巻6-0949:梅柳過ぐらく惜しみ佐保の内に遊びしことを宮もとどろに
万葉集巻6-0948の長歌の反歌です。
反謌一首
巻6-949 梅柳 過良久惜 佐保乃内尓 遊事乎 宮動々尓
よみ:梅柳(うめやなぎ)過ぐらく惜しみ佐保(さほ)の内(うち)に遊びしことを宮もとどろに
意味:梅や柳の美しい季節が過ぎるのが惜しい、佐保の野で風景を楽しむことだったのに、宮中もとどろくように雷鳴がなるような事件になった
右、神龜四年正月、數王子及諸臣子等集於春日野、而作打毬之樂。其日、忽天陰雨雷電。此時、宮中無侍従及侍衛。勅行刑罰、皆散禁於授刀寮、而妄不得出道路。于時悒憤即作斯謌。作者未詳。
注訓:右は、神亀四年の正月に数(あまた)の王子及び諸(もろもろ)の臣子等の春日野(かすがの)に集い、打毬(うちまり)の楽(たのしみ)を作(な)す。その日、忽(たちまち)に天は陰り雨ふりて雷電す。この時に、宮中に侍従及び侍衛無し。勅(みことのり)して刑罰を行ひ、皆を授刀寮(じゅたうりょう)に散ずるを禁じ、妄(みだ)りに道路に出るを得ず。時に悒憤(おぼほ)しく、即ちこの歌を作れり。作者は未だ詳(つばび)らかならず。
意味:この歌は、神亀四年正月、多くの皇族や臣下の子弟たちが春日野に集まって打毬(まりうち)の遊びを行なった。その日にわかに空が曇って雨が降り、雷が鳴った。このとき宮中に侍従や侍衛がいなかった。そこで勅命して処罰を行ない、みな授刀寮に閉じ込め、みだりに外出することを許さなかった。そこで心が晴れずこの歌を作った。作者未詳。
ウェブニュースより
相撲協会 角界コロナ禍でも5月場所開催「諦めない」 新番付は27日発表 ――日本相撲協会は27日、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、2週間延期にした夏場所(5月24日初日、両国国技館)の新番付を発表する。これまで高田川親方(元関脇・安芸乃島)と弟子の十両・白鷹山のほか幕下以下の力士5人が陽性反応を示して入院中であることが公表されているが、26日に報道陣の電話取材に応じた芝田山広報部長(元横綱・大乃国)は「今日は何の連絡もないので、全く分からない」と状況を説明した。
夏場所の開催可否については5月上旬に検討する方針。状況は悪化しているが、同部長は「何回も言っている通り、諦めずに5月場所開催は視野に入れていきたい。専門家と話しながら決めていきたい」と意欲をのぞかせた。 [Sponichi Annex 2020年4月27日 05:30 ]
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