撫子(なでしこ)を詠める歌2
巻8-1448:我がやどに蒔きしなでしこいつしかも花に咲きなむなそへつつ見む
巻8-1496:我が宿のなでしこの花盛りなり手折りて一目見せむ子もがも
巻8-1510:なでしこは咲きて散りぬと人は言へど我が標めし野の花にあらめやも
巻8-1538:萩の花尾花葛花なでしこの花をみなへしまた藤袴朝顔の花
巻8-1549:射目立てて跡見の岡辺のなでしこの花ふさ手折り我れは持ちて行く奈良人のため
◎「跡見庄」は所在が不明ですが、奈良県桜井市の外山(とび)付近や、同じく奈良県桜井市の吉隠(よなばり)にある鳥見山(とみやま)山麓の地あたりでしょうか。
※紀鹿人(きの-しかひと、生没年不詳)
奈良時代の官吏です。紀少鹿女郎(おしかのいらつめ)の父です。典鋳正(いもののかみ)、主殿頭(とのものかみ)をへて天平(てんぴょう)13年(741)大炊頭(おおいのかみ)。外従五位上。「万葉集」巻6と巻8に、大和跡見(とみの)荘(奈良県桜井市外山(とび))でよんだ歌3首があります。
巻8-1610:高円の秋野の上のなでしこの花うら若み人のかざししなでしこの花
※丹生女王(にふのおおきみ、生没年不詳)
奈良時代の歌人。大宰帥(だざいのそち)大伴旅人(おおともの-たびと)におくった歌が「万葉集」巻4、8におさめられている。天平勝宝(てんぴょうしょうほう)2年(750)正四位上に昇進。「万葉集」巻3に歌がある丹生王と同一人物ともいわれます。
巻8-1616:朝ごとに我が見る宿のなでしこの花にも君はありこせぬかも
※笠郎女(かさのいらつめ、生没年不詳)
奈良時代《万葉集》第4期の歌人です。閲歴も不詳です。笠金村の女(むすめ),笠御室の女、笠麻呂(沙弥満誓)と縁故ある女性等の説があります。《万葉集》に計29首入集しており、これは女性では大伴坂上郎女に次ぐ歌数です。すべて大伴家持への恋歌で短歌の形式。〈暮陰草(ゆうかげくさ)〉〈大寺(おおてら)〉等、独特の歌語を用いることが多く、多彩に相聞の情を歌っています。
ウェブニュースより
東京・渋谷の若者向けワクチン接種、本人確認の簡略化で待ち時間短縮「思ったよりスムーズ」の声も ―― 東京都が若者向けに開設したJR渋谷駅近くの新型コロナウイルスワクチン接種会場では29日、前日に続いて抽選制による接種が行われた。予約は不要で、当選者354人に対して1357人に抽選券が配られ、倍率は約3・8倍。本人確認の手順を改善して待ち時間の短縮化を図るなどしたため混乱はなく、若者からは「思ったよりスムーズだった」との声が聞かれた。
東京都の担当者によると、会場の渋谷区立勤労福祉会館では午前9時から抽選券を配る予定だったが、午前7時15分ごろには約50人の列ができたため、前倒しで配布を始めた。この日は、抽選券を配る際の本人確認を簡略化し、当選後に詳しく確認するように対応を変更。配布終了となる午前10時半の直前に駆け込みで数十人が一気に列をなす場面もあったが、作業は円滑に進んだ。
若者向けのワクチン接種会場については、初日の27日は先着制としたため未明から並ぶ人が集まり、午前7時半で受け付けが終了する事態に。2日目の28日からは抽選制に切り替えたが、当選者354人に対し、抽選券には6倍以上の2226人が殺到した。 (共同) (東京新聞 2021年8月29日 15時52分)
イエメン攻撃、40人死亡 フーシ派、政権側基地に ―― 【カイロ=共同】内戦が続くイエメンの南部ラハジ州で29日、親イラン武装組織フーシ派がハディ暫定政権軍側の基地にドローンやミサイルなどによる攻撃を実施し、少なくとも兵士40人が死亡、60人が負傷した。中東の衛星テレビ、アルアラビーヤが暫定政権側の軍事筋の話として伝えた。
基地は暫定政権を支援しているサウジアラビア主導の連合軍が拠点を置く。攻撃に市民が巻き込まれたかどうかは不明。
イエメン内戦はサウジが2015年に軍事介入し、イランとの代理戦争になっている。バイデン米政権は内戦の終結を目指しており、サウジとイランが今年4月から当局者の対話を再開していた。 【日本經濟新聞 2021年8月29日 21:03 (2021年8月30日 0:24更新)】
アフガン、新たなテロ「可能性高く」 バイデン氏 ―― バイデン米大統領は28日の声明で、アフガニスタン情勢をめぐり「今後24~36時間でテロ攻撃がある可能性が高い」との見方を示した。過激派組織「イスラム国」(IS)系勢力に対して新たな空爆を行う構えを見せ、追加テロを強くけん制した。
バイデン氏は28日午前、安全保障担当高官からアフガン情勢について説明を受けた。声明で「現場はきわめて危険な状況が続き、空港に対するテロリストの脅威も引き続き高い」と指摘。米軍司令官から36時間以内に追加テロが起きる可能性が高いとの報告を受けたと明らかにした。
アフガンの首都カブールの国際空港周辺では26日、IS系の「ISホラサン州」による自爆テロがあり、米兵13人が犠牲になった。空港は米国人やアフガン人らの国外退避の拠点になっている。米軍は27日、アフガン東部のナンガルハル州でISホラサン州に対し、無人機で空爆を実施して幹部2人を殺害した。
バイデン氏は空爆に触れて「この攻撃が最後ではなかった。我々は凶悪な攻撃に関わった全ての者を追い詰めて代償を払わせていく」と強調した。ISホラサン州に追加攻撃を排除しない考えを示すものだ。「米国に害を及ぼしたり、米兵を攻撃したりすればいつでも対処する」とも警告した。
バイデン氏がISホラサン州を強くけん制するのは、米軍の撤収期限が31日に迫っているためでもある。米国防総省のカービー報道官は28日の記者会見で、米軍がカブールの空港からの撤収作業に着手したと明らかにした。撤収作業に入ると即応体制をとりにくくなり敵に隙を与えやすくなる。
米メディアによると、28日時点で米兵4000人程度が空港を活動を続けているとみられる。一時は約5800人が活動していた。日本を含めて各国の退避作業に残された時間は少なくなってきた。
米国務省は28日、約350人の米国民が国外退避を望んでいるが、いまだにアフガンに残っていると明らかにした。これとは別に約280人に対して出国の意向を問い合わせているという。 【日本經濟新聞 2021年8月29日 5:10 (2021年8月29日 6:01更新)】
sechin@nethome.ne.jp です。
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