選手 事故で全身打撲 マレーシア遠征中 ―― マレーシアのクアラルンプール近郊で十三日、大会出場のために同国を訪れていたバドミントン男子シングルス世界ランキング一位の桃田賢斗選手(NTT東日本)らが乗ったワゴン車が大型トラックに追突、運転手(24)が死亡し、桃田選手らが顔を打つなどのけがをした。
日本バドミントン協会などによると、桃田選手はあごや眉間、唇に裂傷を負い、全身打撲の診断を受けた。鼻骨を骨折したという現地報道もあるが、協会が帯同するコーチらに問い合わせたところ、骨折は確認されていないという。
ワゴン車にはほかに平山優コーチ(日本ユニシス)、森本哲史トレーナー、英国のバドミントン関係者が乗車。平山コーチは右すねの裂傷や歯の損傷、森本トレーナーは右前腕を骨折するなどした。桃田選手と森本トレーナーは車の二列目、平山コーチは三列目に座っていたといい、現地の病院で治療を受けている。
ズルキフリ保健相は「CTスキャンなどの結果、重傷ではなく、近く退院できる見通し」と語った。国営ベルナマ通信によると、十二日に桃田選手の試合を観戦したマハティール首相夫人も病院を訪問した。
事故は現地時間午前四時四十分ごろ発生。帰国のため宿泊先からクアラルンプール国際空港に向かっていたワゴン車が、高速道路で三十トントラックに追突した。ワゴン車の前部がつぶれ、運転手は即死だったという。地元メディアによると、トラックが低速で走っていたとの情報もある。
東京五輪出場を確実にしている桃田選手は、十二日にクアラルンプールで行われたマレーシア・マスターズで優勝した。 (東京新聞 2020年1月14日 朝刊)
ウェブニュースより
大相撲初場所 遠藤が白鵬に勝って2日連続金星 ―― 大相撲初場所は2日目、平幕の遠藤が横綱 白鵬に勝って2日続けて金星を挙げました。
中入り後の勝敗です。
▽十両の琴ノ若に新入幕の霧馬山は、琴ノ若がはたき込みで勝ちました。
▽魁聖に徳勝龍は、魁聖が押し出し。
▽栃煌山に東龍は、東龍がはたき込み。
▽志摩ノ海に勢は、志摩ノ海が突き落とし。
▽照強に琴奨菊は、照強が下手投げ。
▽千代丸に琴恵光は、琴恵光が押し出しで勝ちました。
▽剣翔に千代大龍は、剣翔が寄り切り。
▽石浦に輝は、輝が押し出しで勝ちました。
▽佐田の海に隆の勝は、佐田の海が上手出し投げ。
▽竜電に豊山は、竜電が寄り切り。
▽碧山に松鳳山は、碧山がはたき込みで勝ちました。
▽栃ノ心に阿武咲は、栃ノ心が押し出し。
▽宝富士に明生は、宝富士が寄り切り。
▽正代に炎鵬は、正代が上手投げで勝ちました。
▽新小結 大栄翔に妙義龍は、大栄翔が押し出し。
▽玉鷲に新関脇 朝乃山は、朝乃山が送り出し。
▽大関復帰を目指す高安に隠岐の海は、高安が押し出し。
▽北勝富士に大関 貴景勝は北勝富士が押し出し。
▽大関 豪栄道に御嶽海は御嶽海が寄り切り。
▽遠藤に横綱 白鵬は、遠藤が切り返しで勝ちました。初日に横綱 鶴竜を破った遠藤は2日連続の金星です。
▽横綱 鶴竜に阿炎は、鶴竜がはたき込みで勝ちました。
初場所2日目談話まとめ
十両の琴ノ若は、幕内の土俵で白星をあげ「落ち着いていけた。一瞬、一瞬の駆け引きをすることができた。勝ち越して幕内に上がってここで15日間相撲を取りたい」と淡々と話していました。
2連勝の照強は、「しっかり当たっていったのがよかったと思う。いい感じで体が動いている。この調子であすも気分よく相撲を取れるようにしたい」と笑顔で話していました。
今場所初黒星の炎鵬は、「止まってしまったのがよくなかったですね。消極的すぎました。あすはもっと相撲になればいいかなと思います」と悔しそうでした。
2連勝の新関脇 朝乃山は、「張り手をされて一瞬カッときた。落ち着いて相撲を取らないといけない。快勝ではないが、体が動いて相撲を取れているのでいいと思う。またあす切り替えて自分の相撲を取れるようにしたい」と充実感を漂わせていました。
大関 貴景勝は今場所初黒星に「一からもう1回、頑張り直さないと。これから負けたとしても勝ったとしても目指すものはあるから」と厳しい表情で話しました。
一方、貴景勝を破った北勝富士は、「冷静に相撲を取ることができた。大関は突き落としもいなしも強いので、そこも意識してね。序盤は上位と当たる番付なのでここで勝っておくとのちのち楽になる。この連勝をむだにしないようにあすから頑張ります」と満足している様子でした。
大関 豪栄道を破って今場所初白星の御嶽海は、「1つの白星なのであすから白星を重ねるだけだ」と目を閉じながら話していました。
2日目にして黒星を喫した横綱 白鵬は、「相手にうまさがありましたね。やっぱり強引すぎたなと。まあいい相撲だったとは思いますが・・・」と淡々と振り返っていました。
一方、2日続けて金星をあげた遠藤は、「勝ってよかったです。しっかり集中できているという感じです。あす以降、自分の相撲を取れるように頑張ります」と振り返ったうえで、取組後に館内から”遠藤コール”が沸き上がったことについては、「うれしかったです」と淡々と話していました。
休場明けの横綱 鶴竜は、今場所初白星、「いい相撲ではなかったが1日1日重ねていけば感覚が戻ってくる。きのうよりはきょうという感じできていると思う。きのう負けたので1つ勝ったのはよかった。まだ何も始まっていないと思う」とほっとした様子でした。 (NHK WEB NEWS 2020年1月13日 20時25分)
sechin@nethome.ne.jp です。
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